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元メルカリエンジニアがCRISPにジョイン!早速インタビューしちゃいました!【前編】


2021年1月より、元メルカリエンジニアのwadatch(和田 洋樹)さんがCRISPにジョインしました!前編として、まずはエンジニアになったきっかけや、メガベンチャーでのエンジニア経験についてお話を伺いました。

父親が持ち帰ったパソコンでプログラミングに触れる

ーご出身は岡山でしたっけ?
岡山の倉敷市にある、ジーンズで有名な児島という街で育ちました。小学校が海辺に建ってたんです。ちょうど、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が建設されている時代をそこで過ごしました。基礎工事から、塔が建ち、橋桁が伸びていくのがずっと小学校から見えたんです。また、倉敷には工業地帯があって、うちの父はそこの工場に勤務してたのもあって、元々「ものをつくる」ということに対してすごく興味を持っていたというのはありますね。うちの父は当時、化学製品メーカーでポリエチレン樹脂のエンジニアをしていましたが、やっぱり自分でモノを作るのが当たり前、という雰囲気を持っていました。実家の周りのブロック塀を自分で工事したり。

ー「ものづくり」が身近な環境で育ったことでエンジニアになったんですか?
たまたま父が会社からパソコンを持って帰ってきたんですよ。当時はおおらかな時代だったからかな、と思うのですが、いらなくなって廃棄になるパソコンを持って帰って来てくれて、それを触り始めたんです。プログラムは、自分でコーディングすることで表現する部分があるので、ほかのものづくりに比べて、あまり手先の器用さが要りませでした。例えば、青色の文字でこう表示しなさい、って打ったらそう表示されるんで、そこが性に合っていて、プログラムを書き始めました。


大学のシステムを作ったのをきっかけにエンジニアに

ーエンジニアを目指すきっかけって、そのパソコンとの出会いが一番大きかったんですか?
そこで明確にエンジニアを目指そうと思ったわけではなかったです。なんとなくコンピュータに関われる仕事ができるといいな、とは思ってました。

大学生の時に、いわゆるコンピュータ教室のヘルプデスク業務に関わっていました。その時に大学に常駐しているエンジニアがすごくかっこよかった。その方にとりあえず相談したらなんでも実現してくれる、みたいな。クールで。その方をひとつの目標にしようと思ったっていうのがありました。その方から直接プログラミングは教えてもらってないんですが、プログラミングで詰まった時とか、サーバ周りで詰まった時とか、色んなところでヒントをもらいながら、その人の下でシステムを一個作ってみた、というのがまず最初です。

ー学生時代にエンジニアになろうと思ったんですか?
大学は年間予算で動くので、割り当てられる予算があまりない状況なんですよ。要はアルバイトの僕に頼むくらいなんで。当時のコンピューター教室では様々な問題が起こっていました。当時は個人でパソコンを持つ人は少数派。みんな大学に来て作業するわけです。なのに、コンピュータ教室のある校舎の4階まで階段で上がってったのに満席で使えませんと。ヘルプデスクに、空き席がないのか、疲れた顔で聞きに来るわけです。非常に胸が痛み、なんとかしてあげたいなと思って、コンピューター教室の利用状況をリアルタイムで映してあげるシステムを作ったりしました。

ーそれは最初の一歩というかきっかけみたいな感じになるんですか?
いまの技術からしたら全然大したことないんですけど、当時はやっぱりそれをやったもの勝ちみたいな風潮もあったり。そこでうまく成功したのもありました。そんなことがきっかけで、職業としてエンジニアを目指すことにしました。

SIerからグリー、そしてメルカリへ

ーエンジニアとして最初に就職した会社は?
SRAという独立系システム開発会社でした。さきほどお話した、大学に常駐しているエンジニアがそこの社員だったっていうご縁でした。

ーなぜグリーに?
SRAでの仕事はすごく楽しかったです。いろんな業種のお客さんがいて、いろんな業務があって、それを支えるシステムを作るっていうのは大人の社会科見学を毎日しているみたいな気持ちで、楽しかったです。ただ一方で、ある程度やってくると繰り返しになる、というのがありました。激務なので、色んなこと気遣いながら繰り返しやってくっていうところにこれでいいのかな、という思いを持つようになりました。もうちょっと自社の事業を支えるシステムに関わりたいな、という思いが強くなり、転職を決意しました。

ー入社された頃のGREEはどんな様子でしたか?
当時、社員は25人くらいでした。あまりよい状況ではなかったと記憶しています。GREEって日本で最初期のSNSとされています。当時は、様々な要因で競合他社に比べて劣勢に立たされている状況でした。

ーその後、どうなっていったんですか?
開発だけではなく、事業戦略、事業開発、それに基づいたプロダクト開発、それぞれのメンバーがそれぞれの持ち場で全速力で当たって打開していったと思います。

ーいまのCRISPはこの段階なんでしょうか?
もうちょっと前の段階ですね。エンジニアの数が少ないのもあるので。当時は、僕が入ってそのあとにみんなで採用を頑張って、エンジニアが増えました。そういったのもあって成長のスピードが加速したのかな、と感じています。

ーせっかくなのでメルカリ時代の話も聞いてもいいですか?
グリーでは決済システムだけではなく、社内システムも作っていました。ちょうど社員が増えてきて、誰が何をしているのか分からないなって思って、個人プロジェクトで社員検索システムを開発しました。最初に勤めたSRAで、同期同士で近況を話すとき、社員検索システムを見ながら話をしていました。グリーでも、社員の顔が見えるものを、と思って開発し、使ってもらっていました。

その後、元々グリー出身のメルカリの方から、同様の問題を解決したい、とのお誘いを受けてメルカリに入社しました。

ー今ではもうCtoCで何かを売るって言ったらメルカリ、と代名詞のようになっていますが、入社当時はどんな感じでしたか?
グリー退職後、数社を経てメルカリには2018年1月に入社しました。当時すでにサービスは急成長を遂げ、会社としての社会的責任を痛感していた時期でした。そんな状況の中で社内のカルチャーを維持するためには人に向き合うシステムが必要、ということで、人事評価システムを開発しました。システムを作ると言うと一見プログラミングだけが注目されますが、実際は、例えば組織の構造をデータとして表現可能にする、だとか、評価者・被評価者の1対1の定義付けをする、など、制度側の手当てや実データの作成が非常に重要です。実際の開発にも関わりつつ、並行してそちらにも取り組みました。


インタビューの続きはこちらからどうぞ
元メルカリエンジニアがCRISPにジョイン!早速インタビューしちゃいました!【後編】

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