第7期スタートにあたり

本日6/23はBuzzreachの誕生日（設立記念日）なんです。
当社はちょうど6年前の本日6月23日に株式会社として登記を行い、猪川、青柳の2名でスタートしました。
ちなみに、6/23は日本でもっとも有名と言ってもいいであろう戦国武将の”織田信長”の誕生日とされていて、登記のタイミングで何か縁起の良い日はないかと探していたら、ちょうど織田信長の誕生日ということで天下統一こそ一歩手前で叶わなかったものの、天下統一を目指す象徴的な存在ということでスタートアップ感を感じ、この日が当社の設立日となりました。

これまでの歩み

2017年にスタートして、早丸6年が立ち、さまざまなことがありました。
スタートアップとして、6年という時間を成長を継続させながら前に進んでいくことは決して、簡単なことではありません。
当社も様々な壁にぶつかり、いわゆる”ピンチ”が何度もありました。
創業当初は、まずは目の前の売り上げを確保するために数社から業界コンサルを請け負い、青柳と2名でひたすらクライアントの業績やサービスを伸ばすことに時間を使っていました。
しかし、Buzzreachを立ち上げた理由は”新薬開発を効率化するプラットフォームを作りたい””治験の一般公開を当たり前にしたい”というミッションを持ってそもそも立ち上げたのに、本当にこれでいいのか、、と考えはじめ、結果的にお世話になったコンサルをいただいていたクライアントにお話をして契約を終了させてもらい、自分たちが作りたい事業のみに集中する環境を作りました。

ここからは、もう、来月の売上が全く見ない、約束されない後戻りができない環境です。
そこからは、すぐにプロトタイプのファーストプロダクト（puzzの治験情報公開・被験者募集機能）を限りある資金で作り、まず自分たちが得意な領域でtractionを出せる状況を作ることに集中しました。

その後、なんとか製薬企業からの実績を作ることができ、いよいよ初めてのエクイティファイナンスに挑みます。
無事、現ANOBAKAさんからシードファイナンスをすること成功し、Buzzreachのスタートアップストーリーがはじまっていきます。
（その後のストーリーやどんなピンチがあったかはまた改めて書きたいと思います）

7期を迎えてメンバーが70名に

Buzzreachでは、毎年6月kickoff meetingを開催しますが、前期の6期から鎌倉の旧村上邸さんをお借りして、普段とは違う環境で、今期目標を共通言語にする機会を作ります。
前期から約2倍のメンバーがjoinしてくれ、業界経験者と、全く別業界のメンバーほど良い感じでmixされた組織になってきました。
また、これが良い組織成長に繋がっています。
業界人のみの組織だと、どうしても目線が現実的、限定的なものになってしまいます。
世の中を変えるプロダクトを作ろう！というスタートアップにとってこれは致命的です。
業界経験者の経験値と想い、そして業界外のメンバーからの斜め横からの目線が融合することで自分たちが考えていたアイデアにさらに新しい要素が加わり、想像を超えるアイデアに結びついてきます。

ここからのBuzzreach

いよいよ、Buzzreachは今期シリーズBフェイズに入っていきます。
ここからのメインプロダクトとなるのが新薬開発のインフラとなるべく作り上げた、治験実施医療機関向けのプロジェクト管理ツール”StudyWorks”です。
これまで治験を実施する上での依頼者である製薬企業側が、依頼した治験の状況がなかなかリアルタイムで見えてこなかったのを可視化するのと同時に、医療機関側の治験業務管理全般をより効率化する役割を担います。

そして、もう一つ、患者さんの声を形にする患者SNSミライクです。
治験の領域からサービスを提供しているBuzzreachだからこそできるB2Cサービスです。
患者さん同士が支え合うコミュニティとして、リテラシーの共有を行うことで患者さんの視座で情報の共有を可能とし、そこから得られる患者さんの声を創薬などに活かす役割を担います。

我々は、この7期を第2創業期のスタートとし、新薬開発を変えるプラットフォーマーとなるべく、フルアクセルを踏んでいきます。
Buzzreachを選んでくれたスタッフメンバーの皆さん、そして株主の皆さん、これまで支えてくれたクライアント、メディア、顧問、アドバイザー、患者さん、患者会の皆さん、色々な方々に支えられて今があると思っています。

このチャンスを活かして、業界だけではなく、社会を変える事業を作り、お世話になった皆さんや社会に還元するべく今期もBuzzreachはメンバー一同フルスロットで邁進していきますので宜しくお願いいたします！