ダイドードリンコ、アサヒグループ食品、コカ・コーラ——。
飲料・食品業界の第一線で商品開発やマーケティングに携わってきた西村さん。
現在はフリーランスとしてsPodsのCOLDRAWプロジェクトに参画し、飲料開発チームの中心メンバーとして活動しています。
大手企業で豊富な経験を積んできた西村さんが、なぜスタートアップという環境を選んだのか。その背景を聞きました。
「このお茶、なんでこんなに美味しいんだろう」——COLDRAWとの出会い
sPodsとの出会いは、実はとても偶然でした。
副業プラットフォームを通じて話を聞く機会があり、最初の面談で提供されたのが、COLDRAWの抽出技術で淹れた一杯のお茶でした。
「正直、かなり驚きました。特別な原料を使っているわけではないのに、香りや味わいの出方が全然違ったんです」
長年飲料業界に身を置いてきたからこそ、その価値が分かりました。
飲料メーカーでは、安定した品質や長い賞味期限を実現するために、さまざまな工夫が行われています。一方でCOLDRAWは、植物素材そのものの魅力を引き出すことに徹底的に向き合っていました。
「素材のおいしさで勝負する。その姿勢に純粋に惹かれました」
大企業の常識が通用しない。カオスな環境への挑戦
しかし、参画当初は戸惑いもありました。
これまでの大企業では役割や責任範囲が明確でしたが、sPodsでは違います。
「待っていても誰も仕事を振ってくれないんです(笑)」
何が課題なのか。誰が担当なのか。どこまで自分が踏み込んでいいのか。
最初はその自由さに戸惑ったものの、次第に「自分から動かなければ何も始まらない」というスタートアップならではの面白さに気づきました。
「半年くらい経って、『領域を越えて動いていいんだ』と腹落ちしたんです。そこから一気に仕事が楽しくなりました」
理想の味と量産化。その間にある大きな壁
参画後、最も印象に残っているのはある開発案件でした。
お客様が求める味わいを実現するため、自宅に機材を持ち帰り、1カ月以上にわたって試作を繰り返したこともあったそうです。
しかし、そこで直面したのは飲料開発ならではの難しさでした。
「おいしいものを作ることと、世の中に届けられるものを作ることは別なんです」
品質、安全性、製造条件、保存性。
さまざまな条件を満たしながら、おいしさも実現しなければならない。
だからこそ、西村さんは今、品質や製造を支える仕組みづくりの重要性を強く感じています。
今、私たちが求めているのは「品質を設計する人」
現在COLDRAWは、自社拠点の立ち上げという大きなフェーズを迎えています。
原料調達、製造体制の構築、品質基準の整備など、事業基盤そのものをつくる段階です。
「大企業には既に完成された品質基準があります。でも私たちは、これから品質基準そのものを作る側なんです」
どのような品質を目指すのか。どう管理するのか。どんな仕組みにするのか。
ゼロから考え、形にしていく仲間が必要だと話します。
「正解がない」を面白いと思える人へ
sPodsには、飲料、ハードウェア、デザイン、事業開発など、異なる専門性を持つメンバーが集まり、一つの体験をつくるために本気で議論しています。
「正直、最初はカオスです(笑)。でも、そのカオスを楽しめる人には最高の環境だと思います」
完成された組織ではなく、これから形をつくるフェーズだからこそ得られる経験があります。
自らボールを拾い、周囲を巻き込みながら前に進める人。
そんな仲間と一緒に、新しい飲料文化をつくっていきたいと西村さんは語ります。
正解のない挑戦を楽しめる方からのご応募をお待ちしています。