ストーリーを拝見いただきありがとうございます!
代表の阿部です。
私は、SALOWINで唯一美容師ではない人間ですが、美容師に対するリスペクトは誰よりも強いと自負してます。さて、今回は、私の自己紹介も含めながらSALOWINを創業した理由について書いてみたいと思います。
キャリアのスタートは某コンビニ大手に入社したところから始まりますが、本当にコンビニは大変で24時間営業し続けるため、毎日22時間くらい働いていました。辛かったですね。。
そんな中、縁あって、美容室やヘアメイクなどを展開する会社に転職し、エリアマネージャーや店舗開発(店舗を出店する人)を担当することになりました。
やはり、サロンに立つと分かりますが、お客様が来店する「前」と「後」では表情もテンションも全く違うことに気がつきました。
あー美容師ってすごいな。。美容業ってこの世の中を明るくしてくれる素晴らしい仕事なんだな。なんて想いながら美容師という職業を心から尊敬するようになりました。
気がつけば、6年ほどその会社で働いていました。
そこで見えたのは、明るい世界だけでなく暗い部分もたくさん。
何度も涙を流す美容師。次々に辞めていく美容師。そんな姿を見て、業界の闇を肌で感じ取っていきました。
ほんとに、虚しくて、虚しくて。
だからこそ、自分自身が美容師にとって最高の環境を作ろう。そう心に誓うようになったのです。
ただ、当時の私はITやマーケティングの知識はほぼゼロ。
将来、美容室を経営しようにも、そこの知識がないとやばいだろうな。
そんなことを考えて、創業1年、社員数10人以下のIT/webマーケティング会社に飛び込むことにしました。
毎日朝7時〜深夜4時まで働き続けましたが、そのおかげで、会社の業績は1年で30倍。上場企業を中心に100社ほどコンサルをするようになっていました。
私自身も平社員から役員に昇格していました。
さて、いよいよだな。
30歳を迎えて、美容業界にチャレンジする時が来た。
役職も給料も捨てて、会社を退職しました。
シェアサロンを作ろう。
これは、2019年6月に決まりました。
元々は別事業を検討していたのですが、SALOWINとして何をしたいのか?
これを考えたときに3つのミッションが思い浮かびました。
■SALOWINのミッション
1.美容師の所得向上
2.労働環境改善
3.一生涯働ける環境の提供
では、このミッションをどうやって実現させるのか?
この問いに対して、色々と方法を考えましたが、行き着いたのは「自分が最大のリスクを取ればいい」という結論です。
では、美容室の最大のリスクとは何か?
答えはシンプルに「出店費用」ですよね。
SALOWINの場合、1店舗作るのに3000万円〜5000万円の費用を投資します。
その上で、売上の80%を還元しています。
これを第三者に作ってください!とお願いしても基本いやですよね。儲かるイメージが湧きません笑。
だから自分で作った訳です。
とは言え、多くの方から「それでやっていけるの?」とご心配の声を多数頂きます。事実、経営のハンドリングは非常に難しいとは思います。
ただ、何度も何度もシミュレーションを重ねて、どうしたら持続的に運営できるのか検討を重ねてきましたし、実際に運営ができています。
何より、自分でシェアサロンを作って良かったと思っていることは、「美容師の生の声を聴ける」ということです。
「最高の環境」というのが弊社のエゴになってはいけない。
だからこそ、美容師の生の声をすぐに聴ける環境が作れたのは、弊社にとって大きな武器になりました。加えて、資金調達も完了し、これから本部機能を強化するフェーズに来たかなと思っています。