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短期インターン体験記 #2「この密度は、学生インターンの域を超えてた」—現役スタートアップCTOが語る、AVILEN短期インターンのリアル
Photo by Annie Spratt on Unsplash
AVILENが開催する5日間の1weekインターン。今回は、自身でAI関連企業を起業し、通年インターンにも継続して参加していただいている慶應義塾大学 理工学部 4年生の松島幸平さんに1weekインターンでの学びについて伺いました。
インタビュイー:松島幸平さん(慶應義塾大学理工学部4年 / 現:株式会社AIベストパートナーズ CTO)
インタビュアー:來栖悠悟(株式会社AVILEN HRチーム 新卒採用担当 兼 AI開発事業部コンサルタント / データサイエンティスト / AVILENインターン出身)
AIスタートアップの先輩であるAVILENの空気を感じてみたかった
來栖:今日は3月に参加していただいた春の1weekインターンについて、ざっくばらんに聞かせていただければと思います。どうぞよろしくお願いします!
松島:こちらこそ、よろしくお願いします!
來栖:そもそも、どうしてAVILENのインターンへ参加しようと思ったんですか?
松島:すでにAVILENで正社員として働かれている先輩に誘われたのがきっかけです。大学もサークルも一緒で、普段から仕事やデータサイエンスの相談をさせてもらっていて。当時は起業したばかりで社会人経験も浅く、悩むことも多く、、その中で「まずはうちの空気を感じてみたら?」と声をかけてもらいました。
最初は通年インターンとして週1〜2日くらいの関わりを想定してたんですが、「週5で来るよね?」って言われちゃって(笑)。さすがに自分の仕事との両立は難しそうと話したら、「じゃあ短期インターンあるから来てみたら?」という流れになりました。
起業もしてAIビジネスはある程度知っているつもりだった。それでも課題の密度に驚いた。
來栖:正直な話をすると、5日間でやるには盛りすぎたかなと思う内容だったんですが、いかがでした?
松島:本当にそう思います(笑)。でも自分としては、その”盛りすぎ”がすごく良かったです。たとえば勉強会。毎日実施されていて、しかも講師を担当していただく方が各分野のトップの社員なんです。普通だと入社してすぐには関われないような立場の方と、学生のうちに対話できるっていうのは非常に良い機会でしたし、本当に学びが深かったですね。
加えて、製作のフェーズについても、ただ作って終わりじゃなくて、フィードバックの機会が丁寧に用意されていて。最初はどんなに完成度が低くても、そこから改善を重ねるための仕組みがしっかりしているので、クオリティもちゃんと上がっていくんですよね。
來栖:内容が難しすぎたかな?って思ったところもあるんですけど、そのあたりはどうでした?
松島:いえ、むしろこの難しさのままでいいと思います。自分の強みや自信がある人ほど、このレベルの環境で本気でぶつかってみるのがいいと思いますし、そういう人には絶対に得られるものがあると思います。
逆に、“ちょっと優しめに調整しよう”みたいな方向にはしなくてもいいんじゃないかと。挑戦したい人がしっかりと挑戦できる場、という路線でぜひ続けてほしいです。
(写真)提案資料の作成から模擬提案までAIコンサルタントの働き方の一連を1週間で学びます
毎日の勉強会が、とにかく豪華——そして、先輩の成長に驚かされた
來栖:インターンで印象に残ってることはありますか?
松島:毎日の勉強会とフィードバックですね。あれは本当に豪華でした。ロジカルシンキング、提案資料の作り方、プレゼン講座……内容自体もすごいんですけど、何より講師がその分野のトップの社員さんなんですよ。そんなトップランナーの方々が自分たちの成長のためだけに特別に作ってくださった講義を受けることができる。それだけで普通のインターンの枠を超えてるなと感じました。
特に人材組織開発コンサルタントのマネージャーの方に講師をしていただいたロジカルシンキング勉強会は印象に残っています。初日に学んだことで、自分のアウトプットに対して毎回問いを立てていた感覚があります。その後の5日間も常にそれを実践しようと意識し続けていました。
(写真)AVILENの現役コンサルタントによる勉強会の様子
來栖:あの勉強会は、高校生くらいのときに教えてほしい内容でしたよね。(笑)
松島:ですね(笑)あと、営業マネージャーのセッションも衝撃でしたね。営業という立場から「どう伝えるか」「どう相手に刺さるか」といった視点での話が多かったんですが、それがすごく実践的で。単に話し方というよりも、相手との関係性の作り方とか、信頼を得るための空気の作り方とか——社会人ってこういう部分まで意識して動いてるんだなって感じました。
圧倒されるくらいの密度だったんですけど、逆に「自分もここまで行きたい」って思わせてくれるような、すごくいい意味でのプレッシャーでした。
來栖:めちゃめちゃ、わかります。僕も社会人1年目のときに話したときの衝撃、いまだに忘れられないです。
松島:あと、社員さんのレベルにも驚きました。特にインターンに誘ってくれた先輩。大学もサークルも一緒だったので、昔は一緒にバカ騒ぎしてたような間柄なんですけど(笑)、その姿を知ってるからこそ、今の成長ぶりには本当に驚かされました。
もともと優秀な先輩でしたけど、「ここまで伸びているのか、、」っていう圧倒的な差を感じました。視座の高さ、論点の整理力、提案の組み立て方や相手の巻き込み方まで、大学を卒業してからたったの1年で“一流のプロジェクトマネージャーとして動いてるな”って。話の持っていき方も、すごく自然で的確なんですよね。
社会人って、1年でここまで変われるんだなって思ったし、あらためて「学生と社会人の差ってこういうことか」って強く感じた瞬間でした。
來栖:彼は本当に努力家で、インターン時代から圧倒的な熱量があったんですよね。今はクライアント案件でも最前線で提案を回してて、弊社の中でもずば抜けて優秀だなと思います。正直、学生時代からずっと「うちに来てくれ」と言い続けていた自分をちょっと褒めたいくらいです。
松島:そんなに前から声をかけてたんですね。でも今の先輩を見てると、その期待はすごく納得できます。
2人チームで“捨てる勇気”を学んだ
來栖:インターンではあえて2人チームにしてみたんですが、どうでした?
松島:5日間でやり切らなきゃいけない中で、分業しないと終わらないし、常に「時間が足りない」っていう感覚がありました。正直、かなりタフでした。
でもその分、「何をやらないか」を決める判断力が鍛えられたと思います。エンジニアって、やっぱり“全部作りきりたい”っていう気持ちが強いんですけど、提案って「相手に伝わってナンボ」なので、発表まで逆算して「これはやる、これは切る」っていう取捨選択が必要でした。
最初にロジカルシンキングの講座があったおかげで、タスクをどう分けるか、どこにリソースを集中するかっていう思考がチーム内でも共有できたのも大きかったですね。
來栖:実際、松島さんはPMっぽく動いてくれてましたよね。
松島:相方には開発を任せて、自分は方針設計やスケジュール管理、提案資料の構成を担当しました。特に意識したのは「どうすれば審査員に伝わるか?」で、単なるアイデア紹介じゃなく、ビジネスとして刺さるかどうかを常に考えてました。
短期だからこそ、「全部やろうとしない」っていう判断が大事だったと思います。
短期で提案を学び、通年で価値を問われた
來栖:短期が終わって、通年の案件にも関わってくれてますが、違いは感じますか?
松島:めちゃくちゃ感じますね。短期では“提案フェーズ”を体験できましたけど、通年では実際のクライアントと動く“デリバリーフェーズ”まで任せてもらえるので、学びの種類が異なります。
しかも、それも、実際にAVILENが進めているリアルな案件なので、責任感も全然違います。アウトプットの質も意識せざるを得ないし、「この提案で本当にお客さんが喜ぶか?」まで考えきらなきゃいけない環境に身を置けるのは、本当にありがたいです。
実際、この経験を通じて「相手目線で考える」クセが自然と身についたと思います。自分のアイデアやアウトプットに対して、“本当に価値あるものか?”を問い直す習慣ができたのは、本業のプロジェクトでも確実に役立っています。
迷ってるなら、とりあえず来てみて
來栖:じゃあ最後に、参加を検討してる学生にメッセージを!
松島:これ、前に別の参加者の人も言ってたんですけど、僕もまったく同じで。「絶対受けた方がいいです」と言いたいけど、同じこと言っちゃうなって(笑)。
実際、僕自身も参加する前はちょっと迷ってたんですよ。AVILENって名前だけ聞くとすごく立派で、「自分なんかが行っていいのかな」みたいな気持ちがあって。
でも、来てみたら雰囲気もすごくフラットで、インターン生もちゃんと仲間として迎え入れてくれて。何から何までお世話になったなって思います。
だから、PMを目指してる人とか、起業したい人とか、将来何かを動かしていきたいと思ってる人は、まずは試しに来てみるといいと思います。短期インターンで業界のリアルを知って、そのあと通年でもっと深く関わっていけば、更に得られるものがあると思います。
編集後記(運営より)
AVILENの短期インターンは、毎回「この密度で5日間やりきれるのか?」と自問しながら設計しています。とはいえ、松島さんのように本気で取り組んでくれた方から「来てよかった」と言ってもらえるたびに、やってよかったと思えるインターンです。準備しているのは、あくまで本気で向き合える環境だけ。どこまで吸収できるかは、自分次第です。
少しでも気になった方は、まずはカジュアルにお話ししてみましょう!