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貰いっぱなしの恩は泣いている

恩を送る

みなさんは「恩送り」という言葉を知っていますか?

ペイフォワードとも呼ばれるこの恩送り。これは、より良い人間関係の構築、そしてより良い社会を目指す上で必要不可欠なものです。

恩送りとは、その名の通り「恩」を「送る」ことを指しますが、一つ重要な特徴があります。それは、恩を受けた人に返すのではなくて、別の誰かに受けた恩を渡していくという点です。


恩送りは、恩返しではない

恩を受けた人に返すのが「恩返し」です。みなさんご存知の鶴の恩返しがイメージしやすいと思います。おじいさんに助けられた鶴は、人間の女性の姿になって美しい反物をお礼に作った話です。おじいさんから受けた恩を、反物でおじいさんに返す。恩返しはこの2者間で行われます。

ただ、「恩送り」は2者間で行われるものではありません。人から受けた善意や親切を別の人に渡していくのが恩送りです。中高で部活をしていた人は、先輩から受けたアドバイスを後輩にそのまま伝えた経験があると思います。これが恩送りです。そしてこのアドバイスを受け取った後輩は、さらにその後に入ってくる後輩にどんどん伝えていく。そうして恩が回っていくようになると、「恩の連鎖」が生まれます。こそがより良い人間関係や組織、そして社会を作り上げていくのです。


“Pay forward”の考え方

海外の映画に「pay forward 可能の王国」という作品があります。世界に恩送り(ペイフォワード)の概念が広がるきっかけとなった作品です。

主人公のトレバーは中学1年生。ある日、学校の先生から「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をしますか?」という課題を出されました。そこで彼は「自分が受けた思いやりを別の相手3人に返す」というペイフォワードの考えを提案しました。そして、彼は早速その先生とホームレス、クラスのいじめられっ子の3人に恩送りを始めていきます。最初はうまく行っていなかったけど、彼の気づかないうちにこのペイフォワードの連鎖が広まっていき、最後には彼の周りには幸せが溢れるようになった、というお話です。

自分が恩を他人に送ることでその人が変わる。そしてその人が変わるキッカケとなったこの恩をさらに別の人に送る。そうして、始まりは1つだったこの恩が周りに広がってゆき、組織全体をも包み込む大きな「恩の傘」となって我々を助けてくれるのです。


さあ、あなたも!

恩送りは難しいことではありません。受けた親切や善意を他の人に送る、と聞くとちょっと抽象的に思われるかもしれませんが、ほんの小さな事でも恩送りをすることはとても大事です。

先輩からもらったアドバイスを後輩に伝える。自分の誕生日に花を貰って嬉しい気持ちになったら、別の人の誕生日に花を持っていく。うまく行って上司や先輩にご飯をご馳走してもらったら、自分の同僚や後輩が同じく成功したときにご馳走してあげる。そうした小さな恩送りが集まることで、組織や社会に思いやりが溢れ、新たな文化が生まれていくのです。

誰かから受けた恩を貰いっぱなしにしてませんか?最近のことでもいいし、小さなことでもいい。受け取った恩を、周りのみんなにも伝えてみよう。

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