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技術以上に年収に差がつく理由

Photo by Klara Kulikova on Unsplash

大学の専攻などから、高等数学を使うもの、研究開発を中心とした方々などには全くかないません。最近はとくにビックデータやAI系の分析、ロジックを組む方などには全然勝てる気がしません。

今回は一般的な開発系エンジニア、ITアーキテクト系の職種ということ考えてみます。

自分の20年以上の経験の中で、自分より明らかに頭がよくて技術の高い方は結構たくさんいらっしゃいました。ただ、それだけではエンジニア個人の頭の良さとしては評価されても、それ以上の評価が得られないというケースがかなりあったような気がします。

なぜでしょう?

外資的なパターンで考えればわかりやすいかもしれません。リーダーの評価はチームの評価で決まる。部長の評価は部門の成績で決まる。

個人より、もう少し大きい枠で結果が出ていることが重要なのです。


  1. チームの生産性を落とすパターン

技術が評価されても、チームに共有されなければどうでしょう?

・共有すべきことを共有しないので、手戻り、作り直しが多い

・ソースの一部だけきれいに組まれているが、他と整合性がとれず、メンテしにくい

・本人以外がわからない難しい仕組みやソースコードでトラブルを起こす

・理想を押し付け、チーム不和が起きている、絶対に譲らない

・スキルの低いメンバーの成果を否定し、チームとしての改善策に協力しない

・宗教論争的な部分に異常に固執する

・ビジネスの方向性に伴う決定に納得しない

結果的に進みが悪く、周りがついていけないため、チームの生産性は悪いままとなります。ここで「結局おれが全部やらないといけないじゃん」などというパターンをよく見ますが、上司から見るとこの人の評価はあまりよくありません。このパターンは退職率が高い感じもします。

余談ですが、こういう方は周りが自分と同等以上のレベルのチームに入るか、作業量が多くない状態になると落ち着く傾向にある気がします。


2. 問題に気付いているが解決しない、できない

このパターンも非常に多い感じがします。

・気付いているが、自分の懸念を共有することができない

・「言ったじゃないですか」が口癖で問題は他人や上司が片付けるものと考えて文句にしかならない

・問題の提起はするが解決策がない、そのため行動にうつせない

よくいう問題解決ができないパターンです。開発している当事者が一番詳しいはずなので、本来は解決策を考えて(できれば複数)、共有・相談するべきでしょう。どうしても解決策が出ないときも状況を整理して説明し、識者と解決策・回避策を考えられるようにしておくべきでしょう。


3. コンセプトやアンチパターンなどを説明、説得できない

システム方針やシステムコンセプトを一貫して持ち、違う方向に向かわせないこと、維持することが重要です。ここでもコミュニケーション力が重要になります。

・そもそもの目的を忘れて、方針やシステムコンセプトをしっかり持ち続けることができない

・全体を俯瞰して見て、判断できない

・全体最適ではなく、個別最適に逃げてしまう

・システムコンセプトを説明し、納得してもらうことができない

・システムや開発のバランスを考えられない(理想はわかるがコストがかかるすぎる、など)

・アンチパターンの危険性、可用性などが低下することを説明し、納得してもらうことができない

・方針がぶれてしまうことで、システムに不利となるビジネス系の仕様にフィードバックできない

・方針がぶれてしまうことで、システムに不利となるシステム系の仕様にフィードバックできない

方針やコンセプトがぶれてしまうと、様々な尺度が狂ってしまうため、どうしてもよくないシステムになりやすくなります。


と、思いつくところで少し上げてみましたが、どう思われたでしょうか?

チームや全体に与える影響という考え方でよい悪いの判断基準をもつことが重要な気がします。

自分の立ち居振る舞い、そしてしっかりした意識づけ、共有することの重要性というものに気づくと思います。

残念ですが、こういう部分も含めてエンジニアは評価されます。技術さえ高ければなんとでもなるという考えは非常に危険な気がします。仕事の多くはチームでするものです。40歳、50歳になっても頭が良く回転がいいまま、すべてを自分でこなせるなんて思う人はほとんどいないと思います。自分も30歳のころに比べるとかなり能力が落ちているなと感じることが多くあります。

我社ではこういう考え方やアプローチを含めて指導します。やはりエンジニアの差別化が重要です。

不思議なことにこういう教育を受けてきた人の方が一貫したシステムへの考え方も身につきやすい、という傾向があるようです。

個人的な感覚ですが、システムに向かう姿勢、社会人としての立ち居振る舞い(行儀や礼儀までは細かくいいませんが)、そういう成長が年収にも大きく影響しているような気がします。

ベイフロントアーキテクトではフルスタックエンジニア、ITアーキテクト、またはそれらを目指す方を募集しています。成長したい、差別化されたエンジニアになりたい方はぜひご応募ください。


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