Top 50 Brands for Millennials - 2015 (Moosylvania) | Ranking The Brands
The Brand Rankings, Top 50 Brands for Millennials - 2015 by Moosylvania
https://www.rankingthebrands.com/The-Brand-Rankings.aspx?rankingID=390&year=957
昨年、フィリピンのセブ島に出張した時のことです。月曜日からミーティングでしたので、前日入りしたのですが、週末でもあり飛行機を取るのに苦労していました。その為、日曜日の午前中早い時間に着くことになりました。そして、時間を持て余した私は、島の反対側のビーチリゾートに行くことに決めました。そしてタクシーに乗ったのですが、ドライバーがとても楽しい人で、たわいも無い話をしていました。旅先で、よくある展開で「ビジネス?ホリデー?」と質問されました。あまりに興味深々だったようで、「職種は?」「どこの会社?」と繰り返し聞くので、「デルで働いています」と言ったところ、「えっ!デル?あのデル!スゲー!サイコーのパソコンじゃないか?」(このような雰囲気で、私の勝手な日本語訳)と賞賛してくれて、とても嬉しくなりました。何か自分が褒められていたような気がしたのですが、創業者を初め、多くの先輩達が、このセブ島でも知られる憧れのブランドを作ったものと実感しました。
そして、私がデルの門を叩く時のことを思い起こしました。私は、本を読むのが好きで、何か知りたいことがあると本を読むのが好きです。その為、綺麗な図書館の近くに引っ越したくらいです。私はデルの書物を読み始めました。私が当時入手したのがこの写真の6冊です。まず、デルのことのみでこれだけの書物があることが驚きでした。興奮冷めやらず、週末で一気に読破しました。私の意志が固まるのに時間はかかりませんでした。
そこには、それまでの常識を覆す創業者のマイケル・デルの言動、常に変革を続けるビジネスモデルやマネジメント手法がキラ星の如く散りばめられていました。その一方、幼い時に、お父さんから買ってもらったパソコンを、家に届くやいなや分解してしまったり、大学を1年で中退したり、波乱万丈な青年像も見えてきます。そして大学の寮の一室で、1000ドルの資金を基にデルコンピュータを創業します。お父様が相当厳格な方だったようで、勝手に中退したマイケルに「コンピュータなんかにうつつを抜かすのはやめて、学業に集中しなきゃいかん。物事には優先順位というもの がある。おまえは人生で一体何がしたいんだ?」と尋ねたところ、答えはいかにもマイケルらしく「ぼくはIBMと張り合いたいんだよ」と当時のコンピュータ業界では、唯一無二の存在である世界最大のコンビュータメーカーと闘うという突拍子も無いものでした。その当時、コンピュータ業界で働く人は、そんなことを考えもしたことがないほどIBMは大きい巨人でした。この言葉に表されるように、コンピュータ、ITが好きで、前例の無いことを突き進んでいる。これがデルの普遍的なDNAです。1984年の創業から、32年の時を経て、Dell EMC, Dell Technologyとして世界最大の総合IT企業になることが出来ました。マイケルの強い思いが実現したのでしょうが、マイケルをよく知る人はパソコン好きな少年がそのまま大きくなって、巨大企業のリーダーでありばながら今でも技術にとても詳しいと言われています。マイケルの心の中は何も変わっていないものでは無いかと思われます。そして、マイケルはまだこれも序章だと言っています。
そのようなフレッシュにいつまでも若い会社のイメージのせいか、幅広い世代にDellのブランドは支持されています。特にミレニアム世代と呼ばれる1980年代から2000年代初頭に生まれた世代で、幼い頃からデジタル機器やインターネットに接し、デジタルネイティブと呼ばれることも多く、SNSに積極的に参加しています。また、マーケティング的には、ターゲットとなる大きな潜在購買層になってきています。そのミレニアム世代が選んだブランドの中で、Dellは堂々15位に入っています!中学生から自分の中の最大なブランドのadidas社の次に位置しますので、このランキングを見た時とても興奮しました。
私たちは毎日仕事を始めると、PCのモニターやノートブックの画面を見つめます。その下に、「DELL」のロゴが目に入ってきます。このブランドの持つ意味を知らず知らずの内に感じているはずです。そして私たちは、今日も前例の無いことをやってみよう!そして、自分もいつか、ブランドの名声に貢献できるように頑張ろうと思うのです。
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