ラジコードは「小さく作って大きく育てる」をモットーに、新規事業開発や新規サービス立ち上げをエンジニア主体で支援している会社です。
ラジコードのカルチャーは「変化を受け入れ、なじませる」こと。時代の流れとともに人々の価値観や働き方は多様化しています。ラジコードは”変化”を柔軟に受け入れながら、一人一人が最高のパフォーマンスを発揮することを第一に組織を運営しています。今回は、ラジコードのPMとして数々のプロジェクトを牽引してきた石島和幸氏にお話を伺いました。ラジコードに入社した理由、携わってきた仕事、ラジコードに対する想いなどを語って頂きます。
石島 和幸(いしじま かずゆき)
20歳の時に山形から上京。美容会社の新規立ち上げメンバーとして参画し、当時独学で学んだ知識を元に、HP制作やECサイト運用など、会社の事業拡大フェーズに幅広く貢献。その後、フリーランスのエンジニアとして活動。2017年にラジコードへ正式入社し、現在はラジコードのPMとして、数々のプロジェクトを牽引。Webアプリケーション開発やマネジメントを得意とする。
フリーランスエンジニアを経てラジコードに入社
ー石島さんがラジコードに入られる前のご経歴を伺えますか?
ラジコードに入社する前は、原宿にある美容メーカーで働いていました。美容院の経営や美容商材の販売など手広く行っていた会社で、立ち上げメンバーとして参画していました。実は会社の社長が地元の先輩だったのですが、一緒にやらないかと誘っていただき20歳の頃に山形から上京しました。お店の立ち上げから社員マネジメント、HP制作、ECサイト運用など幅広くやっていましたね。もともとPCで作業することが好きだったので、当時から自分でプログラミングをしてサーバーを立てシステムを構築したりとか、そんなことをしていました。
ー元々は美容業界にいらっしゃったのですね!そこからどういう経緯でエンジニアとしてのキャリアに目覚めたのですか?
当時独学だけでもHPを制作するくらいは出来ていましたが、データベースを作ってかつバックエンドのシステムも実装させてとなると、独学では限界があると感じました。きちんとエンジニアとして知識を深めたいと思い、スクールに通いながらエンジニアとしてのキャリアを歩み始めました。
ただ、当初はどのような会社が自分にフィットするかもわからなかったたため、フリーランスとして案件ベースでさまざまな会社様とお付き合いさせて頂きました。そうするなかで、自分が興味のある領域はどういったところなのか?を探りながらキャリアを模索しました。
失敗を恐れず挑戦させてくれる柔軟なカルチャー
ーそこでラジコードに出会ったのですね。なぜラジコードへのご入社を決めたのですか?
小寺社長は私が案件を通して出会った人の中で、最も技術力がある方だと感じました。知識がとにかく広いのと、様々なプログラミング言語に精通していること、また今後流行るであろう言語を予測しながらプロダクト開発を行っている姿勢に魅力を感じました。ラジコードであれば、いち早くトレンドをキャッチアップし、開発に反映できる柔軟な環境にあると感じました。
また、ラジコードは言われたものを作ることがゴールではなく、「プロダクトがうまくいくことがゴール」になっている点が他社の開発とは大きく異なると思います。ビジネスの成功に対して、クライアント様と一緒に目指していけるような開発体制ができていることに共感し、入社を決めました。
ー実際に働いてみて、ここが魅力だと感じる部分はどこですか?
失敗を恐れずに何でもチャレンジさせてくれるカルチャーですね。失敗すること自体は悪いことではなく、それを踏まえて今後どう改善していくべきなのか?PDCAを回すための議論をよくします。同じ失敗さえしないよう工夫すれば、割と大きなチャレンジが出来る環境が整っていると思います。
あとはコロナを機にリモートメインとなりましたが、ラジコードでは特定の就業規則はなく、ある程度自分の裁量で仕事が進められます。もちろん、チームがきちんと機能することが大前提ですが、一人一人が最もパフォーマンスを発揮できる環境を大切にしています。ある意味「自由を享受するために、きちんと責任を持つ」ということですね。ちなみにメンバーとコミュニケーションをとる際には、チャットツールを使っています。なので、リモートになったから仕事がやりづらいとか、効率が落ちたと感じることはないですね。
(リモートワークの様子。隣で猫が見守っています。)
プロダクトの成功を見届けるのがゴールであり、そのための最適解を提案する
ー今やラジコードのPMとして、最前線でご活躍されてらっしゃいます。携わったプロジェクトについて教えてください。
今まで携わったのは、株式会社文響社さんの教育プラットフォーム『うんこ学園・うんこゼミ』、株式会社バリュープレスさんのプレスリリース配信サービス『valuepress』(累計利用企業数7万件)のプロダクト開発などです。『うんこ学園・うんこゼミ』に関しては、文響社さんのデジタル部門が立ち上がった当初から開発に関わっていましたね。他にも沢山のプロジェクトに関わってきました。
ープロジェクトを進行する中で、心がけていることはなんですか?
プロジェクトが始まる段階での意識合わせはもちろんですが、プロジェクト進行中も、常に丁寧なコミュニケーションを心がけています。また、進行する中で方向性が変わることはよくあるので、そうした際にも柔軟に対応出来るようにしています。言われたものをただ単純に作るのではなく、「ここはもっとこうした方が良いのではないか?」など自分なりに仮説を立てたり、想定される可能性を先回りで予見し対応出来るようにしておきますね。
ー具体的にはどういうことですか?
自分なりに選択肢を複数用意し、提示出来るようにしています。例えば、ご依頼いただいた内容をA案とすると、A案は3ヶ月はかかるけど、B案であれば1ヶ月で出来ますとか。先方としては工数的にも金額的にも最小限であることのほうが良いと思うので。クライアントさんの言葉の裏にある潜在ニーズをくみ取り、自分が思う最適解を提示するようにしています。リクエスト頂いたものの大概のことは出来るのですが、ただそれをやると逆に工数がかかってしまう、ということもあるので。
データーベースの設計に関しても、変更の可能性を加味して、どう設計しておいたら柔軟性を持たせられるかを考えるようにしています。クライアントさんの意向を先手でくみ取り、仮に事業の方向性が変わっても困らないようなコードの作り方といいますか。
多様な業界を横断するこの仕事ならではの魅力
ープロジェクトをやっていて、嬉しいと感じるのはどんな時ですか?
サービスがリリースされたタイミングですね。あとは、携わったサービスが成長を遂げていく姿を見ることです。例えば、3,4年前から開発に関わっている『うんこ学園・うんこゼミ』は、当初のサービスから裾野を広げ、多方面でアプリをリリースしたり、色んな会社とコラボしたりしています。クライアントさんと一緒にサービスを育てていくその過程は面白いですね。
また最近では、国の行政機関や自動車業界、介護業界などさまざまな所からお声かけ頂く機会が増えました。業界問わず色んなプロジェクトに携われるのは、この仕事の醍醐味だと思います。
価値を生み出し、価値を最大化させる
ー石島さんが働く上で大切にしている考えはどんなことですか?
”価値を生み出し、価値を最大化させること”です。ここでいう「価値」は、クライアントさんに対するサービスの価値、ラジコードの価値、そして私が提供できる価値とさまざまですが、それらを最大化させることを大切にしています。前職で働いていた頃から、「価値を見出さなければ、自分がいる意味はない」と思っていたところがあり、その意識が根付いている気がします。
また、私の好きな言葉に『無知の知』(by古代ギリシャ哲学者ソクラテス)というのがあります。「自分が知らないことを知っている」といった意味ですが、知らないことを自覚しないことは良くないと思っているので、常に自分が出せる価値は何なのか、自分が知らないことは何か、自問自答するようにしています。
ー今後、石島さんはどんなことにチャレンジしていきたいですか?
職種の枠にとらわれず、自分が価値を提供できる場面では、積極的に貢献していきたいですね。現在の会社が「事業規模を拡大させる」というステージなので、それに対する施策を講じていきたいですね。
ーどんな方にラジコードに入社していただきたいですか?
弊社は、失敗もある程度許容される環境が整っているので「こういうのをやってみたい!」など、積極性のある方に来ていただけたら嬉しいですね。逆に、指示待ち人間というか与えられたことだけをこなす、という方はあまり向いていないかもしれません。
ーありがとうございました!
【インタビュー後記】
インタビューで印象的だったのが「大変だったことはもちろんあるけど、特別すごい苦労した記憶がない」という石島氏の言葉でした。それは彼のキャリアから形成された価値観がベースにあり、純粋に心からそう思っているように受け取れました。と同時に思ったのは、ともするとラジコードではそもそも失敗や苦労という概念はあまりなく、それら全てが成長過程のものであったり成功に導くためのプロセスだと捉えているのだということ。ラジコードがそれをできる環境にあるのは、社長•メンバー同士の信頼感、何かあったら互いを助け合うというマインドが確立されているからなのかもしれません。