IT企業とはまったく異なる業界から株式会社CyberOwl(以下、サイバーアウル)へ転職した社員へのインタビュー第2弾!
今回は、「テラコヤプラス by Ameba(現:Ameba塾探し)」(以下、テラコヤプラス)でリスティング広告の運用を担当している篠崎彩音です。
篠崎の前職は小学校の教師。IT企業への転職活動中、「学校の先生にできることはない」と言われたこともあったそうですが、そんな言葉を跳ね返す活躍を見せ、社内での功績をたたえる場でも表彰を受けています。
篠崎 彩音:マーケティング事業部 マーケター|2017年から公立小学校教諭として滋賀県、東京都で勤務。2022年5月に株式会社CyberOwlへ中途入社し、現在は教育事業の広告領域でマーケティングに携わる。
「チャレンジを楽しもう」子どもたちに言い続けたことを今度は自分が
―前職のお仕事について教えてください。
篠崎:前職は公立小学校の教師で、地元の滋賀県で3年間、東京都で2年間していました。
小学3年生からずっとバスケットボールを続けているんですが、大学生時代に小学生チームの指導をしたことがきっかけで、より多くの子どもたちに諦めない気持ちや、チャレンジすることの楽しさを経験させてあげたいと思い、小学校の教師を目指しました。
教師の仕事は楽しかったですが、今は共働き世帯も多いので、子どもが一番接する機会が多いのは私たち教師かもしれないと思うと全然手が抜けなかったですね。ノートに丸を付けるだけでも「はなまるだけ書いておこうかな」と思いつつ、「やっぱりコメントも書いておこう」とすべてに気持ちが入っていました。
―なぜ転職しようと思ったのでしょうか?
篠崎:保護者会などで“子どもたちが大きくなったときには日本の社会はすごく変わっていて、今ある仕事もAIがするようになる”と教育の変化などについてお話しする機会が多々あったんですが、そういう話をしておきながら「私こそ社会のこと全然知らない…」という思いがあったんです。
私が子どもたちに教えていることは本当に合っているのか、自分でも実際に体感するべきだという気持ちがでてきて、転職を決意しました。
ただ、子どもたちには先生を辞めることは事前に伝えることができないので、「また篠崎先生がいいー」って言われたりするとすごく心が痛かったですね。
―教員からまったく違う世界へのチャレンジに不安はありませんでしたか?
篠崎:不安だらけでした。でも、これまで子どもたちにも「チャレンジを楽しもう」とか 「とりあえずやってみよう」って言い続けてきたので、今度はそれを自分が見せる番だと思い、それをパワーにして前に進みました。
“育てることに時間をかけてくれる”それが心強かった
―IT企業を志望した理由を教えてください。
篠崎:時代の最先端であり、時代に合わせた変化がもっとも大きい場所だと思ったので、IT企業への転職を希望しました。
ただ、前職とかなりかけ離れているので他社の面接では「未経験の方には難しいです」「学校の先生にできることは、うちの会社ではありません」って言われたこともあり、「厳しい世界なんだ…」と痛感しました。
―そのなかでCyberOwlへの入社の決め手はなんでしょうか?
篠崎:アウルの面接では、前職のことはほとんど聞かれなかったんです。それよりも私の人となりや、私がどのような考え方をもっているのかについて聞かれました。「ここは私のチャレンジを受け入れてもらえるところなのかもしれない」と。
また、アウルでは「テラコヤプラス」という教育メディアを運営しているので、私の教育に対する想いをこの会社なら活かせるのではと感じました。
ー実際に入社してみていかがでしたか?
篠崎:初めの一か月は、実務画面でないサンプル画面を使用して徹底的に業務について学びました。教員時代は、エクセルの関数などをほとんど使ったことがなかったので「本当にできるようになるのかな…」という疑いの気持ちをもちながらも、毎日とにかく練習していました。
ただ、先輩社員の方が「自分で一度やってみて、それでも分からなかったら教えるよ」とサポートしてくださり、忙しいなかでも自身の業務の手を止めて向き合ってくれるんです。
“新しい社員を育てることに時間をかけてくれる”それが心強かったですね。
“諦めずに向き合う姿勢”は教員時代に養われたもの
―現在のお仕事はどのようなものですか?
篠崎:テラコヤプラスのリスティング広告の運用をしています。例えば、googleでの検索画面で、「塾 渋谷区」と検索すると、最初に「広告」と小さくついた検索結果がいくつか出るかと思うのですが、それが「リスティング広告」と呼ばれており、多くのユーザーに便利に利用していただけるように、品質の改善をおこなっています。
作業としてはすごく地道で、小さな積み重ねみたいなところがあるんですが、そのちょっとした積み重ねが数字の変化として表れるので、嬉しいですね。
―前職で活かされている部分はどのあたりでしょうか。
篠崎:教員時代は“人の人生に大きく関わっている”という部分に誇りをもっていたので、決して妥協せず真摯に仕事に向き合っていました。その仕事に対する真摯な姿勢は今でも活かされていて、大変なことがあっても「諦めずにやってみよう」と取り組んでいます。
―今後アウルでチャレンジしたいことなどありますか。
篠崎:今任されている業務のスキルをより高めていきたいというのは、目の前の目標としてありますが、ゆくゆくは子どものスポーツや教育の現場がより魅力的で活気溢れるものになるための手助けができたらいいなと思っています。
スポーツや教育の現場は「大変そう…」というイメージがありますが、子どもたちが大人の想像を超える成長した姿をみせてくれる場所であり、日々感動的な場面で溢れています。
私自身もスポーツを通して成長することができた子どもの一人なんです。子どものころは、クラスの出欠席ですら声をだして「はい」って言えないぐらい引っ込み思案な性格だったんですが、バスケットボールに出合い、その過程で自信がついてさまざまなことに積極的になれました。
そんな経験を一人でも多くの子どもに体験してもらえたら嬉しいですし、今教育メディアを通してその第一歩を提供できる場にいられることにとてもやりがいを感じています。
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