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インターン生卒業記事Vol.1〜学部1年生からコアメンバーとして急成長した話〜

今回はインターン生卒業記事Vol.1として、any styleに1年生から1年半の間コミットしてくれた喜多くんのストーリーをご紹介します。
(※2022年3月の投稿記事です)

■はじめに

こんにちは!

先日、株式会社any styleのインターンを卒業した喜多優太と申します。

簡単に自己紹介をさせていただくと、現在慶應義塾大学に通う大学3年生で、大学では主にマーケティングについて学んでいます。

any styleでは、1年次からの1年半の間、ビジネスサイドのインターンとして業務に関わらせていただきました。

この記事では、any styleでインターンを始めたきっかけや、業務についてなど、any styleで過ごした1年半のインターン生活を紹介できればと思います。

■any styleに入社した理由

any styleに入社した理由は、「もともとスタートアップに興味があったこと」と、「事業を作る経験をしたかったこと」の大きく2つがあります。

1つ目の「スタートアップに興味があった」のは、自分が普段使っているサービスの立ち上がりや、小さなサービス・会社がスケールしていく様子を当事者として体感したいと感じていたからです。

2つ目の「事業を作る経験をしたかった」のは、ビジネス上の根本的な力を付けられると感じたからです。

僕はany styleに入社する前に、Webマーケティングの会社で半年間広告運用のインターンをしていました。広告運用の仕事は楽しかったのですが、業務をするにつれて、「マーケティングや営業といった職種は事業を伸ばすための手段であって、それ自体は目的ではない」と感じるようになりました。

そこで、「そもそも事業がどのように立ち上がっていくのかを理解したい」と感じ、自分の手で事業展開に関われるany styleに入社しました。

(六本木オフィスでの一コマ)

■入社時の心境、any styleの雰囲気や考え方など

大学の授業が全てオンラインだったこともあり、any styleでインターンをした1年半はフルタイムに近い形で働かせてもらっていました。

入社してまず驚いたのは、メンバーの優秀さとスピード感です。

入社後にプロダクトの方針を決めるミーティングに出ると、自分の理解が追い付かない速度で議論が進められ、最初は自分の意見を伝えられずに会議が終わってしまうことも多々ありました。

また、人数や事業規模がまだまだ小さいこともあり、議論から実行、結果の考察までのスピード感がこれまで経験のない速度で行われていくのが印象的でした。

any styleの大好きなカルチャーとして、相手を受け入れるアットホームな雰囲気の中で、意見を客観的に評価する文化があると思います。

メンバー同士が互いを認め合った仲の良い雰囲気の中で、左脳優位で忖度の一切ないディスカッションが毎日進行していました。

立場に関係なく対等に意見を求められるため、自らの言動に責任が伴います。そんな環境で経営陣と合理的な意思決定をしていく中で、あらゆる物事を自分事化して推進していく力が養われました。

■どのような貢献をしてきたのか

any styleは、これから規模を拡大していくフェーズにあるスタートアップです。そのため、業務の優先度が1日ごとに大きく入れ替わることも珍しくありませんでした。

事業の進捗や状況に応じて求められるアウトプットが大きく異なるため、各タスクの背景や目的を把握した上で確実な進捗を生むことが求められました。

入社から半年ほどの間は、事業ドメインを理解出来ていなかったこともあり、オペレーション業務や社員のサポートを行う、切り分けられたタスクの消化が主な業務でした。

any styleでのインターン生活の転機となったのは、入社半年後に主事業のサービスをピボット(既存事業から撤退して新規事業に取り組むこと)したことでした。

既存事業の存続を検討している中、消費者調査の設計やデータ分析、ユーザーインタビュー、新規事業の提案、事業計画の設計など、重要度の高い業務を進めていきました。

新規事業dear.への着手が決定した後には、dear.の要件定義や、オペレーションの構築などの業務を行いました。

dear.をリリースした後には、SQLというデータベース言語を勉強し、ユーザー行動を分析するアプリマーケティングの業務を中心に行いました。特に、ユーザー行動をリアルタイムで定点観測できるよう、分析の一覧ページの作成を0から行いました。

業務の主として行っていたアプリマーケティングは、

1. SNSやアンケート、ユーザーインタビューなどの定性データから仮説を立てる

2. SQLを用いてアプリ内のユーザー行動を定量的に取得する

3. 改善案を提案し、議論する

4. アプリへのアウトプットを決定し、デザインの要件定義を行う

5. エンジニアによる実装、機能リリース

6. リリースした機能の効果測定

という流れで行い、一連のPDCAがもたらすインパクトが大きい点がとても魅力的で楽しかったです。

その他にも、GASを用いた定型業務の自動化、サービスの定性分析やユーザーインタビュー、ASO施策の提案・実行、ピッチ資料や外部向け資料の作成、先行事例や参考事例のリサーチなど、幅広く業務を行いました。

(Google Data StudioとBigQueryを用いてBIダッシュボードを作成し、知りたい情報をリアルタイムに可視化)

(複雑なユーザーの課金状態をMECEにパターン分けして整理し、データの取得方法について社内向けにドキュメント化)

(自らKPIを定義して要素分解し、各種データをSQLを用いて取得。これらの情報を基に、各要素を改善するための施策を経営陣と議論していく)

■入社時と比べて、今はどう成長したのか

any styleでの1年半は、「成長のために仕事を頑張る」という考え方はほとんどなく、目の前のことをやっていたら、結果的にできることが増えていたという順序でした。

入社直後にCEO萩原さんに言われた「成長は目的ではなく、副次的な結果」という言葉は、当時は理解できませんでしたが、今になって帰納的に理解することができました。

一般に募集されているインターンとは異なり、any styleではインターンが行うタスクが細分化・定型化されているわけではありません。そのため、「ある特定のテクニカルスキル面での成長ができた」というにはやや物足りない側面もありました。

一方で、事業についてだけでなく、ファイナンスや法務など、会社活動に対する広範囲の理解を積極的に進め、実際にバッターボックスに立って業務をすることができるため、ビジネス上の総合格闘技のような成長をすることができたと思います。

言い換えると、ソフトウェア的に後からでも手に入れられるスキルではなく、ハードウェア的な汎用的でコアな考え方やマインドセットを身に付けることができました。

特に、社内にリソースと知見がない中で、「自分がやるしかない」という責任感の下で行動する気概は、それまでの自分に足りなかったマインドで、any styleに入ってからの1年半で大きく培うことが出来た部分だと思います。

(表参道オフィスでの一コマ)

■どのような人がany styleに向いているか、any styleの推しポイント

any styleでのインターンは、

  • 「将来スタートアップで起業したい」
  • 「事業を作りたい」
  • 「any styleのプロダクトに共感できる」

といったモチベーションのある人に向いていると思います。

プロダクトに関するミーティングやデザインミーティング、エンジニアとの開発ミーティングといった上流の話に当事者として関われることはもちろんですが、ファイナンスやバックオフィスなどの、組織規模が大きい企業でのインターンでは到底経験できない話に関わることができます。

一方で、何かを体系的に教えてくれる環境ではないため、受け身ではなく積極的に情報をキャッチアップをしていく姿勢があると、より楽しく業務を進めることができると思います。

■最後に

ここまで記事を読んで、殺伐とした雰囲気の会社をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、社内のメンバーはすごくアットホームで常に明るく、仲が良いのが特徴です。

実際、社内のメンバーで旅行や遊びに行くことも多々あり、プライベートでも仲良くさせてもらいました。そのため、周囲の人に気を使いながら業務を進められる人にもおすすめの環境です。

(和歌山の無人島で1泊2日のサバイバルをしたり…)

(今治〜尾道の瀬戸内しまなみ海道80kmを走破したり、プライベートでも仲良くなりました!)

多くの大学生にとっては、最初は何を言っているのか分からないことも多いと思いますが、自分で新しいことを始めるのが好きな人や、周囲の人を巻き込んで物事を推進できる人にとっては、力を発揮するのにこれ以上ない環境だと思います。

1年半という短い期間でしたが、any styleでのインターン経験は僕にとってこれ以上ない稀有な経験であり、現在のフェーズのany styleに関われたことは本当に幸運でした。

ここまで読んでくださった方が、より良い会社を見つけられるきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(表参道オフィスの近くで送別会)



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