こんにちは!前回の投稿から早9か月も経ってしまいました。いかがお過ごしでしょうか?渋谷校マネージャーの久保です。
「気づき」を言葉にできる場所として
Cotoで働いていると、日々の業務の中でさまざまな小さな気づきが生まれます。学生さんとの何気ない会話の中で感じる違和感や、クラスの様子を見ていてふと浮かぶ疑問、業務の流れの中で「もう少しこうした方がいいかもしれない」と思う瞬間。どれも大きな問題ではありませんが、そのままにしておくと、どこか心に引っかかるような感覚が残ります。
こうした気づきは、特別な場面で生まれるというより、むしろ日常の中に自然と紛れ込んでいます。忙しく手を動かしながら、頭の片隅で感じる小さな違和感や、「次はこうしてみようかな」という思いつき。Cotoの仕事は人と向き合う時間が多い分、そうした瞬間が積み重なっていきます。
ただ、その気づきをそのまま形にするのは、意外と簡単ではありません。
日々の業務に追われる中で、言葉にする前に忘れてしまったり、「自分だけが気にしすぎなのかもしれない」と思ってしまったり、「わざわざ共有するほどのことでもないかな」と感じてしまうこともあります。Cotoでも以前は、そうした小さな声が個人の中に留まってしまう場面が、少なからずありました。
そこでCotoでは、誰でも、どんな立場でも、自分の気づきを安心して出せる場所として、昨年に「気づき・アイデア共有チャンネル」をつくりました。特定の部署や役職のためのものではなく、現場で働く一人ひとりが、自分の視点をそのまま持ち込める場所として位置づけられています。
ここでは、完成された提案である必要はありません。
「まだうまく言葉にできないけど…」
「思いついたばかりで、正解かは分からない」
そんな書き出しの投稿も、特別なものではなく、ごく自然に並んでいます。
むしろ私たちは、そうした“途中の声”をとても大切にしています。
なぜなら、Cotoが少しずつ良くなっていくきっかけは、いつも現場で生まれる小さな違和感や、ささやかなひらめきから始まることが多いからです。最初は輪郭のぼやけた気づきでも、共有されることで別の視点が重なり、少しずつ形になっていきます。
このチャンネルを通して感じるのは、Cotoでは「職種」や「役職」よりも、「視点」が尊重されているということです。立場や勤務年数はそれぞれ違っていても、「学生さんにとってどうか」「Cotoとしてどうあるべきか」を考える気持ちは共通しています。誰の意見かよりも、何を感じ、何を見ていたのかが自然と中心になります。
投稿を読んでいて、「自分も同じことを感じていた」と思うこともあれば、「そんな見方があったのか」と気づかされることもあります。
すぐに結論が出るわけでも、何かが劇的に変わるわけでもありません。それでも、そうしたやり取りが積み重なることで、日々の判断や行動に少しずつ影響が出てくる。その変化はとても静かですが、確かに存在しています。
Cotoの仕事は、最初から正解が用意されているものばかりではありません。
学生さん一人ひとりの背景や目標は異なり、現場の状況も日々変化します。その中で、「今は何が一番良い選択なのか」を考え、試し、振り返りながら進んでいく場面が多くあります。
「気づき・アイデア共有チャンネル」は、そうした日常の延長線上にある取り組みです。特別な発言や完成されたアイデアが求められているわけではなく、目の前の仕事に真剣に向き合った結果として生まれた視点が、自然と集まっている場所だと感じています。
日々の気づきが、Cotoを動かす
チャンネルを開設してから、現場のさまざまな立場から多くの気づきやアイデアが寄せられるようになりました。
それらの声をきっかけに、学生さんにとって「通い続けたい」と感じてもらえる学校であるために、いくつかの取り組みが実際に形になってきました。すぐに大きな変化が見えるものもあれば、日々の運営の中で少しずつ改善を重ねているものもあります。
もちろん、すべての投稿がそのまま施策になるわけではありません。話し合いの中で見送られるものもあれば、まだ検討途中のままのものもあります。それでも、「気づきを出してもいい」「考えたことを共有してもいい」という空気があることで、現場での視点そのものが少しずつ変わってきたように思います。
誰かが投げかけた一つの気づきが、別の誰かの経験と重なり、そこから新しい視点が生まれる。「これはうちの拠点だけの話だと思っていたけれど、他でも同じだった」そんな発見が、次の行動につながることもあります。
このチャンネルは、成果を競う場所ではありません。自分の考えが必ず採用されることを前提としたものでもなく、正解を出すことが目的でもありません。日々の仕事の中で感じたことを持ち寄り、共有し、考える。そのプロセス自体が、Cotoの仕事の一部になっています。
Cotoでは、こうした積み重ねをとても大切にしています。学生さんと向き合う現場の感覚を起点にしながら、少しずつ学校のあり方を見直していく。その流れは、今も続いています。
(トップの写真は、昨年末に麻布校で開催された社内クリスマス会で撮影した集合写真です。 Cotoには、さまざまなバックグラウンドや視点を持つメンバーが集まっています。それぞれの違いを尊重しながら、同じ方向を向いて、日々Cotoの明日をつくっています)