フィンテックが決済や融資、証券取引など多様な分野に広がる一方、特定の業界や属性グループの課題解決を目指すフィンテックサービスが登場している。業界に特有の商習慣や取引の特徴などに合ったサービス内容で存在感を示している。
「保育園や学校などではまだ現金集金が主流。事業者と保護者の双方に負担が大きい」。フィンテック企業のエンペイ(東京・港)の森脇潤一最高経営責任者(CEO)はキャッシュレス化が遅れている教育業界に特化した集金サービスを展開する。
保育園や教育現場では、学用品などを購入する際、現金または指定銀行からの引き落としが多い。保護者は支払額ぴったりになるよう小銭を用意したり、指定銀行に口座を開設したりという手間がかかる。エンペイを使うと、保護者はLINEに届いた通知からPayPay(ペイペイ)などの決済手段でスマートフォンを数回タップするだけで決済できる。
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