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カフェで水を販売して欲しいよ

おはようございます!
三井滉平です。

demmpaという会社で、個人のキュレーションメディア「knower(ノワー)」を運営しています。リンク+コメントで簡単にあなただけのまとめを作ることができるサービスです。

▼サービス詳細はこちら
https://hello.knower.jp/

今日は個人的な思い丸出しのタイトルにしてみました。最近思ってることを書きつつ、そこから抽象化して自分たちのサービスに当てはめられたらいいなと思っています。

カフェで水を販売して欲しい!

在宅ワークが増えたものの、やっぱり外で働くと生産性が高いなと感じるので、カフェに行く機会が増えてきました。近所のカフェから、その日の予定がある土地でカフェに入ってみるなど、ここ最近はカフェに行きまくってます。

そんな時、何を注文するかを悩むんですね。僕は水以外の飲み物は基本飲まないのと、カフェでフード系頼むことはほぼありません。水以外飲まないのは、そもそもコーヒーや紅茶・ジュースなどが好きではない(嫌いでもない、普通)のと水は健康にいいらしいと聞いたからです。フードも間食は食べないようにしてるので、頼まない感じですね。

となると、カフェで頼みたいのは”水”なんですが、ほとんどのカフェは”水”売ってないんですよ。売ってたとしても100円くらいでフードなどと一緒に頼むことを想定した値段、、。なんかこれを頼むのは気が引けるので、いつもコーヒーや紅茶を頼んでいます。

けど、コーヒーや紅茶を飲みたいわけではないので、そのまま誰かにあげたり、申し訳ないながら最後まで飲みきれなかったりします。

なので僕は、カフェには行きたいけど、頼むものがないので、いつも困ってます。普通の水が500円くらい(コーヒーと同じ値段)で販売されていたら、僕は迷わずそれを買います。水は無料の所も多いので、カフェ側はその値段で販売しづらいかもしれませんが、僕は500円の水が飲みたいですね、、。

この現象、最近カフェに行く度に思っていたことですが、実は飲食店だけじゃなく自分含め多くのサービス提供者が考えるべき問題かも?と思いました。

自分たちが提供しているものは何?

「カフェ」は何を提供しているのかと聞かれたら、僕は「ドリンクの提供」だけじゃないと言います。カフェが提供しているのは「空間」であり、「ドリンクはおまけ」であるとさえ思ってます。だって、ドリンクが欲しいならカフェじゃなくて自動販売機でもコンビニでも買えるので。

スタバがサードプレイスを提供しようとしてるのは有名な話ですが、全てのカフェも同じように「空間提供者」であると僕は思います。

僕みたいに作業や会議をしに行く人、友達と話すために行く人、仕事中のちょっと一息つくために行く人、読書のために行く人、理由は様々ですが、カフェに行く理由は「そこに行って○○をするため」がとても多いと思います。(もちろん、フラペチーノみたいにドリンクで集客してしまう最強のドリンクもありますが。。)

そう考えると、僕みたいに「カフェの空間代をお支払いするので、水販売してもらって大丈夫ですよ」勢は意外にいる気もするんですよね。カフェ側が今やってないのは、コワーキングっぽくなってしまい滞在時間を伸ばして欲しくないからなのか、気づいてないからなのか、なんなんだろう。

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おっと、カフェの話が伸びてしまいましたが、このように自分たちが提供しているものを正確に把握することはサービス提供者にとってめちゃくちゃ大事なことだと感じました。

ジョブ理論で言われるジョブ的なことに近いと思いますが、お客さんはこのサービスを通して何をしたいと思っているのか、それは多分機能を使いたいという表面的なものではなく、機能を使った先にある体験価値や心の変化にあることが多いです。

そこを間違えると、変にリッチな方向にサービスを強化してしまったり、原価が高いものを使ってしまったりと、余計な施策を打ちまくってしまいます。

knowerの価値とはなんだ?

その前置きがあり、自分たちのサーブスについても考えてみます。

僕らが提供しているknowerでは、リンクを保存する機能とカテゴライズしてまとめが作れる機能、この2つを提供しています。で、僕らの当初の予想ではSNSでの発信のためにまとめコンテンツを作る人が多いのかなと思っていましたが、実際はそことは全然違うところに価値を感じてくれる方が多かったです。

友達からいつも聞かれることをまとめてみたり、自分専用にブックマーク的な使い方をしたりと、機能は全く同じでも使われ方と感じてくれてる価値、体験が予想とは違いました。なので、ここのズレと元に僕らの仮説を修正しつつ、knowerの方向性も少しずつ変化していきました。

当初の発信のためのツールから、今は半オープンな空間でのブックマークと言いますか、自分が体験したものをブックマークしていくコレクション的なサービスであり、それを友達に気軽にシェアできたり、友達との反応を楽しんだりと、Pinterestをもうちょいソーシャルに寄せた方向性がいいのかなーとか思ってます。(この辺は綺麗に言語化できたらまたブログに書いていきます。)

僕自身もユーザーとしてknowerを使ってますが、確かに発信のためにまとめを作るよりも、後で思い出しやすいようによかった記事や本・カフェのリンクを保存しておいたり、友達からよく聞かれることをまとめて送ってあげたりといったほうが体験として楽しいです。

なので多分、knowerが提供している価値は、「knower上に自分が好きなものが溜まっていく楽しさ(ポケモン図鑑が埋まっていく感じ!)」と、「まとめを通じた友達とのコミュニケーション(ここもいいよ!、おすすめされて行ってきた!、教えてくれてありがとう!など)」にあるのかなと思いました。

のでので、この辺の提供価値(体験)を研ぎ澄ませていくように改善を考えています。

先入観や自分たちの仮説に囚われず、本当にお客さんが求めていて、価値を感じてくれる箇所はどこなのかを客観視して、それを突き詰めていくことが大事だと、カフェ水事件(事件ではないけど。。)から学びました。

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というわけで今日はそんな感じです。

おわり。

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