瓜生 遼馬 Ryoma Uriu
大学卒業後、グローバル人材特化のエージェントとしてキャリア支援に従事。入社1年目から社内トップの営業成績を実現。その後、海外支社の立ち上げを経験し、歴代最年少の支社長として全社の売上を牽引。より深く人と関わる働き方をしたいという想いから、株式会社アサインに転職を決意。関西支社立ち上げを経験し、現在は西日本エリアの営業責任者として営業戦略策定から実行までを一貫して担う。
この記事では、アサイン関西支社の立上げを経験し、現在は西日本エリアの支援を支える瓜生さんにお話を伺いました。
本日はよろしくお願いいたします。瓜生さんは、前職では海外で働かれていたと伺っています。どのような経緯でアサインへ参画されたのでしょうか。
前職は海外で留学支援の仕事をしていました。もともとはサッカー選手として海外でプレーしていたのですが、サッカーのために経験した留学が、自分の人生に大きな影響を与えた経験から、自身も留学を通じて誰かの人生に影響を及ぼせればと思っていました。
ただ、留学はどうしても決まった期間の人生の1ページに過ぎず、中長期で人生に寄り添いきることは難しい側面があり、サッカーに打ち込んでいたのと同じ熱量で向き合えていない自分がいました。
そんな折にアサインのエージェントと出会い、「夢や目標に向かって挑戦しようとする人の背中を押せるか」「常に貪欲に成長し続けられるか」が、自分が大切にしたい価値観なのだと気付くことができました。そして最終的には、選考を通じ、自分もここで成長していきたいと強く感じたアサインへの入社を決めました。
アサインでは、東京本社で実績を残されたあと、関西支社の立上げに尽力されていますね。
はい。アサインのキャリア支援を、より日本全国に届けたいという思いで、支社立上げに参画しています。西日本エリアを中心に、日本各地の求職者様をご支援させていただいていますが、同じ日本であっても、住むエリアが異なれば、転職市場を取り巻く環境にも違いが現れるのだということを実感する場面が多いです。
例えば、転職活動に対する考え方ですが、転職活動をする=転職する、という意識を持たれている方も多く、転職活動をすること自体への意識的なハードルが非常に高いと感じます。しかし、内定を獲得して初めて、転職という選択肢を手にすることができるようになりますし、転職活動は、社会人が自分にベクトルを向けて物ごとを見つめることができる、数少ない機会です。なんとなくこれでいいのかと、キャリアに対して不安を抱えていらっしゃる方こそ、一度エージェントと話をしてみてください。実際に転職するにせよ、しないにせよ、自身のキャリアと向き合う良い機会になります。
なるほど。その他にも地域による違いを実感されることはありますか。
環境を変えることへの抵抗が大きい方も多い印象です。転職活動を頑張り、せっかく希望通りに内定をとっても、承諾を迷われる方もいます。要因は様々ですが、例えば、ご家族、親、パートナーなど周りの方々の意向が影響したり、周りのご友人や世間体といった周囲の環境が影響していたり、自分の思い以外の部分で選択が制限されることが多い印象です。
もちろん一概には言えませんが、例えば、地元の国公立への進学や、地元の大手企業への就職が良しとされていたりといった、その地域ならこれが正解という価値観が、自然と形成されやすい環境もあるのではないかと思います。それが良い悪いということではなく、「生きてきた境遇によって、人の価値観は形成される」ということです。
面談でキャリアの棚卸をして、自分はこんな仕事がしたいんだとか、こういうビジネスパーソンになりたい、こんな役割を目指したいといった理想像を描けたとしても、いざ一歩踏み出そうとすると、怖くて決断できない。こうした場面に何度も遭遇します。その「怖い」という気持ちはよく分かりますし、新しい挑戦をすることだけが正しいとは限りません。ただ、そうやってキャリアの選択肢が制限されるのは、非常に勿体ないと感じますし、悔しいです。
育ってきた境遇は人の価値観に大きく影響しますよね。エージェントとして、どのように向き合われていますか。
人は同じ境遇で生きると、きっと誰しも同じ価値観になる。そう念頭に置いて、一人ひとりの価値観に「共感」してご支援することを、大切にしています。そのために、その方が生きてきた環境を丁寧に辿り、本人から出てくる言葉や要望の「背景」を想像して、言葉を選んでいます。
「瓜生さんは、分かってくれている」
その安心感が、最後の一歩を踏み出すための、力になると信じています。
ありがとうございます。最後に、瓜生さんの志を教えてください。
先日、ご支援させていただいた方に「瓜生さんの仕事に対する姿勢を間近で見たから、自分ももっと上を目指そうと思ったんです。今は、全社MVPをとるために邁進中です。」と言っていただきました。
自分の生き様が、誰かの挑戦のきっかけになれている。こんなに嬉しいことはないですね。
自分は、エージェントとして足元の転職支援を全うすることはもちろん、「自分の仕事への姿勢や生き様のすべてを通じて、人の心を動かせる」そんな人間でありたいと思っています。