AIやIoTの出現によりロボット技術が格段に進化しています。ロボットをより身近に感じる社会の実現に向けて、匠が進むべき道とは。取締役3名にロボット業界の展望と匠のあるべき姿を語ります。
◆創業の原点――株式会社匠の創業のきっかけは、お三方の出逢いからと伺いました。後藤)私は1998年にマテハン事業の会社を創業し、田端さんはAGV開発会社の代表取締役で、個人的に知り合いでした。その後に石井教授とも出逢うのですが、個々に“産業ロボットの将来像”のような考えを持っていまして。具体的に何か開発してみましょうという話しになりました。石井)当時、福岡知的クラスター創生事業(※)がスタートしており、ロボット等の成長産業分野において活発に取り組んでいる企業を今後の成功モデルにしようという概念だったんです。それで北九州市の産業学術推進機構(FAIS)に後藤代表を紹介してもらいました。後藤...