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What we do

【代表作】インドネシア産カカオ豆から手作りするチョコレート・トリュフ
【カカオの品質向上@インドネシア・スラウェシ島】
【重要】 ――――― 現在、Dari K 株式会社ではWantedly上においては応募受付を休止しておりますが、ご関心のある方はDari Kまでお気軽にお問合せください。 http://www.dari-k.com/recruit/ ――――― Dari Kは、インドネシア産カカオを用いて「カカオを通して世界を変える」という企業ビジョンのもと、カカオの輸入・卸およびチョコレートの加工・製造・販売を手掛けています。 ▼チョコレート事業 自社直営の京都本店と祇園店を中心に、チョコレートの販売を行っています。 ▼ワークショップ/カカオ農園ツアー事業 春から秋の期間を通して、京都本店を中心にした手作りチョコレート教室を開催しています。 また7-9月の夏季期間は、Dari Kと行くインドネシア・カカオ農園ツアーを開催しています。毎年、学生から大会社の役員、研究者や国際機関の方々にご参加いただいています。 ▼卸事業(カスタマイズされた業務用チョコレートの販売) 現在、こちらに軸足を移しつつあります。 東京の営業所を開設する計画を進めており、その意味で京都・東京の両方のおいて募集を進めてまいります。

Why we do

【インドネシアのカカオ生産量は世界的に見て高い】
【日本に輸入されるカカオは、アジアのインドネシアではなく、約8割がアフリカ・ガーナから】
【努力すれば報われる世界の実現のため】 皆さんがカカオと聞いてイメージするガーナなどのアフリカ諸国やエクアドルなどの中米の他に、実は日本と同じアジアでもカカオは栽培されています。 意外かもしれませんが、インドネシアは世界屈指のカカオの一大産地なのです。 ▼なぜ輸入されないのか それは、インドネシアでは、美味しいチョコレートをつくるのに不可欠な「発酵」という工程を行わずにカカオ豆を出荷していたのです。さらに、生産者は発酵のやり方を知らないばかりでなく、仮に発酵させて質の良い豆を作ったとしても、発酵させていない低品質な豆とほとんど変わらない価格でしか買い取ってもらえないという現実があることも同時に判明しました。 ▼Dari Kがその仕組みを変える 日本の市場が求める品質のカカオをインドネシアで生産していくためには、まずは現地のカカオ農家にカカオ豆を発酵させることでチョコレートにした時の香りが格段に良くなることを理解してもらうことが必要です。そこでDari Kはカカオ農家に対する啓蒙活動に取り組みました。 続いて実際に発酵技術を指導し、さらには発酵させた高品質なカカオ豆を直接買い取ることで彼らの収入環境の改善に励みました。同時にインドネシア産カカオ豆が持つ「発酵していない低品質」なイメージを払拭し、収穫後の適切な発酵により苦味と酸味のバランスの取れた高品質なカカオ豆として世間の認知度を向上させるため、自ら輸入し、そのカカオで作る香り高いチョコレートを世に送り出しています。

How we do

▼生産者と消費者をつなぐことで見えてきた世界 2014年から日本の消費者を連れて、 毎年インドネシアのカカオ農園までのツアーを開催しています。 日本人の参加者は非常に感激して喜んでくれましたが、農家からも意外な反応がありました。 農家の人が、「なぜおれたちの村に日本人が来るんだ?」と聞くのです。インドネシアに行く日本人は9割がバリ島を訪れますが、バリ島でもジャカルタでもない、スラウェシ島という、旅行者が普通行かない島の、さらに空港から7時間かけていく山奥になぜ日本人が来るのだろうと聞くわけです。農家自身はカカオを育てている場面を外国人が興味を持って見に来ることが理解できないのです。自分たちがしていることはすごいことでも何でもないことだと思っているのです。「いやいや、農家の皆さん、僕らはあなたたちのやっていることを大変評価しているし、どのようにやっているかを見たいのです」と言っても、「外国人と会うのは初めてだ」とドギマギしています。スラウェシ島に来る外国人は年間数十人のところに、Dari Kが100人の観光客を連れて行くわけですから、日本人の観光客がいきなりダントツ1位になるので、現地の県知事や観光局が歓迎会を開いてくれたりします。 Dari Kがスタートして何年も農家に対しては、化学薬品や殺虫剤、防虫剤を撒くのをやめてくれと言い続けてきました。オーガニックの方がよいというのもあるのですが、それ以前に、日本にカカオが輸入されてきたときに抜き打ちで残留農薬のテストがあるためです。しかし農家は、「農薬や化学薬品を使わないことはできない」と言います。「もし自分が化学薬品を使わずに、虫がたくさん来てしまってカカオがやられたら、Dari Kはそれを補償できるのか? 生産量が半分になったら、Dari Kはその分を補償してくれるのか?」と言われたので、「それはできない。Dari K自体も小さな会社だし、そこまでリスクはとれない」、「それは俺たちも同じ。俺たちにとっても生計がかかっているから、そんなリスクは取れない」。 そんな農家が、ツアー以降のある日「もう農薬は使いたくない」と言うのです。 「今まで私が作った豆をDari Kが買ってチョコにして、日本の消費者が食べているというのは聞いていてわかっていたけれども、日本の消費者に会ったら、彼らは消費者とかお客様ではなくて家族のようだ。家族に対して、自分は手袋をして、サングラスをして、農薬が自分の体にかからないようにしないといけないような薬品を扱っている。家族にそういう危険なものは届けたくない。化学薬品は使わないから、虫を防ぐ方法を考えよう」 消費者と農家が会うことによって、お金ではなく、お客さん=家族によいものを届けたいという気持ちが生産者側に芽生え、その精神的なつながりが化学薬品を使わない農業へのきっかけになりました。 こういった取り組みを通して少しでも現地に、そして日本の皆さんに、「おいしい」チョコレートを届けたいと思っています。 https://www.youtube.com/watch?v=FWhLTQQEA10&app=desktop