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アドテクノロジーは多くの可能性を秘めている〜研究職に就かなかった理由〜

株式会社CyberZに入る前

慶應義塾大学理工学研究科後期博士課程で研究の毎日を送っていました。研究テーマは「日本語Wikipediaからの大規模オントロジー学習」という、今流行りの人工知能の分野で、キーワードとしてはナレッジマネジメントやオントロジーになります。AIの領域ではありますが、機械学習やディープラーニングを駆使するというよりも、いかに人間の知識をモデリングし、オントロジーと呼ばれる機械が可読な構造体にするかという事に焦点を当てて研究をしていました。 博士課程中は、助教(有期・研究奨励)として大学の講義を行なったり、高校生に人工知能についての講演をしにいったりもしましたし、日本学術振興会特別研究員(DC2)として、研究助成金をいただきながら、自身の研究をしていたりしていました。

就職活動時に研究職に就くことは全く考えていませんでした。当時から、「自身でサービスを創りたい」、その上で自身がこれまで培っていた人工知能の領域を生かせればベストだと考えていたため、AIの領域を生かしつつ、自身の手でサービスを創っていける企業に絞って就職活動をしました。その時に「アドテクノロジー」という領域を知りました。

アドテクノロジーの世界は非常に色々な可能性がある領域だと思っています。膨大なデータがあるだけでなく、日々新しい広告商材がリリースされ、市場は高速に変革をしています。こうした変化が激しい市場で、人力で事業を進めていくことには限界があると思っています。だからこそ、自動化・AI化が最大限力を発揮できる市場であると考え、CyberZに入社することを決めました。

現在

2014年5月にCyberZに新卒として入社してから、様々なプロジェクトに関わらせていただきました。その中でも広告効果計測ツール「F.O.X」のプロジェクトに関わることが最も多く、F.O.Xの開発を行なっているF.O.X事業部では主に下記のプロジェクトを担当しました。 ・F.O.Xの管理画面リニューアルプロジェクトのメンバーとしてScalaでサーバーサイドの開発を担当 ・アクセス解析機能リニューアルプロジェクトの開発リーダーとして要件定義からサーバーサイドの開発を担当 ・アクセス解析チームの開発リーダーとしてイベントキックバック機能刷新プロジェクトを担当 ・統合管理画面リニューアルプロジェクトのUI/UXチームリーダーとして要件定義を担当 ・導入テストシステム刷新プロジェクトの要件定義とサーバーサイドの開発を担当 ・集計システムAWS移行プロジェクトでサーバーサイドの開発を担当

F.O.X事業部だけでなく、AI技術推進室を立ち上げ、室長としてFingerprint計測改善・売上予測・チャットボットサービスの立案、アドテク新商材の開発やデータ分析など、入社からこれまでの3年間で、エンジニアとして開発だけでなく、サービスの立案から、要件定義、UI/UXの仕様定義、チーム運営など広く、様々なことを経験させていただきました。当初、就職活動時に自身が思い描いていた、研究や開発に特化するのではなく、ビジネスレイヤーも含めて色々なことに挑戦したいという希望が叶いました。

現在は、これまでの広範囲での経験を生かし、F.O.Xのプロデューサーとして「戦略立案」と「開発チーム横断の要件定義」を行なっています。

株式会社CyberZについて

弊社には「創って作って売る」という共通言語があります。プロダクトは作ったら終了ではありません。市場にない新しいものを創り、形にし、販売する。そして、ユーザーの声を聞いて、また新しいものを創ったり、サービス改善につなげてゆく。こうしたPDCAのサイクルを回していくことが、変化の激しい市場には必要な要素であると考えています。

エンジニアとして開発に注力するのは当然ですが、自身が手がけるプロダクトをユーザーの目線に立って真剣に考え、メンバー一丸となって創っていきたいという強い思いがあります。

今後どういうことをしていきたいか

F.O.Xは現在国内No.1のシェアを誇るツールになっています。今後、グローバル展開に注力していく予定です。世界No.1を目指すにはまだまだやらなければいけないこと、考えなければいけない課題が山積みです。 こうした課題を一つ一つ解決していき、F.O.Xを世界No.1のツールにしていきたいです。

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