Web3黎明期の2018年から国内最大級のブロックチェーンゲーム『CryptoSpells』を自社開発・運営。その知見を活かしてNFT・ブロックチェーンゲーム領域で自社開発・開発支援・コンサルティングを行い、急成長を続けるCryptoGames株式会社。
今回は、AstarGames CTO 高橋 祐貴さんにインタビュー。
実際のWeb3業界で働く人達の肌感やCryptoGamesの内側に迫ります。
No.3 高橋祐貴
2021年7月に入社
AstarGames CTO / CryptoGames 技術広報 / Astar Network DevRel
最近、数学の素晴らしさを再認識し、数ⅠAから勉強中。「意外と解ける!」とのこと
X:https://twitter.com/stand_english
──簡単に自己紹介と経歴をお願いします。
AstarGames CTO 高橋祐貴と申します。新卒からIT企業に入社し、開発部門を希望するものの、テスト部門に配属され2年間勤務。
その後に公務員試験を受け、市役所で7年ほど勤め、2021年にCryptoGamesに入社しました。
──Web3に興味を持ったきっかけはなんですか?
渡辺創太さんのClubhouseです。
当時私はstand.fmのオンラインサロンを運営していたのですが、オンラインサロンの規模が大きくなるにつれて、メンバーの方から仮想通貨の話を聞く機会が増えていきました。
単純に気になったんです。なんだろうって。
そこで渡辺さんの音声配信を聞いて、面白そうだなと思いWeb3業界に入りました。
──実際にWeb3業界で働いて、どうですか?
頑張れば頑張るだけ自分の力・成果になるところが魅力です。
例えば、公務員だとベテランの方で40年以上勤務されてる方や、IT企業でも20年以上勤務されてる方がたくさんいますが、Web3だとどんなに長くて10年。ほとんどの人は長くても5年ほど
だから全く知識がない状態からでも、最前線で戦える。頑張れば追いつける。
マニュアルがないなら自分たちで作ればいいし、サービスがないなら自分たちが作ればいい。
そういったところも魅力的です。
──Web3ならではの困難はありましたか?
学ぶこと、情報が多すぎることです。
全てを学び、把握しようとするのは無理だと思っているので、自分がやらないと決めた分野に関してはバッサリ切る。
自分の得意な部分を押す。
情報が多くて知りたいこと、やりたいことも出てきて、やれる気もしてしまうのですが、自分の能力を過大評価しない。キャパ以上のことはしないように意識しています。
自分のフィールドで戦う。
そうすると他の分野の専門的な方のお話で理解できない部分もありますが、その部分は割り切って、聞くことに専念するように努めています。
──業界で成し遂げたいことはありますか?
業界に入ってきた人がスムーズに業務に移行できるようにしたいです。
熱意を持って業界に入ってきても、何をしたらいいのかわからないという状況は良くないと思ってます。熱意はあるのに空回って、熱意が失われていくのは業界としてもったいないですよね。効率も悪いですし。
熱意を持った人が、熱意を持ったまま、教材に取り組んで、実力をつけていく方が業界全体として効率が良いと思います。
なのでそういった教育・教材なるものを作っていきたいです。
勉強会にも通ずることで、これからは人を育てるフェーズだと思っています。
ユウキさんは、講師として様々な勉強会を開催・参加しています。
──最後にこれからの目標をお願いします。
英語での勉強会をやっていきたいです。
今個人的に英語の勉強に力を入れていて、日本でしている勉強会を海外に向けてもやってみたいと考えています。
あくまで仮説ですが、勉強会を開催したり、YouTubeを作成するエンジニアが多くないのは日本だけではないと思っていて、世界的にもそういった需要があるのではないかと。
なのでまずは英語を話せるようになって、もちろん質問も来ると思いますので、しっかり英語で対応できるようになるのが今の目標ですね。
【取材後記 by森】
効率的に物事を考える方で、論理的な側面を持ちつつも実は熱意や負けん気といった情熱も持ち合わせた方でした。
ご自身に厳しくストイックで、私も日々頑張らねばと思ったインタビューでした!