アートで人生のドリームジャンボを見つける方法について、第2回目として、どんな作品を買ったらいいか?について解説したいと思います。
一般的にアート作品は原画という、本人が描いた作品と、版画という印刷した作品の大きく2種類に分かれます。原画は一般的には一点ものゆえ、価値が出やすい側面があります。一方で版画は大量に刷られたものは価値が出にくいです。もはや一点ものから遠く、ポスターに近くなるからです。
では一点ものを買えばいいかと言うと、一点ものの原画は高いものもあるので、出せる範囲の金額で買うのがベストだと思います。版画に関しては沢山刷られているものは注意してみてください。よくエディションという言葉が出てきます。これは擦った枚数の通し番号です。これらに注意が必要です。日本ではバブルの時期に、何百でも多いのに何千、何万という版画(シルクスクリーンなど)が出回りました。同じ絵柄が沢山ありすぎると、ファンは幻滅していらなくなります。その結果、売りに出されて価格は下落します。
まずは限定数が少ない、数枚しか刷れれていない版画や、原画の手頃なのを買うのがいいかと思われます。
今回の写真はヘンリ・マティスという画家の版画の紹介です。この作家は版画でも高くなった例です。販売当時は高くなかったと推測されます。60枚刷られたうちの7番目で、オークションに出されて8000ユーロの予想価格がついて約15000ユーロ(現在で約200万円)の値段がついたケースです。
今回も見ていただきありがとう御座いました。次回は宝くじとの比較でどちらが有効か?を書いてみたいと思います。