フルリモートより、フル出社できる人の方がキャリアのチャンスをつかみやすい
「フルリモートで働きたい」は自然。でも、それだけで選ぶのは危ない
「できればフルリモートで働きたい」
ITエンジニア、Webディレクター、PMO、社内SE、情シス、QAなど、IT・Web・DX領域で働く方から、こうした希望を聞くことがあります。
・通勤時間を減らしたい
・自宅で集中して働きたい
・家庭や生活とのバランスを取りたい
・地方から首都圏のプロジェクトに関わりたい
・働く場所に縛られたくない
その気持ちは、とても自然です。
フェローシップDX事業部でも、リモート相談ができるプロジェクトや、フルリモート可能なプロジェクトはあります。
ただ、キャリアの現実として、最初に伝えたいことがあります。
キャリアのチャンスを一番つかみやすいのは、フル出社できる人です。
これは、フルリモートを否定する話ではありません。
でも、今のIT・Web・DX領域では、
「どこで働くか」だけでなく、「どんな経験を積めるか」
を見ないと、数年後のキャリアに大きな差が出る可能性があります。
フル出社できる人が強い理由
フル出社できる人は、単純に選べる案件の幅が広がります。
特に、次のようなプロジェクトでは、出社できる人の方が声がかかりやすい傾向があります。
・新規システム導入
・業務改善
・DX推進
・AIツールやSaaSの現場定着
・PMO、プロジェクト推進
・社内SE、情シス支援
・顧客折衝
・要件定義
・現場部門との調整
・運用フローの改善
こうした仕事は、PCの前で作業するだけではありません。
現場の空気感。
関係者の温度感。
会議前後の小さな相談。
資料には残らない前提。
その場で生まれる信頼関係。
こうしたものをつかめるかどうかが、仕事の進めやすさや評価につながることがあります。
フル出社できる人は、現場に近い経験を積みやすい。
これは、キャリア形成において大きな武器です。
フルリモートだけに絞ると、案件の幅は狭くなる
フルリモート案件は、今もあります。
ただし、すべてのプロジェクトが完全フルリモートで進められるわけではありません。
企業側も、プロジェクトの内容によって働き方を分けています。
・完全フルリモート
・一部リモート
・ハイブリッド勤務
・必要に応じて出社
・原則出社
この中で、最初から「フルリモート以外は見ません」と決めてしまうと、候補になる案件は一気に減ります。
▼フルリモートだけを希望する場合
・選べる案件数が限られる
・競争率が高くなりやすい
・作業範囲が限定されやすい
・既にできる工程に寄りやすい
・上流工程や顧客に近い役割が見えにくくなる
▼ハイブリッド勤務もOKな場合
・案件の幅が広がる
・設計や要件整理に関われる可能性が上がる
・PMOやDX推進などの選択肢も増える
・現場部門との接点を持ちやすくなる
▼フル出社もできる場合
・さらに案件の幅が広がる
・立ち上げフェーズに入りやすい
・顧客や現場部門に近い経験を積みやすい
・信頼を得やすく、次の役割につながりやすい
・リーダーや推進役として見られる機会が増えやすい
もちろん、出社できる人が偉いという話ではありません。
ただ、キャリアの選択肢を広げるという意味では、フル出社できる人が一番強いのは現実です。
フル出社は、上流工程に近づくチャンスにもなる
エンジニアやIT人材のキャリアで大切なのは、働く場所だけではありません。
・どんな技術に触れるか
・どんな工程を担当するか
・誰と仕事をするか
・どんな課題を解決するか
・どんな役割を任されるか
ここが、数年後の市場価値に大きく影響します。
特に、次のような経験はキャリアに効いてきます。
・製造だけでなく、設計に関わる
・運用保守だけでなく、改善提案に踏み込む
・開発だけでなく、要件整理に関わる
・テスト実行だけでなく、品質改善に関わる
・進行管理だけでなく、PMOとして課題管理や合意形成に関わる
・社内SEとして、現場部門の業務改善に関わる
・AI/DX施策を、現場で使われる仕組みに落とし込む
これらは、すべてオンラインだけで完結するとは限りません。
現場に入り、関係者と直接話し、課題の背景を理解することで、初めて任される役割もあります。
フル出社できることは、単なる勤務条件ではなく、上流工程に近づくための入口になることがあります。
「働きやすさ」と「キャリアの伸び」は分けて考えた方がいい
フルリモートは、働きやすいです。
これは間違いありません。
ただし、働きやすさだけで案件を選ぶと、キャリアの幅が狭くなることがあります。
大切なのは、条件を整理することです。
【絶対に譲れない条件】
・家庭の事情で週5出社は難しい
・通勤時間が長すぎる場所は難しい
・地方在住のため首都圏常駐は難しい
・体調や生活環境の都合で出社頻度に制限がある
【できれば叶えたい条件】
・週数回はリモートがいい
・集中作業日は在宅にしたい
・出社頻度は相談したい
・必要なタイミングだけ出社にしたい
【キャリア上、優先したいこと】
・設計経験を積みたい
・要件定義に関わりたい
・顧客折衝を経験したい
・PMOやDX推進に広げたい
・AIやクラウド領域に触れたい
・社内SE、情シス、業務改善に関わりたい
・リーダーやチーム推進の経験を積みたい
この整理をせずに、最初から「フルリモートのみ」で絞ってしまうと、キャリア上の優先順位まで見えにくくなります。
働き方は大事です。
でも、働き方だけでキャリアを決めてしまうのは、少しもったいない。
リモートで働ける人より、リモートでも出社でも成果を出せる人が強い
これからの市場で強いのは、単に「リモートで働ける人」ではありません。
リモートでも、出社でも、ハイブリッドでも成果を出せる人です。
・オンラインで自走できる
・チャットで正確に伝えられる
・必要な場面では対面で関係構築できる
・現場に入って課題を拾える
・周囲を巻き込みながら前に進められる
こうした人は、案件の選択肢が広がりやすいです。
一方で、
・フルリモート以外は無理です
・出社があるなら見ません
・ハイブリッドも避けたいです
と最初から絞ってしまうと、案件の候補が減り、経験できる工程や役割も限られてしまうことがあります。
事情があって出社が難しい方は、その条件の中で最適な選択肢を探すべきです。
ただ、もし出社できるなら。
フル出社できることは、今の市場ではかなり強い武器です。
フェローシップDX事業部の考え方
フェローシップDX事業部では、IT・Web・DX領域の経験者を対象に、正社員・フリーランス双方のキャリア支援に取り組んでいます。
私たちは、リモートワークを否定しません。
・フルリモート可能なプロジェクト
・リモート相談ができるプロジェクト
・ハイブリッド勤務のプロジェクト
・オンサイトで現場に入り込むプロジェクト
・フル出社で現場に近く関われるプロジェクト
さまざまなプロジェクトがあります。
ただし、プロジェクトによって条件は異なります。
だからこそ、私たちは「フルリモート確約」とは言いません。
その代わり、
・これまでの経験をどう活かすか
・どんな工程に広げたいか
・どんな働き方が現実的か
・どの条件は譲れないのか
・どの条件なら相談できるのか
・その選択が数年後のキャリアにどうつながるのか
を一緒に整理したいと考えています。
大切なのは、リモートか出社かの二択ではありません。
自分の経験を、次のキャリアにつながる形で広げられるかどうかです。
フルリモート希望の人にこそ、出社できる選択肢も持ってほしい
リモート希望は、悪いことではありません。
むしろ、これからの働き方を考えるうえで、とても大切な希望です。
ただ、フルリモートだけに絞ることで、キャリアのチャンスを失うことがあります。
ハイブリッドOKなだけで、案件の幅が広がることがあります。
フル出社できるだけで、上流工程や顧客に近い経験へつながることもあります。
働き方は、とても大切です。
でも、働き方だけでキャリアを決めてしまうのは、少しもったいない。
・どこで働くか
・どう働くか
・何を経験するか
・どんな役割に広げるか
そのバランスを考えながら、自分に合うキャリアを選んでいくことが大切です。
フルリモートで働きたい。
でも、キャリアも止めたくない。
そんな方にこそ、最初から選択肢を狭めすぎず、フル出社・ハイブリッド・リモートのそれぞれを現実的に見てほしいと思っています。
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