【社長インタビュー後編】日本市場での飛躍を目指すハズブロ。挑戦を応援し、失敗を否定しない柔軟なカルチャーが根づいている!
こんにちは。ハズブロジャパン採用担当です。ハズブロは世界で最も楽しく素敵な“遊び”を体験いただくことに全力を捧げている、遊びとエンターテインメントを創造する企業です。
今回は、ハズブロジャパン合同会社社長・上林 治のインタビューの後編をお届けします。
後編では、グローバル企業全体に息づくカルチャーや今後の展望、転職希望者へのメッセージなどを語ってもらいました。
100年の歴史を持つハズブロ。最高の遊び&エンターテインメント体験を提供!
――まずはハズブロについて教えてください
ハズブロは米国のロードアイランド州に本社をおき、2023年に創立100周年を迎える歴史あるグローバル企業です。アメリカの玩具で初めてテレビCMを放映したことで知られる『Mr.ポテトヘッド』は今でも世界中から愛されています。玩具をはじめボードゲーム、トレーディングカード、デジタルゲーム、ライセンス事業、映画やテレビの映像・音楽事業などを展開しています。
「To create the world's best play and entertainment experiences」 「To Make the world a better place for children and their families」私たちの使命は、あらゆる場所ですべての人を楽しませること。 みんなをワクワクさせること。私たちはハズブロの物語が世界中の家族とファンの物語を豊かにすることを望んでいます。そして、世界中の子供たちやその家族にとってより素晴らしい世の中にしたい、というパーパスを非常に大事にしています。
みんなが夢中になれる玩具やゲーム、思い出に残る映画や楽曲、そしてみんなに愛されるブランドを作り続けることは、私たちにとってとても大事なことです。その最高の遊びと豊かさの創造に加え、SDG’sの分野でも業界をリードする存在でありたいと考えています。2022年にはすべての商品パッケージをプラスチックフリーにし、2033年までには全ての製品をリサイクルまたは再利用可能な材料におきかえる、というゴールを掲げています。
弊社はアメリカで最も倫理的な会社のひとつとして表彰を受けているほか、10年以上続けて最もESGな企業、つまり環境や社会に貢献しているベスト100のうちの1社として高く評価されています。実際、ハズブロでは毎年12月にユニークな取り組みがあります。全世界の社員が企業活動の手を休めて、地域社会に貢献する活動を行う日を1日設けており、それを毎年続けています。また、業務の一環として勤務時間にボランティア活動を行うことも推奨しています。
――では、ハズブロジャパンの組織について教えてください
2018年に創設したハズブロジャパン合同会社は、大きく2つの事業にわかれています。ひとつは主に玩具やボードゲームの流通を行う玩具事業で、もうひとつは『デュエル・マスターズ』や『マジック:ザ・ギャザリング』などのトレーディングカード事業です。玩具事業は私が統括しており、トレーディングカード部門はリージョナル部門がビジネスをマネジメントしています。
両事業を合わせてハズブロジャパンには現在45名在籍しており、そのうち玩具事業は20名。その中に営業部門、マーケティング部門、オペレーション・ロジスティック部門、財務部門、人事総務部門があります。
ハズブロのカルチャーの影響もあって、とてもフラットな組織です。先日、入社したばかりの社員が「この会社は皆さんとの距離感が近いですね」と話していたのですが、社長の私をはじめ、部門長とも気軽に話ができることに驚いていたようです。
社員の意志が動かす、働きやすい職場にするためのプロジェクト!
――「フラットな組織」とのことですが、ハズブロのカルチャーとは?
私たちは、多様なバックグラウンドや経験を持つ社員が、互いの強みやアイデアを受け入れ、失敗を恐れずに協力しながら新しいことにチャレンジすること。それによりイノベーションを生み出し、高い成果を上げるチームを目指しています。当然ながら多様性のある全ての人が尊重され、公平に働けるオープンな環境です。
人というのは、何か新しいものにチャレンジする時、「失敗したらどうしよう」と誰しもためらうことがあると思います。ハズブロでは失敗に対して、個人を責めることはありません。ハズブロにはチャレンジを推奨し、失敗をいとわないどころか、失敗を許容する柔軟なカルチャーが流れているんです。
また、キーワードとしてよく使われているのは、“グロースマインドセット”。自分自身に限界を作らず、「やってみよう」 「私たちならできる」という考え方です。その実現のために自分はどんな貢献ができるのか、というマインドを持ってほしい。これは日本だけではなく、ハズブログローバルで従業員の皆さんに期待していることです。
――カルチャーを浸透させるために意識していることはありますか?
頑張ったこと、結果を出したこと、貢献したことに対してはきちんと認め合う文化にしていきたいと考えているため、私自身も称賛の声をかけるように意識しています。
ハズブロが目指すカルチャーは、日本にもきちんと根づいてきていると感じています。ミーティングでは建設的な議論が活発に行われており、個人の意見を否定する場面を散見することはありません。
また、弊社では年1回、社員のエンゲージメントを図るGlint Survey、一般的にいう“社員満足度調査”を行っていますが、そこで出た課題に対して社員全員でワークショップを開いて問題点を絞り込み、プロジェクトチームを作って改善を進めています。自分たちが働いている組織の環境をよりよいものにしたいという意識の表れだと感じています。
――社員発のプロジェクトとは、どのようなものなのでしょうか?
“各業務のバックアップ体制を整え、いかに休暇をとり易い環境を作り出すか”、”リソース不足を解決し、いかに日々のワークロードを管理するか”、“いかに帰属意識を高め、誇りをもてる職場環境にするか”という3つのプロジェクトです。
有給休暇の取得促進は多くの企業にとって課題だと思いますが、まずは「有給を取ることは当然」という意識をみんなで共有し、取得できる仕組みを作らなければなりません。このプロジェクトでは、チーム単位で各自の業務の“棚卸し”を行うと同時に、引継ぎ体制の明確化及び可視化を行い、安心して休める環境を整えました。また、誰がいつ有給を取るかわかるように年間のカレンダーを全社員で共有しています。もうすでに年末年始の有給取得予定を入れている人もいます。私も、もちろんその中の1人です(笑)
2つめの“リソース不足を解決し、いかに日々のワークロードを管理するか”は、非常に難しいタスクですが、現在、改善すべき項目の洗い出しと優先順位付けが終わり、優先度の高いものからアクションに取り掛かっている段階です。
3つめは、”いかに帰属意識を高め、誇りをもてる職場環境にするか”ということで、タウンホールミーテイングでは社員の質問や疑問にこたえ、より会社を理解してもらうためのセッションを設けたり、より社員が誇りを持てる環境を目指し、年内にクラブハウスをコンセプトとしたオフィス移転を計画しています。
日本市場の伸びしろは大きい!グロースマインドセットを持つ人を求めている
――ハズブロジャパンの今後の展望をお聞かせください
先ほどもお話ししたようにハズブロは100年の歴史を持つグローバル企業ですが、日本では2018年から自社によるマーケティングや商品流通をはじめたばかり。マーケットシェアもアメリカやヨーロッパ、アジアの一部と比べると小さく、だからこそ伸びしろが大きいととらえています。数年後には日本の玩具市場でトップテンのポジションに入ることを目指し、事業をさらに大きく展開していきたいと考えています。
現状は、まずハズブロの所有する多彩なブランドの中から日本の消費者やトレンドにマッチするものを絞り込んでマーケティング、営業活動を行っています。具体的にいうと、アクティブプレイの『NERF(ナーフ)』、『モノポリー』や『ジェンガ』などのゲーム、インタラクティブペットの『FurReal Friends(ファーリアル)』。あとは、『マーベル』や『スター・ウォーズ』を中心としたライセンス商品のアクションフィギュアに注力しています。
現在は主要ブランドの認知を高める活動を中心に行っていますが、今後は新たな柱となるブランドのリブランディング、新規ブランドの導入やデジタルゲーム、アミューズメント施設など商品だけではないサービス展開も視野に入れています。現在も二桁以上の成長を遂げていますが、4年後にはビジネス規模を2倍まで拡大したいと考えています。
――今、どのような人に入社してもらいたいとお考えですか? 入社を希望する方に向けたメッセージをお願いします!
ハズブロは"play and entertainment company"ですので、まずは遊び心があって世の中を楽しくしたいというパッションのある方。そして誠実に行動し、他者に高いレベルの敬意を持って接することができる方。具体的には相手の意見に耳を傾け、自分の意見を述べ、互いの考えを共有できる方。
最後に、先ほどお話したグロースマインドセットをお持ちの方。我々には多様性を受け入れるカルチャーがあり、すべての社員が安心して最大限活躍できる環境を大切にしています。私たちのパーパス、カルチャーに興味を持ってくださった方には、ぜひ仲間に加わってほしいなと思います。
いかがでしたでしょうか? この社長インタビューを通してハズブロジャパンに興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽にご応募ください!