2022年11月8日、アメリカでは中間選挙が行われました。
アメリカ国内のインフレや、エネルギー価格上昇が、争点の一つとなり、
今後のアメリカの行方が気になるところです。
さて、
このアメリカの中間選挙に出てくる、「上院」「下院」。
どんな違いがあるんだっけ・・・。
昔、勉強したはずなのに・・・、もう一回確認してみるか!という方向けに、
改めて、整理してみましょう!!
※私もその一人です・・・。
アメリカ合衆国の中間選挙は、
4年に1度行われる大統領選挙のちょうど「中間」の時期に、
全米で一斉に行われる連邦議会の上院と下院の議員選挙や、州知事選挙などを表します。
11月第1月曜日の翌日の火曜日に行われると決まっていて、ことしは11月8日が投開票です。
※今まさに開票が行われていますね!!!
選挙後のアメリカ政治の方向性を占うことにもなると言われる重要な選挙です。
ニュースでよく出てくる、「上院」「下院」。
概要部分をしっかりと自分のためにも上院、下院の違いをまとめていきたいと思います!!
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【議員数】
上院 100名
下院 435名
上院は、州の人口に関係なく、各州から2名上院議員を選出します。
下院は、人口によって各州に何名下院議員を選出できるか決まっていますので、州の人口が多ければ多いほど、議員数が多いということですね。
【任期】
上院は、6年
下院は、2年
どちらも任期が終わっても、再当選すれば議員を何回でも続けることが可能です。
ちなみに、日本の衆議院のように解散はありません。
任期が6年の上院は、全議席を、クラス1、クラス2、クラス3の「3クラス」に分けて、全上院議員の約1/3を2年ごとに改選するという形をとっています。
今年は、クラス3の上院議員が選挙対象のようです。
【権限】
上院・下院で、役割の違う権限がありますので、確認をしてみましょう。
上院は、
・大統領への助言と同意
・条約の批准
・大統領指名人事
下院は、
・予算案の先議権
・大統領・副大統領その他の裁判官を含む連邦公務員を訴追できる *上院は、その後の裁判を担当
・大統領選挙において選挙人を過半数獲得した候補がいない場合は大統領を選出する
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大枠については、このようなところでしょうか。
これらを踏まえて。
今回の中間選挙において、民主党、共和党がどのような議席をとるか。
上記の仕組み、権限のなかで、それぞれがどのように、今後のアメリカ議会を運営していくかをみていくと、新しい見方ができるかもしれません。
何はともあれ、少しでも、アメリカ、そして世界が良くなる方向に進んでほしいですね。