こんにちは!Material Bank® Japanです。
当社にご関心いただいている方へ、ミッションや働き方、雰囲気について知っていただけるよう、社内の各メンバーがどのような想いを持って連携しているかを、数回にわたってストーリーでお届けしていきます!前回の記事「MBJ社内ツアーpart.2 〜ワクワクするようなインフラを作り上げる〜」では、Techグループの想いや日常についてお届けしました。
今回は「MBJ社内ツアーpart.3 〜当たり前を徹底的に〜」と題し、サービスのインフラ構築を担っているLogisticsグループの取組みや想いについてお伝えします!
Material Bank® Japanとは?
私たちは、2019年にアメリカで誕生した、建材サンプルのマーケットプレイス事業「Material Bank」の日本版です。Material Bankは、建築・インテリア業界のデザインプロフェッショナルと建材ブランドを繋ぐマーケットプレイスで、現在アメリカでは約10万人のデザイナーが、450以上のブランドからのサンプルを無料で取り寄せることに貢献しています。日本では、2023年秋頃の本ローンチを目指し、全社一丸となって準備を進めているところです。
Logisticsグループの取組みと想い
Logisticsグループは、物流業経験者を中心に構成されています。グループの出荷・入荷の責任者を務めている、服部・國見に話を聞いていきます。
Logisticsグループの國見(左)と服部(右)
──Logisticsグループの役割を教えてください。
服部:デザイナー様から注文が入った建材サンプルを、迅速かつ確実に届けるという「物流」の役割を担っています。お客様にきちんと届いていることは当たり前、その当たり前を徹底することに魂が宿ります。
國見:毎日24時までの注文を受け付け、当日発送扱いに乗せる必要があるため、スピードが求められます。かといって、スピードだけにとらわれてもいけない。梱包などの質も高め、スピードと質を担保しながら稼働を回し切る。難しい部分もありますが、とても大切な部分だと思っています。
服部:お客様が求めているレベルを越えるために、常に試行錯誤を重ねています。箱を開けた時に感動していただくためには、見た目にも妥協がないことが大切なんですよね。
國見:そうですね。エンドユーザーに届ける最後の砦とでも言うのでしょうか。ロジスティクスは「ものを運ぶ」責務なのですが、私自身は「サービス業」だと考えています。箱を開けたお客様が、どんな気持ちになってくださるだろう。そのことをイメージしながら仕事をすると、もっと工夫できる部分があるんじゃないかと。多くの業界で、物流はコストと見なされがちですが、Material Bank® Japanは、そこにコストをかけて細部までサービスを構築しようという姿勢があると感じます。
──細部まで構築するとなると、チームの役割分担や連帯感が必要になってきますよね。Logisticsグループは、どのような体制で運営しているのですか?
國見:私が入荷の責任者を、服部さんが出荷の責任者を務めています。入荷に関しては、入荷予定情報を受け取り、入荷作業のスケジュールを立てています。関わってくださるメーカー様を含め、私たち全員が業界初のことにチャレンジしているので、多くのトライをご一緒いただいている、という想いです。
服部:私は出荷を担当しています。お客様からのオーダーを現場に伝えて、オペレーションを回していく部分ですね。国内外のシステムを複数運用していく必要があるため、何か問題が生じると、「どこに原因があるのか?」を言語化し、各所関連する方々と連携して、解決していく。今はだいぶ慣れてきましたが、初めの頃は本当に苦労しました。
──事業立ち上げに伴う、課題→検証→標準化の連続ですね。「産みの苦しみ」とでも言うのかもしれませんが、立ち上げ期間で記憶に残っている出来事はありますか?
國見:Logisticsは、各部署と連携しながら業務を進めるのですが、各部署との役割の線引きが難しかったですね。振り返ると、社内のメンバーをはじめ、一緒に働いている仲間が皆、積極的な姿勢で関わってくれるので、大切な時間だったなと感じます。
服部:仲間の有難さは、私も心底感じています。私は國見さんより数ヶ月前に入社しているのですが、それまでの間は倉庫に設備系もほとんどなく、社内に物流経験者が少なかったため、孤独を抱えていました。それぞれのシステムの機能、どうしたら動くのかなども全くの未知でしたからね。深い霧を掻き分けるような想いで、一つずつクリアしながら進めていました。初めて最後まで処理をし切った時の言葉にならない感動は、今でも鮮明に覚えています。
──物流経験者が仲間に増えることで、相談できることも増え心強いですね。お二人のこれまでの経験が活きていると感じることはありますか?
服部:もちろんあります。私は物流一筋のキャリアで、1社目はほとんどの現場作業がマニュアルの企業、2社目は物流ロボットを活用する企業でした。Material Bank® Japanでは、使っているロボットや設備は違うものの、これまでの経験のおかげで、ロボット会社の担当者とやりとりをする際には道筋が見えやすいですし、現場でトラブルが生じた場合でもカバーしやすいです。これまでの経験を活かして新しい環境で力試しをしたい人にとっては、とてもやりがいを感じられると思います。
國見:「何もない状態から作り上げていく」こと、「当たり前を維持するための知恵や工夫」などは、前職で身につきましたね。加えて「人と一緒に仕事をする」ことの奥深さも学びました。最初は複雑な手順であったとしても、それを標準化して、誰でもできる形に昇華させていく。そのプロセスを形作っていくのは、人なんですよ。人を大切にする環境だからこそ、工夫や学びが生まれていくと感じます。
服部:加えて、Material Bank® Japanは物流をとても大切にしている企業であると感じます。細かい部分まで各自が見てくれていて、何かトラブルが生じるとみんなでそれを解決しようとしてくれる。他のグループのメンバーも物流に対して前のめりになってくれることが、私たちの励みにもなっています。
──Logisticsグループを引っ張っているお二人が、今後チャレンジしたいことはありますか?
服部:Material Bank® Japanの社員は「Material Bank® Japanサービスは良いものだ」と信じてるので、日本全国の人にそう思っていただけるように、現場のサービスレベルを向上していきたいです。「当たり前」の部分をもっと突き詰めていきたい。さらに、将来的には国内だけでなく、グローバルに価値を出せるようになりたいです。チャンスがあれば、海外の倉庫を視察してみたいですね。どのように運用をしているか、そこにはどんな仕組みがあるのか。考えるとワクワクします。
國見:他社の物流事業者に「参考にしたい」と思っていただけるようなLogisticsを構築したいです。現在は連携先企業にアドバイスをいただきながら進めていますが、今度は日本側の運用について「いいね!」と言ってもらえるように、日本独自の価値を生み出していきたいです。また、個人的には、Material Bank® JapanのInstagramに掲載されているインスピレーショナルパレットを見て、デザインセンスを磨きたいなと思っています。
國見さん、服部さん、有難うございました!
私たちが大切にしていること・大切にしていきたいこと
今回は、サービスの物流を担うLogisticsグループのメンバーに話を聞きました。お二人の真摯な人柄以外に、情熱溢れる言葉を聞いて、新たな一面を発見したように思いました。
それぞれのメンバーが大切にしていること、少しでも皆様に伝われば嬉しいです。ご関心のある方はぜひMaterial Bank® Japanのサイトを覗いてみてください!