今回はゆめおり陸上クラブ代表の金子信コーチにインタビュー!
クラブ事業最古参メンバーであり、前身の陸上クラブの立ち上げから指導現場を牽引してきた金子コーチの心情に潜入します!
「なぜ指導者の道に進んだのでしょうか?」
もともと自分の強みを生かせる指導者に興味はありましたが、実は初めから陸上クラブで指導を行っていたわけではありませんでした。
卒業後も競技を継続できる環境を探し、先輩の繋がりでウェアの製作販売を行う「NMT4」(前身の陸上クラブの運営会社) に入社しました。当時はまだ陸上クラブはなく、ウェアの営業などを担当しながらサッカーチームである「早稲田クラブ」で運動指導を行っていました。
のちに会社内の陸上部として「ニューモードAC」が発足し、いわゆる社会人クラブチームとして初年度は活動していました。その後、現役アスリートが教える小中学生を対象としたスクール事業を2010年より開始し、本格的に指導者人生がスタートしました。
2015年からはクラブ名称を「ゆめおり陸上クラブ」に変更、現在に至るまで日々子どもたちの指導にあたり、指導者歴は14年目に突入しました。
「この仕事のやりがいとは何でしょう?」
ずっと頑張ってきた陸上競技を、大好きな子供たちに教えながら、一人一人の成長に携われていることにやりがいを感じています。仕事をしている感覚よりも、大好きなことを思い切り楽しんでいる感覚ですね。
「嬉しかったエピソードを聞かせてください」
子供たちが自己ベスト出したり、成功体験を聞いた時にこの仕事をしていてよかったと感じます。
最近特に嬉しかったことは、クラブに通っている子供たちが「将来クラブで指導者をしたい!」と言ってくれたことです。
「これからどんなクラブを目指していきたいですか?」
クラブで育っていった選手が、指導者としてまたクラブに帰ってきてくれるようなサスティナブルな循環を生み出すクラブにしたいです。
そこに、クラブの外から新しい風を吹き込んでくれる人材を巻き込みながら、クラブの良いところを伸ばしつつ、常に変化を伴った成長をしていきたいですね。
「どんな人と一緒に働きたいですか?」
情熱がある人と働きたいです。
そして、子どもの将来を預かるという責任と覚悟を持ち、子どもたちの成長を第一に考えて行動できる人に仲間になってもらいたいですね。
略歴紹介
金子 信 (かねこ まこと)
東京都羽村市出身
中学時代は野球部に所属しており、都立野津田高校入学後に陸上競技を始め、高校3年時に八種競技で関東大会9位。日本ウェルネススポーツ専門学校に進学後に急成長し、十種競技で日本選手権4位、4×100mリレーにおいて全日本実業団で優勝。卒業したのちに4×400mリレーにおいても全日本実業団3位、日本選手権リレー6位の成績を残し、東京都記録も樹立した。2019年に一線を退き、現在はゆめおり陸上クラブの代表としてクラブ内外のジュニア選手育成に力を注いでいる。2022年度東京都優秀指導者賞受賞。