こんにちは!デジタルサーカス株式会社です。
今回は、「ギルド」と「タスクフォース」についてご紹介したいと思います。
「ギルド」と「タスクフォース」
「ギルド」という言葉は聞き慣れない方もいるかもしれません。元々は中世ヨーロッパで、同じ職業や技術を持つ人たちが作った組合を指す言葉でした。近年では音楽配信サービスのSpotify社が提唱した組織モデルをはじめとし、IT業界を中心に、同じ興味や専門性を持つメンバーが部署やチームの垣根を越えて集まる「コミュニティ」や「グループ」というような意味で使われることが増えています。
「タスクフォース」は、ビジネスの現場ではよく耳にする言葉かもしれません。元々は「特定の任務のために編成された部隊」を意味する言葉で、「特定の課題を解決するために一時的に集められ、課題が解決すれば解散するプロジェクトチーム」を指す言葉として、業界を問わず広く使われています。
デジタルサーカスでは、チームをまたがって、主にプロジェクト以外の作業をするグループとして、定常的に活動するギルドと特定の課題を解決するために一時的に活動するタスクフォースを設けています。
一定条件を満たせば誰でも新規にギルド・タスクフォースを立ち上げ、参加することができます。
デジタルサーカスのギルド
それでは具体的に、事例をお伝えしたいと思います。
現在活躍中のギルドとして「インフラギルド」というギルドがあります。
デジタルサーカスには、特定のプロジェクトを担当せずインフラ周りの整備やチーム/メンバーの技術的なサポートを行う「開発基盤チーム」がありますが、社内インフラの運用・整備は主にインフラギルドが担い、開発基盤チームを支えています。
インフラギルドの設立はなんと2016年!本記事の執筆時点ですでに10年以上の歴史を持つギルドです。
主な活動はオフィスのネットワークや全社で使用するサービスの維持管理・技術標準の作成で、現在はAI利用時のガイドラインを作成したり、AI利用を促進するための勉強会を開くといった活動も行っています。
もう一つご紹介したいのは「ヘルスケアギルド」。
現在は解散してしまっていますが、「オフィス改善ギルド」として始まったギルドがコロナ禍で「ヘルスケアギルド」に生まれ変わり、数年に渡り活動を続けました。
メンバーの健康面での悩みや訴えを受け止めることをベースとし、在宅ワークに変わったことを受けてヘルシーな宅食サービスの紹介を行ったり、デスクワークでは避けられない肩こりなどの解消法を記事にしてアップしたりと、健康に関する調査や情報発信を行いました。
デジタルサーカスのタスクフォース
タスクフォースは一時的に結成されるグループであるため、常に活動しているわけではありませんが、ここ1-2年では「評価プロセス改善タスクフォース」「トレーニング改善タスクフォース」「AI駆動開発タスクフォース」といったタスクフォースが活動していました。
「評価プロセスを改善させたい」「入社時の教育制度をよりよくしたい」といったメンバーの想いから始まったタスクフォースもあれば、会社でのAI駆動開発推進方針を受けて、各チームと連携する形で発足・活動しているタスクフォースもあります。
「やってみたい」を形にする仕組み
ギルド・タスクフォースの立ち上げ方はとてもシンプルです。
ギルドの場合、
- 今後一年以上継続して活動する意思がある
- 自主的に参加するメンバーが3名以上いる
タスクフォースの場合、
- 解決するための課題がある
- 自主参加するメンバーが2名以上いる
という条件を満たし、All Hands(月に1度開催される全社ミーティング)で宣言すれば発足させることができます。
どちらにも共通しているのは、会社ではなくメンバー自身が発起人となって立ち上げ、興味を持ったメンバーが参加して活動するという点です。
ギルドやタスクフォースによって社内ルールが決定することも珍しくはありません。社内の原則に反しない内容であれば、活動の中で決めたルールやフローを全体に提案し、反対がなければそのまま制度化することができます。
もちろん、会社の制度やプロジェクトの内容に関わる場合、ギルド・タスクフォースだけでは決められないこともあります。また、タスクフォースの場合は原則半年間が活動期限となっているため、当初の目標を達成できずに解散に至ってしまうケースももちろんあります。
それでも、興味や課題があり、取り組むメンバーがいて、周囲の賛同が得られればいつでも取り組みを開始・再開することができます。
これもデジタルサーカスの自律型組織らしさが表れている部分だと思います。
ギルド・タスクフォースの活動ルール
メンバーが自由に参加できるギルド・タスクフォース活動ですが、もちろん守るべきルールが存在します。
それは
- コミュニティ活動と併せて業務時間の20%以内に収めること
- 活動継続のためには社内メンバーから一定の賛同を得ること
- プロジェクトチームと同様に目標管理、活動報告、セキュリティ対策などを行うこと
です。
デジタルサーカスではOSS貢献(Drupal.orgでの技術貢献)やDrupal・PHPといった各種コミュニティイベントへの参加を業務内で実施することが可能ですが、ギルド・タスクフォースの活動は、それらコミュニティ活動と併せて自身の稼働の20%以内に収める必要があります。
チーム業務があってこそのギルド・タスクフォース活動ということです。
また、活動を業務時間内で行う以上、一定の需要や成果が求められます。
プロジェクトチームと同じように、OKR(デジタルサーカスが採用している目標管理フレームワーク)の設定やAll Handsでの月次報告は必須です。さらにギルドの場合は、毎年行うアンケートにて会社の過半数の継続支持を得ることが次年度継続の条件となります。
毎年実施しているセキュリティ監査などへの対応もプロジェクトチームと同様の対応が必要となっています。
自由に結成・活動できるからこそ発生しがちな課題に対しては、『一人ひとりが自分で考え、動ける「自律型組織」』にてご紹介したとおり、「仕組み」で解決しています。
今回もデジタルサーカスらしさが伝わっていれば嬉しいです。
次回もぜひお楽しみに!
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