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出口、決めている?

成功している人ほど、考え方が違う。これは誰もが納得することだと思います。ちょっとした例をお見せしたい…。

例えば、ビジネスを新しく作るとき、多くの人は「こうなったらいいなぁ」という目標を考えます。それは売上かもしれないし、名声かもしれないし、お客さんの数かもしれません。まぁ、楽しいものです。自分が目標達成した姿を思い浮かべるものなのでね…笑

でも、ほとんどの人が考えないこと。それは、「どうなったら事業をやめるか?」という出口です。撤退ラインを敷いておくんですね。僕が尊敬している起業家・社長の方は、みんなこれを言っていました。「自分が新規事業を作る時、決めておくのは撤退ラインだ」と・・・。

他にもあります。例えば、何かを買うときに、あなたはどんなことを考えますか?例えば、服にしましょう。ほとんどの人は、似合うかどうか。手持ちの服、クローゼットの中の服に似たものはないか?状況を考えて決めるのではないでしょうか?違う考え方もあります。

「これは、いくらで売れるだろう?」

つまり、買うときではなく、売るときですね。何かがあった時、売った時に高い価格で売れた方が、メリットがあるということで、この考え方をしている人がいます。思い出した人だと、これをベースに時計のロレックスを買おうとしていた人がいた…

共通点は、出口だ。

入り口を決めるのではなく、出口を決めるというもの。成功している人は、この出口を決めている人が多いです。じゃ、質問です。

キャリア・仕事選びにおける出口、決めてます?

この場は、キャリアとか仕事選びについて話なのでね。どうだろう?出口のことを考えているだろうか?つまり、仕事を選んだときに、辞める時のことを考えられているか?ということです。なんで、この話をするかというと、ちょっとした笑い話(笑い話にしていいかは謎だが)がある。

とある中途採用の面接の場。ある面接官が、質問をした

面接官
「(履歴書を見ながら)なるほどね・・・。〜〜さんは、何ができるんですか?」

応募者
「えっと、、、課長ができます」

つまり、何もできないということね。仕事をなくしたとき、肩書きが課長であったというだけの話。つまり、会社の看板を降ろして、肩書き無しで、社会に出たら何もできない…ということです。

うわぁ・・・と思う気持ちはわかる。これについていうと、出口のことを考えていなかったから起こったんじゃないかと思う。つまり、その会社を辞めたとき、会社の看板や肩書き無しで、社会で戦えるスキルや知識を持っているか?ということを、考えていなかったんじゃ?と思うわけです。

僕はキャリアや仕事を選ぶときに、「仮に会社がなくなっても…」というのは、かなり考えた。そして、今の会社を選んだ。仮に、1人になったとしても、食っていけるだろう。というスキルや知識を得るために、選んだ。

比較的、出口を考えていたんじゃないかと思う。

辞めたとき、何が残るか?出口を考えて仕事やキャリアを選ぶ

会社の待遇を考えること。これはおそらく、どの入り口なのかを考えていると思う。そうではなく、出口がどこになっているか?を考えることじゃないだろうか。

入るドアが豪華でも、ドアの中や出口が汚かったら意味がない。

この話をして思い出したことがある。ホテルマンって、個人的にすごいきつい仕事だなと思っている。やれている人を見ると、すごい尊敬する。その中で、たまたまリッツ・カールトン出身の人と出会った。

リッツのホテルマンって、すげー辛そう。なんてイメージがあったが、みんなは楽しく働いているんだとか。楽しくは語弊か。やりがいを持って働いているんだとか。さらに、入るのも超難しいんだと。その人に聞いたら(あくまで、その人だからだと思うんだが)、リッツ出身の起業家って、かなり成功している人が多いんだとか。

一流の人と話せる。気遣いを学べる。とか、色々学べるから、その人はリッツに入ったんだと。その結果、その人もある程度成功している社長になったと言っていた。これも出口を考えたキャリアなんじゃないかと思った。

要は、「入社したところを辞めたときに、自分に何が残っているか?」それは待遇なんだろうか?それとも、そこで学べるスキルや知識なのか?どちらを選ぶかが、その人の20年後、30年後の豊かさを決めるのではないのか?そう思うわけです。

じゃ、、、あなたは、どの会社を選びますか?どんな仕事を選びますか?キャリアをどう選びますか?この決断は、あなただけじゃなくて、身の回りにいる人にも影響する決断になるんじゃないでしょうか?

ー西埜巧祐

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