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インフラエンジニア、クラウドエンジニアとフルスタックエンジニア

Photo by Paulina H. on Unsplash

20年前などはインフラエンジニアというとサーバのハードの見積もり(パフォーマンス、価格など)をして、納品して設定して監視対象に組み込んで、ログ転送とか設定したり、パッチあてたり、耐用年数、ライフサイクルの設計したりというイメージだった気がします。

もちろん、今でもそういう作業が必要なものは残っていますし、そこに特化したエンジニアの方もいらっしゃいます。

ただ、クラウドエンジニアというとサーバの精緻な見積もりや納品はあまり行わないように思います。

クラウドエンジニアはインフラエンジニアと同じという考え方もありますが、アプリに絡む設定が多いクラウドエンジニアの作業範囲がフルスタックエンジニアになってきたという話には納得感があります。

以前からそうなのですが、DBパフォーマンスとちがい、アプリのパフォーマンス見積りというのは、同じ処理をしていても3倍以上負荷が違うのはよくあることで、アプリの作りが悪いと思ったほどパフォーマンスが出ず、リソースが不足します。

これは今も昔も変わらないものです。
なので、アプリないけど見積もれ、ロジック実装していないけど簡易アプリでパフォーマンス検証して、となっても、実際の結果とかなり異なることがあります。
アプリ自体は実物とほぼ同じか、そのものでないと違う結果がでやすいからです。
また、アプリが同じでもデータ量や処理するトランザクションタイプでも似たような現象が発生することがあります。
データの種類、データ量、トランザクションなどの偏り具合や処理内容で重さが変わるためです。

我社はパフォーマンス検証が得意な分野で、このあたりの知識や考え方も重視しています。

話は戻りますが、このパフォーマンス検証もクラウドエンジニアのサポート範囲に入ることもあります。
昨今の分業化されるITとは違い、得意な人、経験者がいない場合、誰かがやらなければならない、そういう未知の作業を調べたりしながら、こなすスキルも必要になります。

知らないからやらないではなく、知らないから調べて進める、という考え方です。
学習にあまりに時間がかかる、専門的な深い知識がないと対応できない、という場合は相談して分業したり、別の業者に出したりすることもありますが、基本行けるか確認してみることが先です。

全く未知の領域で講師から教わることもできず、トライ&エラーもあるし、難易度も高い、ということがよくあります。
ここできつくてやめてしまったり、御用聞き的に感じて嫌になってしまい、脱落する方も多く感じます。
目指すと言っている方の 8割、9割 が脱落するような話も聞いたことがあります。
SEやプログラマの方が全然楽という人もいます。

・全般的に技術に詳しく、ずっと新しい技術を勉強し続けないといけない
・論理的に考えないと、答えが合わないし、つじつま合わせも問題解決もできない
・他の手を考えられる柔軟性も必要

全部しっかりできる人なんてほぼいないので完璧でなくていいのですが、適性という面でみても敷居が高い感じがします。
個人差ありますが、茨の道になることが多く、ある程度の覚悟みたいなものがないと厳しいと思います。
好きでない場合はあまりお勧めできないと感じています。
他の仕事でもそうですが、はっきり成果に差が出るというのもきついかもしれません。

周りを見てみると、クラウドエンジニアといいつつ、フルスタックエンジニアもやっている方が多いことに気づきます。
レベルの違いはありますが、ほぼ同義なのではないかと思ってしまいます。
仕事としてされている場合、区別してもあまり意味がないですし。

我社では、クラウドエンジニア、フルスタックエンジニアの方、またはそれを目指す方を募集しています。
このような仕事でもやっていこうと思っている気合の入っている方、ぜひお願いします。

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