【視察レポート@フィリピン】フィリピン最大級の国際食品見本市「IFEX Philippines 2026」フィリピン食品業界をつなぐハブとしての存在感
2026年5月にマニラで開催された「IFEX Philippines 2026」を視察してきました。
IFEXはフィリピン政府(CITEM)が主催するフィリピン最大級の国際食品展示会で、フィリピン国内だけでなく海外からも多くの食品関連企業やバイヤーが集まります。
熱帯地域ならではの農産物や海産物、加工食品など、フィリピンおよび周辺国の食のトレンドが集まる会場では、活発な商談やプロモーションが行われていました。
今回、弊社AAB Philippineでは、JETRO Manilaによる“日本産苺プロモーションブース”のサポートとして参加をしました。
色彩とエンタメが共鳴する会場演出
まず、印象的だったのが、会場全体装飾や各ブースデザインのカラフルさです。
鮮やかな色使いや大胆な装飾、SNSを意識したフォトスポットなども多く、フィリピン市場ならではの色彩感覚や感性が感じられる空間づくりが各所で展開されていました。
エンターテインメント性を取り入れたブース演出も、とても人気でした。
有名シェフや料理家によるクッキングショーが会場各所で開催され、多くの来場者が足を止めて、ステージに見入る様子が印象的でした。
SNS活用と官民連携による効果的なプロモーション
さらにIFEXでは、多くのメディアがスポンサーとして展示会をサポートしています。
会期前からInstagramなどのSNSを活用した情報発信が活発に行われていました。
会期中も、主催者が招待したフード関連インフルエンサーが多数来場し、各ブースや商品を紹介したり、会場内の特設TikTokスペースからライブ配信での販売を行うなど、多彩なプロモーション施策が展開されていました。
商談の場としてだけでなく、こうした情報発信の仕組みが整っている点もIFEXの特徴です。
バイヤー専用ラウンジや事前予約型の商談システム、メディアやインフルエンサーとの接点づくりなど、会期中にはさまざまな支援施策が用意されていました。
生産者・食品メーカー・流通事業者・バイヤー・メディアをつなぐハブとして、フィリピン政府が食品産業の発展に本気で取り組んでいることが伝わってきました。
また、会場ではフィリピンならではのローカルフードも数多く紹介されていました。
伝統的な料理や食材をベースにしながらも、現代的なアレンジやデザインを取り入れた商品も多く、日本ではあまり見かけない発想や色使いが印象的でした。
海外バイヤーにとっても、会場を歩くだけで多くの発見がある展示会だと感じます。
日本産苺の試食から見るフィリピン市場の可能性
今回、日本産苺ブースでは、この時期にフィリピンに日本から入荷された「紅ほっぺ」と「やよいひめ」2種類の苺を用意し、来場者向けの試食を実施をしました。
試食開始の時間帯には多くの来場者がブースへ集まり、日本産苺への関心の高さがうかがえる場面も見られました。
実際に試食した来場者からは、甘さや香り、見た目の美しさに対する好意的な反応が多く、日本産フルーツならではの品質の高さを実感していただける機会となりました。
近年のフィリピン市場では、食に対する価値観も変化しており、品質や安全性、産地へのこだわりを重視する消費者層が拡大しています。
こうした背景から、日本産食品は品質の高さや安全性への信頼を理由に選ばれる機会も増えており、日本ブランドへの信頼感の高さを感じる展示会となりました。
AABでは、海外展示会におけるブース施工・運営・プロモーション企画まで、現地事情を理解した日本人ディレクション体制により、一貫したサポートを行っています。
国や地域によって来場者の反応や好まれる演出は大きく異なるため、現地市場の空気感や来場者傾向を踏まえながら、それぞれの市場に合わせたリアリティーのある提案と実施を強みとしています。
海外市場への展開や、海外展示会への出展をご検討の際は、お気軽にご相談ください。