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「会計の知識を活かし、新しいビジネスを生み出したい」――カウンティア株式会社メンバーインタビュー② 公認会計士・渡辺真紀さん

2015年に創業したカウンティア株式会社は、財務事業の開発を行う、いま注目のベンチャー企業。前回は代表取締役の姥貝賢次さんに、創業の想いについて語っていただきました。今回は、公認会計士の資格を持ち、2018年4月からカウンティアで働く渡辺真紀さんに、会社の魅力と今後の目標についてうかがいました。

渡辺 真紀(わたなべ まき):1984年、神奈川県生まれ。公認会計士。2008年に早稲田大学大学院会計研究科を卒業し、監査法人トーマツ(現・有限責任監査法人トーマツ)入社。2014年に同社を退社し、会計士として独立。2015年から約2年間、夫の海外赴任によりニュージーランドで暮らす。帰国後の2018年4月にカウンティア株式会社に入社。

会計士として、ベンチャーで新たなビジネスに挑戦

――まずは入社のきっかけについて教えてください。

熱烈なラブコールを、社長の姥貝さんから受けたことですね(笑)。

もともと姥貝さんとは早稲田の会計大学院で知り合い、その後、監査法人トーマツでも同僚として一緒に仕事をしていました。たまに二人でお昼を食べに行き、「もっとこんなことに挑戦してみたい」とか、「こんなビジネスができたら楽しいのに」とか、仕事や将来の話をしていたことを覚えています。

姥貝さんとはトーマツを辞めた時期も近く、私は2014年3月に独立して会計の仕事を始めました。その後、夫の海外赴任に付き従うかたちで、同年の12月にニュージーランドのオークランドに移住。約2年をそこで過ごして二人の子どもにも恵まれました。オークランドでは仕事はせずに子育てに専念していたのですが、2017年の秋に日本に帰ってきてから数ヶ月経った頃、「働きたい!」という思いが急に強くなったんです。

さっそくトーマツ時代に経験を積んだ「監査」の仕事ができる職場を探し始めたのですが、数年間のブランクがあったうえに、育児をしながら働くことに対して多少の不安も……。そこで、ずっと仲良くしてくれていた姥貝さんに相談したところ、「子育て優先でかまわないから、ぜひカウンティアに来て経営管理の仕事をしてほしい」と言っていただいて……うれしかったですね。姥貝さんの話を聞けば聞くほど、監査よりも新しいことに挑戦したい、ベンチャー企業で働いてみたいという思いが強くなって、カウンティアに入社することに決めました。

――現在はどんな業務をしていますか?

経理業務を中心に、契約書や請求書の管理、給与計算、採用対応といった管理業務のほか、コーポレート・ブランディング、会計、コンサルプロジェクトへの参画……本当にさまざまな仕事に関わらせてもらってます。少数精鋭の会社なので、一人がこなさなければならない業務が幅広く、思っていたよりもとっても忙しいです。でも、それが本当に楽しい。入社間もない私でもどんどん責任のある仕事を任され、「自分の働きが会社の発展に直結している」という充実感を日々、味わっています。

普通の会社で働いていると、ふと「自分は歯車のような存在」と思ってしまうことがあると思います。 大きな会社に勤めていると、なおさら。だけど、カウンティアではそんなことを感じる暇もありません。新人でも責任と権限が与えられ、チャンスにも課題にも、自分の頭で考えて向かっていくことが求められる。次々と新しいことが起こり、みんなで協力して対応しながら少しずつ目標に向かって前進しているという実感があるんですよね。

「家庭優先」のタイムスケジュールで働けるのがうれしい

――働きながら子育てをするのは大変ではありませんか?

もちろん大変ではあります。しかし入社前の約束どおり、家庭優先のタイムスケジュールで働かせていただいているので本当に助かっています。週5日、10:00~16:00が基本の勤務時間で、保育園への送り迎えもできています。ちなみに、私は昔から編み物が趣味なんですが、その時間もとれるのがうれしいですね。今でもニュージーランド時代と同じように、子どものために洋服やぬいぐるみをつくっています。

また、二人の子どもはまだ小さいこともあって、頻繁に熱を出してしまうんです。急に発熱したときでも、会社から自宅作業を許可してもらえるので、ありがたいと感じています。

――同僚のみなさんも、渡辺さんの働き方を理解してくれているんですね。

本当にありがたいことです。カウンティアはさまざまな分野のプロフェッショナルの集まりで、スタッフ同士がお互いの個性を大切にし、必要以上に干渉し合わないところも魅力だと思います。

そもそも社長の姥貝さんがプログラマーから公認会計士になったという異色の経歴の持ち主ですし、ほかにもビジネスタレントとしてメディアにもたびたび登場するCOO、英語の論文も読みこなすバイリンガルのエンジニアなど、これほど個性的かつ優秀な人が揃っているベンチャーはほかにはないと思います。そんな人たちと一緒に働けるのは、本当にいい刺激になりますし、勉強になることも多いですね。

人間として成長できることも、この会社に入ってよかったと思うことのひとつです。

事業開発に魅力を感じるプロフェッショナルに来てほしい

――今後の目標を教えてください。

まずは管理業務をしっかりこなし、縁の下の力持ちとして会社を支えていきたいと思っています。そのうえで、フィンテックの面白さもわかってきたので、どんどん新しいビジネスにも関わっていきたいですね。

IT事業はITに精通していないと手に負えないと思っていましたが、たとえITの知識がなくても、会計の知識や経験をベースにして、まったく新しいサービスを生み出すことも可能だと感じています。ただ、スタートアップは進化の早い業界ですので、置いていかれないよう日々勉強を続けていきたいと思います。

また、現在カウンティアでは、海外拠点を設けて世界中で事業展開していくという構想もあります。それに関わるのも楽しみですね。

――最後の質問になりますが、どんな後輩に入ってきてほしいですか?

事業開発に興味があって、既成概念にとらわれずに行動できる人です。とにかく成長のスピードが速く、新しいことが次々と起こる会社なので、何事も楽しみながら積極的にチャレンジできる人に来てほしいと思います。

例えば、会計の分野でいえば、「会計士としての能力とライセンスを持ちながらも、会計士の枠を超えられる人」でしょうか。監査法人などで会計士として活躍されている人のなかには、保守的な考えの方も少なくありません。監査の仕事ももちろんやりがいはありますが、ビジネスをゼロからつくるのは、それ以上に魅力的な仕事だと思います。

新しいビジネスにチャレンジしてみたい、という冒険心に溢れる会計士の方とぜひ一緒に働きたいです!いまはまだ、公認会計士などの専門分野を持つスタッフが私と姥貝さんしかいないので、早く仲間が増えてほしいですね。

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