コンサルティング・システムエンジニアリング・経営支援・AIプロダクト実装構築の4つの事業領域を展開する会社であるキュリオシティ株式会社。
今回は2025年5月に入社し、現在エンジニアとして活躍する太田 率期(おおた りつき)にインタビュー。文系出身、プログラミング未経験から、わずか1ヶ月で実務デビューを果たした太田。前職のキャリアアドバイザーからエンジニアへの転身のきっかけ、未経験からの挑戦で感じた苦労とやりがい、当社のエンジニア職の魅力について詳しく聞きました。
なお記事の執筆には、株式会社ストーリーテラーズさんにご協力いただきました。
現在の業務内容
太田さんが現在担当しているのは、業務システムおよびWebアプリケーションの開発業務。経費管理システムと社内の経費申請データを連携させ、情報の照合・突合やデータの最新化を行うシステムの構築に取り組んでいます。
「基本的に提携会社の方々と一緒に作業を進めています。プロジェクトの設計や開発手法については、提携会社の方々にアドバイスをいただきながら開発を進めています。
生成AIを活用した開発手法も取り入れており、従来人間が書いていたコードの多くをAIに書かせて、私たちは要件定義や上流工程に集中しています。とはいえ、AIが書いたコードは精度100%ではないので、私たちの目でしっかり内容をチェックします。また、AIはどうしても無機質に感じるコードを作成することが多いので、人の手を加えて品質を高めています」
未経験でエンジニアをめざしたきっかけ![]()
太田さんは大学時代、文学部で哲学を専攻し、2024年3月に卒業。新卒では、IT人材向けのフリーランス案件紹介を行うキャリアアドバイザーとして1年間勤務していました。
「前職では、個人事業主や法人化した経営者、正社員から個人事業主への転換を考えているエンジニアやデザイナー、コンサルタントの方に案件の紹介を行っていました。新規アポの獲得から提案営業、単価交渉、契約書作成まで一連の業務を担当していました」
そして、キャリアアドバイザーとして働く中で、太田さんの中に新たな想いが芽生えました。
「キャリアアドバイザーとしてエンジニアの方々と深く関わる中で、『自分もエンジニアをめざしたい』という気持ちが芽生えていったんです。
その理由の1つ目は、『自分自身で価値を創出し、その価値に対する対価を得たい』ということ。人材エージェントは、マッチングを通じて仲介料をいただくビジネスモデルです。もちろんそれも意義のあるビジネスモデルですが、私は自分自身でプロダクトを創出し、その価値に対して直接対価をいただける存在になりたいと思うようになりました。
2つ目は『当事者視点からエンジニアをコーチングできる存在になりたい』ということ。自らエンジニアとして経験を積んだうえで、前職で培ったキャリアデザインの設計力やエンジニアの市場価値に対する理解を活かし、当事者視点から育成やコーチングに関わりたいと思いました。
3つ目は『自分の市場価値を定量的に知り、キャリア設計をしたい』ということ。技術力を高めながら、自分の市場価値を定量的に把握し、キャリアを選択できる自立した存在になりたいと思ったんです」
キュリオシティを選んだ理由![]()
こうしてエンジニアをめざす決意をした太田さん。文系出身、プログラミング未経験の太田さんがエンジニアの技術を学び、働く場として、キュリオシティを選んだ理由はなぜでしょうか。
「キュリオシティには3つの魅力を感じました。
まず1つ目は、『CTO直下でエンジニアとしての実力を磨いていけること』。現場の最前線で活躍しているCTOのもとで学べる環境があり、実務を通じて技術力を高めていける点に魅力を感じました。
2つ目は『生成AIに精通した方々とプロダクト開発ができること』。今後さらに発展していくであろう生成AI。その領域の知見を持った方々と一緒に開発に携われることに大きな可能性を感じました。
3つ目は『仕事や働き方に裁量があること』。当社のエンジニアは基本的にリモートワークで、全国どこからでも働くことができます。このように働き方や業務内容において、自分に裁量を持たせてもらえる環境があり、自走しながら成長していける点が自分に合っていると感じました」
実際に入社後、太田さんは充実した研修プログラムを受けることができたと感じています。
「提携会社CTOの谷口さんが1ヶ月の学習ロードマップを一日単位で組んでくれ、『1週目はこの文法を学んで、プログラミングの基礎を身につけてほしい』といった具体的な指針を示してくださったんです。
また、『Progate』というオンライン学習アプリやYouTubeでの学習も進め、わからないことがあればSlackで質問したり、オンラインミーティングでアドバイスをいただいたりしていました。
最初は自分でも、正直何をやっているのかわからないまま学習を進めていたことも。でも、実際に成果物を作ることで、技術の使い方への理解が深まっていきました」
苦労や不安もサポートしてくれる環境![]()
もともと全く異なる業種で活躍していた太田さん。未経験からのスタートに不安はなかったのでしょうか。
「もちろん大きな不安もありました。ロードマップの敷き方がわからないというところが一番苦労しましたね。リモートワークなので、身近に直接質問できる人がいない環境で、全く取り組んだことがない問題を自分で解決していかなければならない。正直、心細い部分もありました。
ただ、独学で学ぶ力がないと一人前のエンジニアにはなれないと思っていたので、一人で頑張る覚悟は最初から持っていました。
実は、日頃から一緒に作業し、アドバイスをくださっている谷口さんもエンジニア未経験からCTOにまでなった方。未経験の立場に寄り添ったアドバイスをくださいます。私がチャットで質問すると、30分から1時間以内には返事をくださるので、すごく心強いです」
そして、最も苦労したのは「何をどう勉強するか」という学習方針の確立だったと太田さんは振り返ります。
「まず、自分でしっかりと調べて、さまざまな勉強法を書き出しました。その中で、自分に合っている勉強方法を見つけて勉強しました。でも、独学でひたすら勉強しても、実務に直結せず、無駄に終わってしまう可能性もあった。『今の自分の勉強の進め方で合ってるのか』という不安が大きかったです。
その中で、谷口さんに『学習すべきラインとそうでないライン』を明確に教えてもらい、『こんな風に学習を重ねていけば、一人前のエンジニアをめざせるよ』と軌道修正していただきました。
谷口さんは元々、金融の営業マン。自身が未経験から技術を身につけた経験をもとに教えてもらえるのが、非常にありがたかったです。今では、ある程度自分の中での技術の身につけ方が確立されてきた感覚があります」
1ヶ月で実務デビュー、大きな裁量にやりがいを実感![]()
研修期間を経た太田さんは、入社後わずか1ヶ月で実務デビューを果たしました。
「少なくとも3ヶ月から半年程度は学習期間が必要だろうと考えていたので、入社後1ヶ月で開発業務に携わることができたのはとても印象的でした。実際に1つのシステムの開発を任せていただきました。
一般的な会社では、未経験のエンジニアは保守や運用といった下流工程から経験を積むことが多いと思います。でも現在私は、1つのシステムや複数の機能追加業務を任せてもらうことが多く、その裁量の大きさにもやりがいを感じています」
前職と全く異なるエンジニア職。太田さんはどのような魅力を感じているのでしょうか。
「まず、『働き方の柔軟性』が大きな魅力ですね。前職ではオフィスに出社して業務をすることが多かったですが、現在はリモートワーク。自分のペースや環境に合わせて業務に取り組むことができます。前職ではオフィスに出社して業務をすることが多かったですが、現在はリモートワーク。自分のペースや環境に合わせて業務に取り組むことができます。
そして何より『自分で課題を分析して仕組みを開発し、それをシステムやサービスとしてアウトプットできること』に大きな魅力を感じています。前職では、既存のサービスの魅力を伝える営業をしていましたが、現職ではサービスそのもの生み出すことができるのが面白いです。
自分でプロダクトを生み出す力を身につけられる環境にいることで、将来のキャリアが明確に見えてきました」
今後の展望とメッセージ
最後に、太田さんの今後の目標と、これから未経験からエンジニアをめざす方へのメッセージをお聞きしました。
「今後の目標は3つあります。まず、いち早く業務の概観や実務に通用するスキルを身につけて、開発の内製化を主導できる立場になること。そして、ビジネス視点の強いエンジニアになること。さらに、開発のみにとどまらず、会社にとって必要な作業を巻き取ることのできる、頼りになる存在になることです。
私のように未経験からエンジニアをめざす方にお伝えしたいのは、『キュリオシティでは、入社直後から実務経験を積める環境がある』ことです。多くのケースでは、エンジニア未経験の方は、エンジニアスクールに半年から1年間通った後、開発会社で働くケースが多いと思います。でも当社では、入社して約1ヶ月後から、実務経験を通じて技術力を磨くことができます。
業務でも大きな裁量を与えてもらえるので、コーディングだけでなく、仕様の検討やアーキテクチャの設計といった上流工程の役割も経験できます。また、基本的にリモートワークなので、通勤時間に縛られることなく、自分の環境に合わせて仕事に集中できる点も大きな魅力です。
挑戦する気持ちと強い学習意欲があれば、必要な技術は後からついてきます。ぜひ安心して飛び込んできてください!」
キュリオシティでは現在、エンジニアをはじめ、様々なポジションで新しいメンバーを募集しています。少しでも興味をお持ちいただいた方、ぜひ一度お話してみませんか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤 歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー