4月17日(金)、サイボウズ株式会社の日本橋オフィスで、第1回目のレポトンユーザーミートアップを開催しました。
これまでソウルウェア主催のイベントはオンラインセミナー形式が中心でしたが、今後はレポトンユーザーとパートナー企業がつながる“コミュニティイベント”として、関係者の皆さまとの交流の機会をさらに広げていきたいと考えています。
初開催となる今回のテーマは、「ソウルウェアと考える、生成AIと歩む業務の未来」。
AIの効果的な使い方から、これからのAI活用について、実際の事例も交えながらユーザーの皆さま・パートナー企業の皆さまとともに学ぶ場となりました。
◾️第1部 AI活用セッション
・レポトン × AIが切り拓く業務の未来(ソウルウェア 代表 吉田)
第1部の最初は、ソウルウェア代表の吉田が登壇し、「レポトン × AIが切り拓く業務の未来」をテーマに講演を行いました。
レポトンの導入企業は現在5,000社以上。レポトンを使うことで、帳票出力をはじめとしたバックオフィス業務を効率化できます。一方で、複雑な帳票設定やデータ連携に手間がかかる場面や、設定ミスによる修正など運用面での課題が生じるケースもあります。
そこでおすすめしたいのが、レポトンのAI機能。元データとなるPDFやExcelをもとに項目を読み取り、フィールド設定から帳票作成をサポートします。これまで手作業で行っていた設定作業の負担を大幅に軽減できるので、人手での作業はほとんどないと言えるほど、スムーズな帳票作成が可能になります。
レポトンユーザーの中で、まだAI機能をご利用されていない方は、ぜひ一度お試しいただきたい機能として紹介されました。
・kintone×生成AIで業務はここまで変わる
~Smart at AIで学ぶ、最新活用トレンドと実践事例~(M-SOLUTIONS 代表 植草)
続いて登壇したのは、ゲストであるM-SOLUTIONS株式会社 代表の植草さん。
「kintone×生成AIで業務はここまで変わる」をテーマに、Smart at AI for kintoneが実際にどんな風に活用されているかを紹介してくれました。
M-SOLUTIONSはSI事業に加え、自社クラウドサービス「Smart at」シリーズを展開し、kintoneを活用した業務改善・DX支援を行っています。
Smart at AI for kintoneでは、ノーコード・ノープロンプトで、メールのチェック、議事録や日報・週報の要約、メルマガ作成、ニュースサマリ作成、PDF読み込み、企業情報チェック、商談記録など、幅広い業務に対応可能です。
植草さんは「一般的にAIというとChatGPTやGeminiなどチャット型がイメージされますが、組み込み型やエージェント型などいろいろなAIがあります。それらを組み合わせることで、より効果的に業務を効率化していける」と話しました。
・ソウルウェアと考える、生成AIと歩む業務の未来(ソウルウェア吉田 × M-SOLUTIONS植草)
第1部の最後は、両社代表の対談が行われました。
「そもそも、AIが使えるようになって仕事はラクになりましたか?」と聞かれると、「ラクになったような、逆に大変になったような」と笑う二人。AIの活用によってスピードも精度も上がったけれど、「日本人は時間が空いた分休もうというタイプではない。今度はやらなくてよかったことまでやるようになってしまい、結局忙しくなる」と話していました。
また、「AIを使いこなせる人とそうでない人の違いは?」という質問には、「設計力の差」が挙げられました。「仕事ができる人は設計ができる人。これまで仕事ができていた人はこれからもAIを活用できるし、そうじゃない人は難しいかもしれない」と吉田。
植草さんは、「昔は検索するだけでもうまい人と下手な人がいた。それと同じで、AIをうまく使える人とそうでない人がいる。今までの5~10倍のことができる分、その差はさらに大きくなっていく」と答えました。
二人は、「失敗したところで相手がAIなら痛くもかゆくもない。人に頼むのと違って何度でも試せるので、とにかくトライすることが大切」とも語っていました。
次に話題となったのは、AIを使ったアウトプットの質が悪い時の対処法です。
吉田は、「アウトプットの質が悪い時は、指示の仕方が何か間違っている。プロンプトが重要で、指示が悪いとアウトプットの質が下がるのは人もAIも同じ。」と説明。
植草さんは、「AIはものすごく頭がいい。実際にはAIの方が人間にレベルを合わせてくれているから、質の低い回答しか出てこないときは自分がそのレベルだと思われている可能性がある(笑)。より高度な質問をするようにしたらAIの回答の質も変わるのでは」と話していました。
そして、フィードバックがほしい時には、有名企業の社長など違う視点をもつ複数の人物を設定して、その立場からの意見をもらう方法も紹介されました。
また、一つのセッション内に情報がたまって回答の精度が落ちてきたときは、そこまでの会話をAIにまとめてもらい新しいセッションで再スタートするなど、実践的な使い方のコツも紹介されました。
トークの最後に二人は、「今はインターネット黎明期に近い。今後はAIを意識せずに使える時代になり、『AIで』という言葉すら使わなくなるくらい当たり前の存在になると思う」とコメント。
吉田は「少し前までAIが広がることで仕事がなくなると絶望していたけど、今はそうでもない。恩恵が得られる部分も大きいし、今後を見ながら向き合っていきたい」と語り、植草さんは「僕はAIが大好き。苦労が減ってとても良いものなので、皆さんも怖がらないで使ってほしい」と話していました。
◾️第2部 AIライブミートアップ
・AI業務改善ライブ
2部の初めに、COO松原から乾杯の挨拶があり、和やかな雰囲気のなか、メイン企画である両社代表による「AI業務改善ライブ」がスタートしました。
実際にレポトンユーザーの皆さまからいただいたお悩み相談を、デモを行いながら吉田と植草さんがその場で解決していきます。
まず最初の質問は
Q.kintoneに蓄積されている昨年と今年の売り上げデータを集計し、昨年対比を算出する方法はありますか。できれば見やすいグラフの作成もしたいです。
制限時間は5分!とMCから無茶振りが飛ぶなか、この質問に対しては植草さんが、M-SOLUTIONSのSmart at AIを使ってグラフを簡単に作成する方法を紹介しました。あわせて、kintoneのMCPサーバーを活用した手法についても紹介されました。
続いて
Q.実際に皆がkintoneでどうやって資料作成をしているのか知りたい!イチから見てみたい!
という多くの声に応えるため、吉田と植草さんそれぞれが「帳票サービスの比較資料」作りを行いました。
すると、ものの数分で、実際の営業にも使えるような比較資料が完成。手はほとんど動かすことなく、多くはAIの処理を待つ時間だったことが印象的でした。
業務改善ライブのあとは、ソウルウェアのパートナー企業による「自社の得意技」1分間PRタイムも。レポトンユーザーの皆さまはもちろん、パートナー企業の皆さまにとってもお互いを知る機会になったのではないでしょうか。
◼️おわりに
初開催となった今回のレポトンユーザーミートアップ。パートナー企業4社8名、ユーザー13名にご参加いただきました。AIについて考えるだけではなく、kintoneやレポトン、Smart at AIの効果的な使い方を具体的に探っていく実践的な場となりました。
今回のイベントが、ユーザーの皆さま、パートナー企業の皆さま、そして私たちソウルウェアメンバーそれぞれにとって、垣根を越えて交流する時間となり、新たな気付きやつながりが生まれるきっかけになっていれば幸いです。
レポトンユーザーミートアップは今後も継続的に開催していく予定ですので、ぜひ引き続きご注目ください!