こんにちは!リベラス採用担当の山田です。
Wantedlyでは、弊社で活躍するメンバーのリアルなキャリアストーリーをお届けしています。
リベラスは創業6年目のITベンチャー企業です。
昨年より中途採用を本格的にスタートし、会計システムの導入支援コンサルタントとして挑戦してくださるメンバーを募集しています。
今回は2024年5月にリベラスへ入社し、オフィスワーク未経験からキャリアを切り拓いてきた山下にインタビューを実施しました。
飲食や建設といった“現場仕事”からの転職。
「自分はやっていけるのか」と不安を抱えながらも、タフさと努力でゼロから挑戦を続けてきたエピソードや、これからの目標についてたっぷり語ってもらいました。
未経験からIT業界へのキャリアチェンジを考えている方、挑戦に一歩踏み出す勇気を求めている方にぜひ読んでいただきたいストーリーです。
飲食・建設業からのキャリアスタート
山田:これまでのキャリアについて教えてください。
山下:最初は飲食チェーンでアルバイトから店長まで経験しました。学生の延長線上のような感覚で働き始めたのですが、気づけば店舗の運営やアルバイトスタッフの教育まで任される立場になっていました。
その後は建設現場の仮囲いや仮設資材を扱うリース会社に入社し、営業職として2年間働きました。
お客様との打ち合わせから見積もり作成、資材や人員の手配、現場での進捗確認まで幅広く担当しました。繁忙期は人手不足のため、営業でありながら作業着を着て現場作業を手伝うことも少なくありませんでした。
その後、人材派遣会社で病院向けのシステムや教育AI教材のプリセールスを経験しましたが、当時はITの知識がほとんどなく、iPadを使って簡単なデモをする程度で、パソコン操作すらおぼつかないレベルでした。
こうして振り返ると、飲食・建設・プリセールス等、オフィスワークとは無縁の「現場寄り」のキャリアを歩んできたと思います。
転職を決意した理由 ― 将来への不安と成長への挑戦
山田:なぜIT業界への転職を希望されたんですか?
山下:建設の現場で腰を痛めたことが大きなきっかけです。
人手不足の建設業界で「このまま現場仕事中心の働き方は長くは続けられないのではないか」という不安が強くなりました。また、将来のライフステージを考えると、営業職として頑張り続けるだけでなく、年齢を重ねても続けられるスキルや専門性が必要だと痛感しました。
最初は「ITといえばプログラミング」というイメージしかなく、自分には無理だろうと思っていました。しかし調べていくうちに、プログラミング以外にもIT業界には多様な職種があり、その中で「コンサルタント」という職種に興味を持ちました。面接で感じたリベラスの雰囲気や、「ここでなら自分は成長できる」と直感できたことが、最終的に入社を決めた理由です。
未経験を補う努力
山田:実際に入社してからはどうでしたか?
山下:想像以上に大変でした。パソコン操作自体が不慣れだったので、打ち合わせの議事録を取るのにも全然追いつけず、お客様との会話を文字にするだけで精一杯でした。
Excel関数やショートカット、メールの文章作成といった基本スキルすらままならず、社会人経験はあるはずなのに「ゼロからのやり直し」だと痛感しました。
まずはタイピングの基礎から取り組みました。毎日30分練習を続けたり、議事録を打ち合わせ中に残せるように、歌を口ずさみながら打って「話しながら入力する感覚」を養ったりと、地味ですが自分なりの工夫を重ねました。すぐに成果が出るものではありませんでしたが、「続けることに意味がある」と信じて取り組みました。
入社1~2か月経った頃には自分の現状を受け入れて「これまでの経験は一旦忘れて、ゼロから学び直そう」と覚悟を決めました。その瞬間から、苦しいながらも前向きに学びを吸収できるようになった気がします。
山田:入社当初はかなりキャッチアップに苦労されたんですね。その点では職場環境はどうでしたか?
山下:すごく恵まれていたと思います。上司の土田さんは、決して理不尽に怒ることはなく、「何が問題で、どう改善すべきか」をきちんと筋道立てて伝えてくれる方です。前職では感情的に怒られることもありましたが、リベラスでは課題と改善策が明確に示してくれるので、落ち込むよりも前向きに捉えられるようになりました。
また、先輩の石塚さんには、PC操作やExcel関数、メールマナーなどの基礎から一つ一つ丁寧に教えていただきました。分からないことを気軽に相談できる環境があるからこそ、未経験からでも安心して成長できていると思います。
お客様からの「ありがとう」がやりがいに
山田:素直にわからないことを周りに聞いて頼るのも成長には不可欠ですよね。入社してから業務を通じて、やりがいを感じた瞬間はありますか?
山下:印象に残っているのは、とある顧客のシステム導入プロジェクトです。中小企業の顧客の場合、入社前の私のようにITリテラシーがあまり高くないお客様で、設定に必要なデータや情報がなかなか揃わず、期日通りに進めるのが難しい状況でした。それでも粘り強く進捗を管理し、先方に合わせたコミュニケーションを重ねて、なんとか予定通りにシステムを稼働させることができました。最後に「本当に助かりました。ありがとうございました」と言っていただけた時は、心から「やってよかった」と思えました。
入社前は「IT業界はもっとドライで、人から感謝されることは少ないのでは」と想像していましたが、実際は全く逆でした。
システム導入という一見事務的なプロセスの中にも、人との信頼関係があってこそ成果が出る。そのことに気づいたのは、自分にとって大きな発見でした。
山田:素晴らしい成功体験ですね!現在では、どんな成長を実感していますか?
山下:一番大きいのは、お客様の要望の「本当の意図」を汲み取れるようになってきたことです。最初の頃は「システムの機能的にできる/できない」のみで答えてしまうことが多かったのですが、今は「その要望の背景には何があるのか」を考え、代替案を提示できるようになりました。
これは現場営業で培った「相手の立場に立って考える力」が意外な形で活きているのかもしれません。
今後の展望 ― 未経験の後輩を支える存在に
山田:今後のキャリアの展望について教えてください。
山下:IT未経験だったところから、最初は経費精算システムからスタートし、債権管理や請求書発行、会計システムといった会計を中心に担当する領域・システムの幅を広げています。
将来的には経理業務全体を支援できるような幅広い知識を持ったコンサルタントになりたいです。
同時に、自分と同じように未経験で入社してくる後輩を支えられる存在になりたいとも思っています。
入社当初、私は周囲に助けられてばかりでした。その経験があるからこそ、次は私が「山下がいるから安心」と思ってもらえるようにしたい。未経験だからといって諦める必要はない、そのことを体現できる存在になりたいです。
これから挑戦する皆さんへ
山田:最後に、応募を検討している方へメッセージをいただけますか?
山下:リベラスは未経験であっても、忍耐強く粘り強く学んでいける人は成長できる環境だと思います。大切なのは「分からないことを素直に聞けること」。私自身、PC操作を学ぶところからスタートしましたが、仲間に頼りながら成長することができました。
リベラスには挑戦したい人を支える環境がありますので、安心して飛び込んできてほしいです。
リベラスで働く「人」にフォーカスしたストーリー。
今回は、オフィスワーク未経験から挑戦を続ける山下のストーリーをお届けしました。
- IT業界未経験だけど、新しいキャリアに挑戦したい
- タフさを活かして、専門性を身につけていきたい
- 将来は自分自身でサービスやビジネスを立ち上げてみたい
ひとつでも当てはまる方、ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?