こんにちは!インテージ人事部採用担当の池田です。
インテージでは先日、2024年入社内定者向けイベントを開催いたしました!
内定者同士がリアルに顔を合わせる機会は初めてであり、皆さんの活気ある表情、フレッシュさにこちらがパワーをもらうような時間となりました。
今回はイベント内で行った入社2~3年目の若手社員とのクロストークの様子を是非ご覧いただければと思います!
事前に内定者からいただいたご意見をもとに、「仕事のやりがい」「難しさ」「入社して感じること」などなど・・・若手だからこその率直で飾らないお話をたっぷりと伺うことができましたので、是非最後までお読みいただけますと幸いです!
今回クロストークに登壇いただいたのはこちらの3名の社員です。
*左から順に
玉木さん
2021年入社。化粧品メーカーのパネルデータを通じた企画・分析を担当。
今野さん
2022年入社。主に食品メーカーや日用品メーカーの営業を担当。
辻さん
2022年入社。主に化粧品メーカー等のアジアを中心とした海外調査の企画・分析を担当。
ーまずは、現在の業務内容について教えてください!
玉木:
化粧品メーカーの定量調査(パネル調査※)を担当しています。
基本的にクライアントからパネルデータ集計の依頼を頂いたら、クライアントが出したいデータがどのようなものなのかをヒアリングし、要望に合わせて仕様書の作成と集計を進め、データが完成したら納品、場合によっては報告会までするというのが私の一連の業務の流れです。
私のチームではクライアントとのやり取りから集計まで全て担当するため、幅広い業務知識を身につける必要がありますが、その分やりがいも大きく感じます。
※パネル調査・・・一定の期間対象を固定し行う調査。インテージでは消費者のお買い物データや全国の小売店での販売データを大量保有しています。
辻:
グローバル案件をメインにカスタムリサーチ(アドホック調査※)を担当しています。
カスタムリサーチは案件ごとにクライアントの課題に合わせて調査を実施するため、クライアントの状態によって業務の内容が変わります。
例えば「新商品を作りたいけど値段をいくらに設定すればよいのか分からない」というお客様のお悩みに対しては、上市前※の価格調査。「商品を発売したけど今どのくらい売れているのか分からない」という場合は浸透度調査。このような感じでクライアントの課題によって提供する調査が異なります。
そのため、クライアントと日々合意形成を図りながら調査の企画、仕様書やアンケートの作成、報告会等を進めています。
※アドホック調査・・・特定の目的に合わせてその都度行う単発調査。
※上市前・・・新しい商品やサービスを市場に出す(上市)前。発売前。
今野:
私は二人とは異なり、主に食品業界の営業として各部署をつなぐ役割を担当しています。
既存クライアントの課題に対して、インテージではどのようなサービスで解決することができるか的確に見極め、各部署に調査の依頼をしています。それだけで終わりではなく、各部署のメンバーにお渡しした後、クライアントと相談しながら納品までのスケジュールを立てるのも営業の役割です。また、サービスの提供価格が最適な売り上げになっているかも確認し、お見積りを作成するのも営業の重要な役割です。
様々なフェーズで各部署とクライアントを繋ぐ窓口のような役割を担っています。
ー配属前から今の部署を希望していましたか?
玉木:
もともとは「雑貨」の分野で希望を出していました。その理由として定量調査でも定性調査でも「カタチのある商品に関わりたい」「値段ではなく質が理由で長く愛されている商品に携わりたい」というものがありました。雑貨メーカーの担当ではありませんでしたが、化粧品にも想いが通じる部分があり、日々やりがいを持って取り組んでいます。
辻:
配属前からグローバルリサーチに興味があり、挑戦してみたいと考えていました。漠然とした思いではありましたが、人事の方に相談したところ選択肢を示していただき、結果的に、希望通りの仕事ができています。もちろん全員が希望通りの配属となることは難しいと思いますが、自分の思いを人事や先輩社員に伝えてみることは大事だと思います。
今野:
もともと食品の営業をやりたいと思っていました。しかし、新人研修を受ける中で、サービスの提案をするにはインテージについてもっと知らなくてはという思いが募り、分析もやってみたいという相談もしていました。結果的には食品業界の営業に配属になったため、もともとの希望が通った形になります。
ー1日のスケジュールを教えてください!
玉木:
そうですね~‥クライアントからの依頼によって業務の内容が変わるためこれといったものをお伝えするのは難しいのですが、1日の始めにクライアントからのメールをチェックし、そこでデータ集計の依頼があれば仕様の確認を進めたり、前から依頼があったものは集計作業の対応を進めたり、といった感じで依頼ベースで進めています。また、繁忙期や閑散期によっても働き方は多少変わってくる印象です。
ー繁忙期はいつ頃なのでしょうか?
繁忙期はクライアントの決算期によって変わりますが、年末年始で1年分のデータが出揃ったタイミングから2月くらいまでが忙しいです。
閑散期は夏頃で、お盆休みはクライアントも休業日であることが多く余裕があるためいつもは手を付けられなかった+αの業務にチャレンジしたりします。
辻:
私も同じく決まった業務の流れはなく、事前にクライアントと一緒に組んだスケジュールで動くことが多いです。例えば、この日は調査票を送る日、この日はアンケート画面作る日など計画しているため、それに応じて進めています。朝はメールをチェックし、その他クライアントとの打ち合わせや社内のミーティングが1日に1~2件入ります。
今野:
私は営業担当のため、クライアントとの打ち合せが比較的多いです。
遅くても10時頃には勤務を開始し、午前中にクライアントとの打ち合せが1件、社内のミーティングが1件、お昼に休憩を取った後は同じように社内外の会議が入ることが多いです。それ以外の空いている時間を使ってクライアントとの打ち合せで出た課題について社内で話し合ったり、情報収集したりして、だいたい18時くらいに退勤します。
ーコロナウイルスの流行が落ち着き、リアルでの打ち合わせも増えましたか?
実際にクライアント先に出向くことも増えました。やはりリアルで顔を合わせてお話しした方が案件も進みやすいと感じています。7月に新体制になったため、その挨拶として部長たちと一緒に出向いています。
ーちなみに、内定者から移動手段について質問があったのですが…(笑)
車の運転が不安なのかもしれませんね。移動は電車のため安心してください!
クライアント企業の最寄り駅まで電車で移動し、最近は暑いのでそこから会社まで皆でタクシーに乗ったりもします。
ー配属後初めて任された案件は?
今野:
グループ会社の家計簿アプリの提案を受注しました。とても緊張していて、クライアントの表情を伺いながら商談をしたことを今でも覚えています(笑)
辻:
東南アジアサッカー大会のスポンサーが出した広告の効果測定を行いました。
特にサッカーに詳しいわけではなかかったので、サッカーのこと、大会のことを調べることからスタートしました。
ー知識の少ない領域については同じく自分で調べることが多いですか?
そうですね、例えばプロテインの案件に携わった時は調べるだけではなく実際にプロテインを飲んでいました。実はそれまで飲んだことがなかったのですが、今では朝食にプロテインは欠かせないです(笑)
自分が携わった商品に愛着が湧き、ついついヘビーユーザーになっていたり、これまでよりも目につきやすくなったりということはインテージ社員ならあるあるかと思います。
玉木:
私は1年目の時には集計をメインで行っていました。インテージでできる集計の質や範囲を理解しなければクライアントへのヒアリングの質も上がらないからです。
初めての集計は、肌の悩みに合わせた購買行動に関してのランキング調査でした。生活者の肌の悩みに合わせて購入商品の傾向がしっかりと分かれていることが集計により明らかになり感動したことを覚えています。
ー3年目になり成長した部分はありますか?
クライアントとのコミュニケーションの取り方は1年目と比べて変わった点の一つです。はじめはクライアントからの要望に対してその要望通りに対応していましたが、必ずしもそれがクライアントが見たいデータにつながるとは限らないため、リサーチャーとしての考えを持ち、疑う視点が身についてきました。今ではクライアントとの信頼関係を築きつつ、目的に合わせた的確な道筋を設計できるようなコミュニケーションを大事にしています。
ーインテージで働くやりがいを教えてください!
玉木:
我々の調査結果が反映された商品が実際に発売されることです。
クライアントが新商品を出すうえで、その市場にポテンシャルがあるかどうか、これとこれならどっちの商品の方が良いかなどの相談に乗るのですが、その結果が反映された商品が発売しているのを見ると、自分の仕事の成果を形として見ることができやりがいを感じます。
特に私は化粧品メーカーを担当しているため、自分の関わった商品を店頭で見かける際は嬉しい気持ちになります。担当者としてだけでなく、1ユーザーとして勉強のために商品を試してみることもあります。
辻:
私も同じく、自分たちの出したデータからクライアントの意思決定に貢献することができたり、その商品が世に出てたくさんの人の手に届いているのを見るとやりがいを感じます。
今野:
私はついさっき、クライアントから電話があり調査へのお礼の言葉を頂きとても嬉しく感じました。飲み物を試飲して感想を集計する調査だったのですが、クライアントとしては想像もしていなかった意見が出たようで、「こちらでは気づかなかった視点を導き出してくれてありがとう」というお言葉を頂けました。日々クライアントと直接かかわる営業というポジションとしては、クライアントからの直接の感謝の言葉はとてもやりがいに感じます。
ーこれまでの仕事で困難だったこと・難しかったことは?
今野:
配属後、教えていただく全てが新しく、自分の知らないサービスもとても多く、クライアントとの課題とインテージのサービスを紐づけることがとても難しかったです。今でも足りない知識はまだまだあると思っているため、とにかくたくさんの案件に携わることを大事にし、できるだけ多く現場に出て勉強しているところです!
玉木:
クライアントからとてもレベルの高い分析の依頼があり、どのように対処すべきか迷うこともあります。難しい分析になればなるほど関係部署をまたいでの仕事になるため、労力もかなりかかります。正直なところ今も明確な解決方法が示せるわけではないのですが、そのような時はまず時間をかけて冷静に要望を読み解き、インテージでできる範囲を明確にすることから始めています。また、メンターだけでなく同じクライアントチームの先輩にアドバイスをたくさんいただき周囲の協力を得ながら進めるのも解決のための一つ重要なことだと思います。
辻:
グローバル案件では国が違うことでオペレーションの違いが生じるため、そこに一つ一つ対応していくことが大変でした。簡単な例を出すと、この日は向こうでは祝日だな、時差があるから今の時間は連絡しない方が良いな、などと気に懸けなくてはいけないことが通常よりも多くなります。単純なことではありますが、そういったことがクリアできてやっと通常の業務に移ることができます。私もはじめは困ることが多かったのですが、自分の経験も知識も少ないことを自覚し、良い意味で自身だけでの解決は諦めて頼れる先輩にたくさん意見をもらうことを大事にしていました。
ーグローバル案件に携わるとなると語学力も高いレベルで求められますか?
簡単なメールを英語で書くことができる程度であれば問題ないと思います。その代わり、調査で使う単語など、これまでの英語学習では知らなかったフレーズを覚える必要はあります。もちろん、目指すキャリアによって求められるレベルは異なるかと思います。
語学力のほか、現地の文化や歴史に興味を持つことができ、面白いと思える方はマッチすると思います。
以前、ベトナムのヨーグルトについて調査した際に、日本人にとっては普通の味でもベトナム人にとっては酸っぱすぎて合わないということがありました。私にとってもクライアントにとっても新発見だったため、商品開発の重要な手掛かりになりました。このような国や文化による違いを面白いと思ってアンテナを張って興味を持てる人はグローバル領域でもやりがいを持って楽しく働くことができると思います。
ーワークライフバランスはとれていますか?
今野:
月に1回は有給を取るようにしています。
休みの日は友人とお酒を飲みに行ったり、自然を感じるためにドライブに行ったりします。
同期も仲が良く、自宅が近い同期とは週3くらいで会って仕事の話やプライベートの話で盛り上がっています。
辻:
インドアな方なので、休みの日は家で動画を見たりゲームしたりとゆっくり過ごしています。
家が都心から離れているため、休日に同期と会うことはあまりありませんが、その代わりに出社した日は一緒にランチに行くことが多いです。
また、仕事以外だと資格の勉強も進めています。会社での資格取得支援制度があるため、それを使ってITパスポートやTOEICの受験をしました。
ITパスポートについては会社で取得を推奨されている資格で、勉強のための本の購入費に加え、合格の際の報奨金ももらえたのでお得に資格を取ることができました。
玉木:
水族館巡りが趣味なので、最近はリフレッシュ休暇と呼ばれる9連休を取得できる制度を使って、九州のいろいろな水族館をめぐりました。今月も有給を取って熱海までリフレッシュしに行こうかと計画しています。3年目になりますが、同期とは現在も仲が良いので月に2回くらい会って他愛もない会話を楽しんでいます。
皆さん仕事もプライベートも充実されているようですね!これからの活躍が楽しみです!
内定者だけでなく、就職・転職活動中の方々の参考になれば幸いです!
★最後までお読みいただきありがとうございました★