プロダクト開発にフルサイクルで貢献する!事業の根幹を担う検索エンジニアの魅力
小野 崇之
プロダクト部 エンジニア
大学在学中から開発会社にて金融系システム開発に携わり、2017年よりヤフー株式会社へ入社。2019年のスタンバイ設立とともにヤフーより出向。2022年2月にスタンバイに入社し、検索エンジニアとして検索精度の改善や新機能開発などに携わる。
スタンバイ事業を支える「検索精度の改善」を担う
検索エンジンの開発と運用を担うため、「スタンバイ」サービスの根幹を支える3つのミッションを進めています。ひとつ目は、求人の検索結果をユーザーの意図により近づけるための検索精度の改善。2つ目は、新たな検索条件の追加や求人広告主のニーズに合わせた新機能開発。3つ目が、システムの安定稼働に向けた運用です。
これらをスクラム開発手法で進めており、システムの安定性向上に向けた取り組みでは、シフトを組んで不具合が起きないかをチェックする体制を構築しています。例えば、検索結果に求人情報がうまく表示されないなどのインシデントに対して、いち早く気づいてすぐに対応できる仕組みを整えています。スクラム開発の原則に則り、チーム内には「一人で抱え込まずにみんなで助け合おう」というマインドが浸透しているので、課題が見つかった際はみんなでどう解決できるかを考えていきます。そんなチームワークの強さが、スタンバイの働きやすさにつながっています。
スキルアップを目指しバックエンドから検索エンジニアへ挑戦
スタンバイには、2019年のLINEヤフー株式会社(当時 Zホールディングス株式会社)とビジョナル株式会社(当時 株式会社ビズリーチ)による合弁事業会社としての株式会社スタンバイの立ち上げ当初から関わってきました。ヤフーの社員としてスタンバイとの接続部分に携わっていたことから、初めは出向メンバーとしてスタンバイに参画していましたが、2022年2月からスタンバイ社員になりました。
もともとは金融系の基幹システムの開発・運用担当を手掛けてきました。スキルや知識を広げるべく、ヤフーに入社し、バックエンドエンジニアとして検索サービスに携わりました。スタンバイでは新たに検索エンジニアに挑戦し、事業の中心を担うことができています。
検索精度を高め、ユーザーの求める検索結果をリアルタイムで反映させるにはインフラコストへのある程度の投資が必要になります。どこまでコストをかけてサービス価値を上げていくのかは常にトレードオフ。現状のインフラ構成のままアルゴリズム変更によるパフォーマンス改善を実現できるかが、検索エンジニアとしての腕の見せ所であり、面白さでもあると感じています。
エンジニアを信頼してくれるから、事業へのオーナーシップが高まっていく
「エンジニアが事業を作っていける」ところが、スタンバイでエンジニアとして働く最大の魅力です。エンジニア発信の新しい案件が多く、企画立案段階から開発まで、エンジニアが一貫して関われる点もスタンバイの規模感ならでは。例えば、求人データ更新のパフォーマンス改善の点では、エンジニア側の提案により、求人データの更新時間を30分から1分に大幅に短縮することができました。そもそも求人データは、企業の採用状況に応じて高頻度に公開・非公開が行われ、応募時のトラブル防止の観点からもスピーディな更新が欠かせません。いかに時間短縮できるか、という重要課題に対して、スタンバイが使っている検索エンジン「Vespa」のある機能を使えば、時間短縮につながることを発見。エンジニア側の発信から、すぐに改善プロジェクトが動き出しました。
エンジニアを信頼し、任せてくれるカルチャーが浸透しているからこそ、「事業のために何ができるか」をオーナーシップを持って動いていける。より良いプロダクト開発への責任感につながっています。
プロダクトに真摯に向き合い、事業とともに成長していく
検索エンジニアとして目指したいのは、“検索”の先にある、ユーザーがまだ気づいていない価値を提案するプロダクトの開発です。意図にあった検索結果を出すことや、常に最新情報を出すことはもちろん、ユーザーに新しい気付きやキャリアの可能性を想起させるような価値を提供できる検索エンジンを作っていきたいです。昨今、生成AI技術の台頭など、エンジニアを取り巻く環境が大きく変化しています。新しい技術をできる限りキャッチアップし、プロダクトの成長に繋げていきたいと思っています。
検索精度の改善にゴールはなく、どこまでも“より良いもの”を目指し続けられることが、検索エンジニアの醍醐味です。さらにスタンバイでは、フルサイクルで開発の全フェーズに携わることができます。0→1フェーズでは、生成AI技術の活用はまさにこれから挑戦していく領域ですし、1→10フェーズでは、システムの安定性や信頼性維持のためにできることがたくさんあります。ベンチャーでありながら、LINEヤフーとの合弁会社として安定した財務基盤があるのも大きな特徴でしょう。だからこそユーザー視点をブレずに持ち続けながら、プロダクトに向き合える環境があります。自分の成長が事業の成長に直結していくスタンバイの環境に、ぜひ飛び込んできてほしいです。