Reeluの石丸香織です。マリオットグループ等のホテル業界で8年ほど働き、2020年に独立し、2022年の11月にM&Aで会社ごとReeluに参画。スタートアップ一人目の社員としてReeluをやっています!
高校中退から早稲田合格
幼稚園から塾通い、小学校2年生からSAPIX。典型的なスパルタ教育を受けた結果、高校生でプチ反抗期が来まして、なんと高校中退。インターネットの世界にがっつりとハマり、お家で1日12時間以上ネトゲに接続する日々。優等生から一転し、このまま引き篭もりになるかと危ぶまれていました..。
しかし、ある日偶然通りかかった大学の入学式で、キラキラした学生たちを目の当たりにしたところ「私も大学生になりたい!」との思いが沸々と芽生えてきたのです。
でもまた高校に通い直したら3年もかかってしまう・・。そうだ、大学検定(今の高卒認定試験)を取ろう!と本屋に直行。無事に大検を受けて大学の受験資格を取得し、2016年には早稲田大学に入学しました。
働いたら負けだ
「オーディション受けてみない?」大学の授業で声をかけられたのがきっかけで始めた舞台演劇。早稲田の卒業生が作ったミュージカル劇団に所属し、役者だけでなく、衣装や広報など幅広く携わっていました。
卒業後も働きながら演劇を続けており、いつか皆でブロードウェイに行くんだ!と夢を膨らませていました。「会社はどうせすぐ辞めるし」と仕事にもいまいち身が入らず。私の本業は役者、働いたら負けだ!くらいに思っていました..。でも演劇で成功するでもなく、仕事もイヤイヤで成果は出せず。結果的に、ただの超意識低い社会人でした。
ビリ入社から営業成績一位
転機は突然訪れる。マリオットグループ(旧スターウッドホテルズ)に転職したことから、私の仕事人生は動き始めました。
実は「英語の読み書きさえできれば、楽に稼げますよ🎶」とエージェントの方に囁かれたのがきっかけだったのですが・・。
研修のツールは全部英語。私以外は留学か海外での仕事経験者のみ。海外のお客様やホテルともバシバシ交渉しなければならない環境。
完全にビハインドです。
そもそもホテル業界をよくわかっておらず、シェラトン系の会社なのに「ヒルトンが好きです!(別グループです)」と自己紹介してしまい、場を凍らせてしまった記憶があります..。
海外出張に行っても先方の話が半分も分からなかったり、海外ホテルのスタッフに「英語で喋ってもらえる?(英語を喋ってたのに!)」と言われてしまったり。毎日が羞恥心とチャレンジの繰り返しでした。
仕事めっちゃ楽しい!
でも、仕事はめっちゃ楽しかったんです!
最初は失敗ばっかりでしたが、同僚やマネージャーの人たちが丁寧に教えてくれて、どんどん成長していく実感がありました。
せっかくならば成果を出したいと、デスクで耳をダンボにして、先輩たちから盗めることは全部メモ。毎日目標を定量&定性的に管理し、改善点を書き出す。少しでもお客様に情報提供できるように、毎月自費で自社ホテルに宿泊!
やべ〜仕事めっちゃ楽しい!あんなに意識低い系だったのに、今度は意識が高くなりすぎて、新人さんに「なんでいつもやる気あるんですか?(引き気味)」と言われるほど。
もりもり頑張っていると、半年経たずにエース的存在になり、年間一位の賞まで頂くようになりました。
もっと色んな仕事をしてみたい・・!
でも、嬉しさの反面、ずっとウズウズしてたんです。
もっと他の仕事にもチャレンジしたい、今よりも会社に貢献してみたい..!
勝手に社内システムの改善点を洗い出してみたり、プライベートで宿泊したホテルのレポートや情報をまとめてプレゼンしてみたり、社内転職に応募したり。自分のポジションでできることは何でもやってみました。
しかし、私がいたのは外資系の大手グループです。他の採用ポジションがいつ空くかも分からない。経験がない私が採用される確率なんて0に近いし、何年も待つのはイヤだー..!
10分の電話で掴んだチャンス
藁をも掴む思いで、当時はまだ珍しかったWantedlyに登録。今野が働いていたFunGroup(当時はRisingAsia)と出会います。
電話で10分話したのをきっかけに、トントン拍子に手伝えることになり..!カスタマーサポートの立ち上げからインターン採用、オウンドメディアの立ち上げなど、あらゆる機会をいただきました。
副業でスタートアップを知る
お金でも安定でもない、何よりも”機会”を渇望していた私にとって、初めてのスタートアップはめちゃめちゃ心地が良くワクワクする場所でした。ここでは年次も年齢も、役割でさえも関係ない。皆が事業成長を心から願い、全力でコミットしている。
時には厳しく感じることも、不安に思うこともありつつ。
事業進捗のスピード感、フラットな機会、前向きさに溢れてる。そして熱量が高いことが当たり前の環境で、「私の居場所はここだー!」と思いました。
次の欲望は「起業」
スタートアップで幅広くチャレンジさせて頂き、2018年頃には「もっといろんな仕事がしたい!」という欲望が満たされたのを感じました。
人間は欲深いものでして..そうなると、次なる挑戦をしてみたくなったのです。そう、それは起業。
とはいえ、起業するならば、自分が全力でコミットできるテーマを見つけたい。3年ほど働きながら探し続け、出会ったのがメンタルヘルスでした。
自分でコードを書いてみる
コロナ禍でメンタル不調で退職・休職した友人から次々と相談を受けるようになりました。調べてみると、日本のメンタルヘルスには、スティグマや専門家不足など様々な課題がありました。私が好きなテクノロジーとの掛け合わせであれば、解決できる可能性があるのではと考えたのです。
私の起業テーマはコレだ!と思い、ソリューション方法を見つけるべく、ヒアリングをしながらプロダクト開発を始めました。最初はGliderやBubbleといったノーコードで作っていましたが、もっと自由度高く開発したくなり..。
自らReactやLaravelなどプログラミングを学んで開発を進め、株式会社Tech Giraffeでサービスをリリースしました。
売却しスタートアップ入社
そして冒頭の通り、2022年11月にM&Aにて会社ごとReeluへジョインしております。
「せっかく自分で会社始めたのに、なんでReeluに入社したの?」とよく聞かれます。
一番大きな理由は、起業した時のビジョンが、Reeluに入った方がより大きな視点でかつ深く叶えられると思ったから。
私のビジョンは「働きたいと思う人がずっと働き続けられる社会」。そのためには心の不調を理由に離脱してしまう人を減らしたいと考え、メンタルケアの事業を運営していました。
しかし、ユーザーヒアリングを重ねるうちに、根本的な解決はメンタルケアではなく、会社とのミスマッチや、経歴のない人が挑戦する機会の少なさにあるのでは?と考えるようになりました。
その時に今野からReeluのピッチを聞かせてもらい、機会をフラットにし、「あらゆる人が自分らしく社会参画する」世界を目指すということにとても共感したのです。自分自身が過去の転職活動において、書類選考で落ちまくっていたこともあり。会う前に動画で人柄を伝えられるサービスのコンセプトもとても良いなと思いました。
もちろん、FunGroupで私にたくさんの機会を惜しみなくくれ、共に事業成長に向き合い、起業する際は心から応援してくれた今野と一緒に働くことにも、とてもワクワクしていました!
一桁社員は事業成長全体にコミットできる!
Reeluにジョインしてからの日々を振り返ると、改めて、「仕事ってめっちゃ楽しい!」と思えたことは、私の人生の財産だなと思います。
実現したいビジョンがあって、そのために事業を創っていて、これからも事業成長に向き合うことができる。こんなに幸せなことってあるのかな?!と思うほど、毎日ワクワクしながら働いています。もちろん落ち込むことも日常茶飯事ですが、ネガティブなこともひっくるめて、以前よりも何倍も幸せで、楽しいなと感じています。
次の欲望は、事業と会社をめっちゃ成長させること!特に、ホスピタリティ業界の経験やプロダクト開発の知見を活かして、プロダクト全般へ大きな貢献ができればと思っています。さらに、社員としては一番長くReeluにいることから、ビジョンや思想を共有し、より強固なチームを創っていきたいです。
演劇の経験も活かしてます
実は、こっそりReelu内で演劇の経験を活かした仕事もしておりまして..笑。
Reeluでは、接客・営業職に特化した採用サービスを運営しています。求職者の動画を見てスカウトできるため、人柄や雰囲気など動的な情報に触れられることが特徴なんです。
動画と言っても難しいものではなく、スマホで質問動画を見ながら、5つの質問に答えるだけ。その質問動画に、私が登場させて頂いてますっ。こちらのサービス紹介動画で見られるのでよければご覧ください。(動画内のナレーターもやりました)
一桁社員、まだ枠空いてます!
働く上で、ポジションや年齢に関わらず、尊敬する人たちと出会えることは人生の喜びだなと思います。これからのReeluのチームがどんな色になっていくのか、私はとても楽しみです。
役割や年次にとらわれず、事業成長全体にコミットできる。そんな面白くて貴重な機会は、創業期のスタートアップならでは。
一桁社員の枠がまだ空いているうちに、お話ししてみませんか?