採用担当の渡邉です!是非ウォンテッドリーをご覧の皆様に「どんな方が働いているのか?」をインタビューをしてきましたので、数回に分けて掲載をしていきたいと思います。記念すべき第一回目は佐藤真喜子さんです!
Q1:この仕事に携わる前はどのようなお仕事/活動をされていましたか?
実は、2021年3月まで大学生でした。大学時代は東京に進学し、舞台芸術を学んでおりました。新型コロナウィルス感染拡大によりオンラインでの勉強になってしまったので、「どこでも勉強できるのであれば大熊に行こう!」ということで、ふるさとである大熊町に戻りました。約1年のオンライン大学生活を送る中で、卒業後の進路も決めなければというタイミングだったので、当時公社に在籍していた方に公社のお仕事についてお話しをお聞きする場を設けていただき、その場でアルバイトとして働いてみることが決まりました。今年の4月からは正社員として働いています。
Q2:おおくままちづくり公社ではどんな業務を担当していますか?
おおくままちづくり公社の職員をしながら、大熊町の復興支援員としても働いています。
※復興支援員制度とは?
復興支援員としては「避難地域で活動する大熊町民のコミュニティ団体や、大熊町内で生活している方々のコミュニティ形成支援」などを行っています。コミュニティ支援とは「それぞれの避難先または大熊町内で暮らす町民がゆるく長くつながりを維持できることを目的とし、町民同士が生活する中で助け合える体制を整える」ことを目指しています。大熊町では、10月初旬に「おおがわら会」というコミュニティ団体が立ち上がり、大川原地区を活動の中心として町内で暮らす人々や町内で働いている方々が「助け合いの体制」をつくれるよう、団体運営の自走化に向けたサポートをしています。
おおくままちづくり公社では、大熊町で栽培・収穫された酒米を使用し、会津若松市の「髙橋庄作酒造店」さまに醸造していただく日本酒「帰忘郷」のプロジェクトにも携わっております。また、おおくままちづくり公社の広報業務も担当しており、等身大の発信を心がけています。日本酒のプロジェクトでは、昨年度クラウドファンディングで多くの方々に応援をいただき、現在、2022年4月頃の一般販売に向けて取り組みを進めているところです。広報業務も今後町をPRすることも増えていくと思いますので、より多くの人々に大熊町の魅力が伝わるように尽力していきたいと思います。
Q3:担当業務のやりがいを教えて下さい。
復興支援員としてのコミュニティ支援業務はとてもやりがいを感じます。この町に住んでいる人々の生きがいづくりや、大熊町に主体的にかかわる人が少しでも増えたと実感できた時はとてもうれしく思います。私自身避難生活を経験した際に、漠然と「大熊の人にあいたい」と思いました。その思いは「大熊町という共通点を持つ人々と接することで、安心する感覚を得たい」という欲求から来ていたのだと思います。そうした経験があるからこそ、みんなが安心できるような「場づくり」が私の使命であると考えています。
大学生在学中は、卒業後も舞台芸術を仕事として食べていけるようになりたいと思っていました。今の仕事も舞台芸術で得られる感覚を持てる気がしています。舞台芸術には、「同じ目的を持った人々が、同じ時間に、同じ空間に集まる」という特異性があります。その時間や空間が侵害されることはなく、舞台と客席の双方向に絶対的な信頼関係があるからこそ成り立つ「場」だと考えます。そうした特異性は、この地域に役立つのでは、とさまざまなことを思案中です。「安心できる場づくり」という点で今の仕事にも通ずるものがあると考えていますので、これまでの経験も活かしつつ真心を持ってこの仕事に向き合えればと思っております。
Q4:あなたの今後のチャレンジを教えて下さい。
舞台芸術を学んできた中で得た知見や人脈を生かして、私にできる形でこの地域に還元できればと思います。「大熊=原発事故が起きた場所」というイメージを「大熊=楽しいことやっているまち」にしていきたいです!今後、大熊町の情報発信にはコンテンツ作りも含めて従事していきたいと考えています。
Q5:どんな人と働きたいと思いますか?
大熊町を色眼鏡的に見ている人ではなく、大熊町を盛り上げたいと心の底から思っている人と働きたいと考えています。
Q6:最後にウォンテッドリーをご覧になっている方に一言どうぞ!
想像しているよりもチャレンジにまみれた町なので、チャレンジャー求む!!!
以上、佐藤真喜子さんのインタビューでした!次はだれのインタビューになるかお楽しみに!