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創業メンバーの私がクラウドワークス取締役を退任する理由

12月15日の定時株主総会で任期満了にて取締役を退任することになった佐々木です

振り返ってみると2011年11月にクラウドワークスを設立、創業からCFO、取締役として6年間やってきたわけですが、なぜ退任するのか?なぜこのタイミングなのか?といったことを少し今までのことを振り返りながら話していきたいとおもいます

■クラウドワークス創業に参画したきっかけ

そもそなぜクラウドワークスの創業に参画したのか?ということから少し話をしたいと思います

設立は2011年11月11日ですが、その約2カ月前の9月に、前職のアエリアで上司だった須田(Sudax)さんの紹介で代表の吉田と初めて会うことになります

当時の私は、インターンから6年つとめたアエリアを退職し、子会社のアクワイア(のちにガンホー社にバイアウト)のCFOをメインでやりながら、数社のCFOやアドバイザーをやる、といったフリーランスっぽい働き方をしていました

そんな状況だったので、最初は須田さんからも「案件」がある、という話で紹介をうけました

吉田の第一印象はとにかく熱量がすごい(笑)
メディアでは落ち着いていてクールな印象もあるかもしれませんが、実際はとにかく熱いです

で、そんなきっかけで吉田と打ち合わせをしたのですが、ほぼ即決でジョインすることにします

即決した理由はいくつかあるのですが、振り返ってみると以下のような感じだったかなと

①自分自身フリーランスとして働くなかで、「働き方」自体は確実に多様化していくと考えていたこと
②30歳までには起業したいと考えていたこと
③最初からフルコミットするという話ではなく、掛け持ちでのスタートだったこと
④吉田の事業への想いや熱量

よく、創業からジョインするなんてリスクとったね、といわれるのですが、③に書いたように最初はフルコミットではなく、自分のなかでは十分にリスクをコントロールした上での意思決定でした

起業というと、ハイリスクハイリターンとか人生をかける、みたいなイメージが強いと思いますが、できる限りリスクを抑えて大きなリターンを狙いにいくべき(なにごとも、ですが)と個人的には考えています

もちろんやるからには人生をかけてやるのですが、ただ無鉄砲につっこむのではなく、きちんとリスクを把握し、最小限に抑えた上でつっこむべき、ということですね

話は逸れましたが、そんなこんなで吉田と出会い、クラウドワークス創業のタイミングでジョインすることになります

■クラウドワークスでやったこと

会社を立ち上げてまず思うことは、あたりまえですがあらゆることを自分でやらないといけない、ということです

クラウドワークスは、代表吉田と、CTO(現取締役)の野村と私の3人で立ち上げました
吉田は事業戦略立案・広報・営業全般、野村は開発全般、私はそれ以外、というざっくりの分担でスタートしていたのですが、この「それ以外」というのがやることが山のようにあります

毎月の経理処理、給与計算、サービスの規約やルール作成、備品の購入、、などなど
クラウドワークスのページのワイヤーフレーム作成などもやっていましたし、サービスがローンチしてからは最初の1年間くらい一人でユーザーサポートもやっていました
ほぼ休みなく働いていたのですが、休んでいる日もスマホからユーザーさんからの問い合わせに即レスで返答したりしていたのはいい思い出です(笑)

そんな感じで最初の2年くらいは資金調達やバックオフィス系業務全般はもちろん、ユーザーサポート、営業、サービス改善などもろもろやっていましたが、2013年のある日、吉田の一声で大きな転機が訪れます

「いまから最短のスケジュールで上場しよう」

当時、ちょうどシリーズBでの資金調達をすすめている状況で、当然外部から資本が入っている以上
上場は目指すべき一つの目標ではありましたが、2016年の上場というのが当初のスケジュールでした
それを2年、早めようというのです

理由は、クラウドソーシングの市場自体が黎明期であり、上場することによって、その市場におけるリーディングカンパニーであることを明確にできること、そして市場自体が成長性の高い、期待されている市場であることを明確にすることでした

ただ当時の社員数はまだ10人程度、管理部門も自分ひとりという状況、そこから1年半弱で上場を目指すなんてまずなにから手を付ければいいかもわかりません

まずは管理部門や常勤の監査役の人探しにはじまり、規程類の整備、証券会社や監査法人の選定などなど
そこからは怒涛の上場準備の日々

事業もなんとか計画通りに伸ばすことができ、上場準備開始から約1年半後、2014年12月12日に東証マザーズに上場します

上場後は引き続きCFOとして、上場企業としての管理部門構築・統括をメインでやりながら、直近では人事責任者として人事領域をメインに担当しています

振り返ってみるといわゆるHard Things的なことの連続で、多くの変化、挑戦があり、成功も失敗もたくさんありました
ちょっとここには書ききれないのでまた機会があれば書いていきたいと思います

■クラウドワークス取締役を退任する理由

さて本題ですが、このクラウドワークスでの6年間をつうじて思うことは、
会社のステージの変化に合わせて経営陣も変化していく必要がある、ということです

例えば創業時、求められるのは大きなビジョンをつくりそれを語ることと、一方で目先やることをゴリゴリ進めていく推進力が必要になります
ビジョンを語る強いリーダーとして、そしてプレイヤーとしてもハイパフォーマーである必要があると思います

会社が上場をしたり、組織規模が100人を超えてくるとそれだけではダメで、「マネジメントスキル」が求められます
経営陣としては、現場を束ねるマネージャーのマネジメント、いかに会社の方向性にベクトルを合わせ、全社が同じ方向に強い推進力をもって進めるか、そこの調整力が必要になってきます

そして今、クラウドワークスにおいては、上場を経験し、組織規模も130人を超える所帯となり、今後のより一層の事業拡大のため、既存事業の拡大/新規事業の創出、あるいは投資と、成長のためにあらゆる手段を尽くしていく必要のあるフェーズになっています

このフェーズでは、より専門性をもち、多角的に事業を展開していく、組織を統合していくような経営陣が必要になってくると考えています

その中において、自分自身は0→1のステージに身をおきたいという思いがあり、今後のクラウドワークスの成長を考えたときに、会社としても自分としても取締役という立場であるべきなのかということをずっと自問していました

そのなかでちょうど任期が2017年12月まで、ということもあり、そこで一区切りとしたいという結論を出しました

取締役は退任しますが、クラウドワークスでも今後子会社や投資先のサポートなど、少しかかわっていく予定です

■創業メンバーが役員を降りる意味

創業メンバーがその会社を離れる、役員を降りる、というケースにはいろいろなストーリーがあると思います

創業者間での人間関係(いわゆる音楽性の違い的なやつ)、能力的な問題、家庭的な問題、などなどよい形での別れもあれば、そうでないケースも多くあると思います

クラウドワークスは創業から6年たった今まで、創業直後にジョインした副社長の成田含め、創業メンバーが一人も抜けずに経営陣としてやってきました

もちろんトラブルは幾度となくありましたし、順風満帆ということはまったくありませんでしたが、会社や組織の成長にコミットした創業メンバーが一致団結してやってきたことがここまでの成長を支えてきたと思っています

このタイミングで自分が抜けることは心苦しくもありますが、創業メンバー以外にも、今では役員も増え、会社組織としては次のフェーズに来たと感じていますし、ここからさらなる飛躍をしていけると考えています

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