【People of aiESG】aiESGの分析を世界へ。「世界がどうしたら良くなるのか」事実ベースで議論できる環境を目指して。|Analysis and Insights 部 Manager 市居建人
株式会社aiESGは、2022年に設立された九州大学発のスタートアップです。
「幸せが連鎖し、しわ寄せのない社会を。」というビジョンを掲げ、最先端AI技術と確かな研究実績をもとに、世界初の製品・サービスレベルでの包括的なESG分析を通して、お客様の多様なESG評価の課題に寄り添い、最適なご提案を行っています。
今回の記事では、データサイエンティストが所属するAnalysis and Insights(A&I) 部マネージャーの市居さんをご紹介します!
市居 建人 Kento Ichii
九州大学にて、国際機関・自治体と連携し、国家プロジェクトのインパクト分析や地域別の新国富指標評価を実施。2022年aiESG参画後は、サステナビリティ領域における定量分析を軸に、TCFD・TNFDなどの規制対応を支援する多数の企業向けプロジェクトを主導。あわせて、企業向けの分析支援サービスを構想・設計・実装・展開までを一貫してリードしている。
小学生のころから走ることが好きだった市居さん。高校まで陸上部に所属し、大学ではアイスホッケーをされていたそう!今でもランニングをされているそうで、今年もaiESGのメンバーと一緒に福岡マラソンに参加されるそうです(^^)/
ちなみに、市居さんはマネージャー業務を担う傍ら、九州大学の博士課程に在学されています!学術とビジネスの両立についても伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
研究の軸:人や社会が見せる反応への関心
研究領域:走りながら見える街のつながり、都市機能への関心
九州大学博士課程に在学中~ビジネスと学術、二足の草鞋~
A&Iは未知をたのしむチーム
キャリアビジョン~aiESGの分析を世界へ~
研究の軸:人や社会が見せる反応への関心
研究の根底には、「人や社会がどのように受け止めるか」という私自身の関心があります。新しい技術や概念に対して、すぐに受け入れる人もいれば、慎重な姿勢をとる人もいます。組織においても、導入に積極的なところとそうでないところがあったり…。こうした多様な反応の違いに着目し「人や社会がどのような反応をするのか」という視点を軸に研究をしています。
研究領域:走りながら見える街のつながり、都市機能への関心
「新しい技術や概念が、どのように受けとめられるのか(社会的受容性/social acceptance)」について研究しています。アンケートや行動データなど、さまざまな方法で得られた記録をもとに、分析をしていくというものです。どれほど革新的な技術や概念であっても、人々から受け入れられなければ実装は困難となり、場合によっては反発を生むことさえあります。そのため、技術や政策の導入にあたっては、人々の価値観や認識の傾向を把握し、それを踏まえた設計が欠かせません。
私はこうした社会の反応を捉え、新しい技術や制度が導入される際に求められる条件や配慮を明らかにすることで、実効性の高い技術導入や制度設計につながる知見を提供することを目指しています。
社会的受容性の観点からの研究では、さまざまなテーマを扱いますが、私は特に都市の機能を扱っています。道路や電力、住宅、医療機関、公園などについて、「この都市が今どのような機能をもっているのか」また「今後どのような機能が必要とされるのか」という視点で研究を行っています。背景には、「街を俯瞰して捉え、その構造や機能のあり方を考えたい」という個人的な思いがあります。
九州大学博士課程に在学中~ビジネスと学術、二足の草鞋~
マネージャー業務と博士課程での研究を両立することは、容易ではありませんが、両者は密接に関わり合っており、分析や思考の内容は多くの部分で共通しています。分析活動がアカデミックな側面に寄る場合もあれば、ビジネスの現場に即した内容に寄る場合もあります。たとえ学術的な成果に直結しなかったとしても、ビジネスの現場で誰かの役に立つことができれば、それもまた研究の成果の一つと捉えています。
A&Iは未知をたのしむチーム
お客様との最初の接点は、営業を推進するBusiness Solution部によるヒアリングから始まります。「aiESGから提供できるサービスがあるか」「何かできることはないか」という段階で、A&I部に連携されます。その後、お客様とのミーティングの中で、既存のサービスやaiESGが有する技術力を活かした新たな提案を行います。提案が承認されるとプロジェクトが立ち上がり、プロジェクトマネージャーとして、追加のご要望やご質問にお答えしながら、分析を進めていきます。
一言で「分析支援」といっても、その対象や手法は多岐にわたります。サプライチェーン分析にとどまらず、ESG評価、インパクト分析、規制対応支援、サステナビリティ指標の開発など、企業や行政が直面する多様な課題に応じたサービスを提供しています。扱う業界もアパレル、自動車、建設、エネルギー、金融など幅広く、日々新しいテーマに向き合うことが求められるチームです。知らないことに触れる機会が非常に多いため、未知を楽しみ、自分の考えをしっかりと持ちながら、他者の考えも柔軟に受け止めることができるメンバーが集まっています。
自分の知らないことや考えたことがないこととの出会いを楽しめる方、また、自らの興味を積極的に共有し、チームとして切磋琢磨できる方に、チームにジョインしていただきたいなと思います。
キャリアビジョン~aiESGの分析を世界へ~
aiESGの分析を世界に普及させ、多角的かつ客観的な事実を積み上げることで、「世界がどうしたらより良くなるのか」を事実に基づいて議論できる環境をつくることを目指します。
そのために研究者、ビジネスパーソン2足の草鞋での挑戦を続け、1社1社のお客様の課題解決を積み上げていきたいと考えています。