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はじめに
なぜVookを創業し、「映像制作者を無敵にする」というビジョンを掲げたのか?
なぜ会社名を株式会社adoirから株式会社Vookへと変更したのか?(2020年12月変更)
それを多くの方に知ってもらいたいと思い、代表岡本にインタビュー。
事業を立ち上げた背景と、その想いはもちろん、学生時代からの活動内容もじっくり語ってくれました。
(執筆:株式会社Vook 広報担当 廣本)
クリエイターが育つ環境づくりを。
<プロフィール>
岡本 俊太郎 おかもと しゅんたろう
1988年生まれ。上智大学経済学部卒業。
大学在学時代、学生団体『adoir(アドワール)』を立ち上げる。adoir(アドワール)の最初の活動として、映像コンテスト『学生CM甲子園(学生向けにプロモーションを行いたい企業のCMを大学生が制作し、日本一を決めるコンテスト)』を主宰。
2016年に映像tipsサイト『Vook』(ヴック)を立ち上げる。
学生時代は5年間CMコンテストをやりつづけた
◆岡本:CMが好きで、学生時代から起業を考えていました。
2008年ごろ、『iPod touch』のCMがあったのですが、これがイギリスの19歳の学生がYouTubeにアップロードしているのをAppleが見つけて、CM化したものなんです。
この話を知り、若い世代でもこれだけクオリティの高いものを制作できるのかと驚愕しました。
またオンラインの”力”というものを目の当たりにした瞬間でした。
当時YouTubeは今日ほどの賑わいを見せていなかったのですが、コンテンツの動画化とオンライン化が進み、映像制作者が重宝される時代が来ると感じました。
そのため、映像制作者が活躍できる環境を作れるような活動ができないかと考えました。
その先駆けとして学生のためのCM(動画)コンテストを立ち上げました。
↑日本の魅力を30秒で伝えるCMコンテスト「my Japan」
企業のCMや社会問題・日本の魅力など様々なテーマで学生に動画を作ってもらうコンテストです。
コンテストにのめり込みすぎて留年もしたので実質5年間やっておりました。
クリエイティブにこだわると言う感覚
コンテストでは、ビジュアル、クリエイティブにこだわってWEBページを作りこみ、伊右衛門のCMで有名な映像ディレクターの中島信也さんやクリエイティブディレクターの箭内 道彦さんなどのの日本最高峰の審査員達をお招きして開催しました。
最終的には全国から200作品が集まり、大変パフォーマンスのあったアワードになりました。
アワードで得た大きなことは、コンテストのために作り上げたロゴなどのクリエイティブについて、名だたる審査員の皆様に認めて貰らい、「このアワードだったら引き受けてもいい」そう言っていただけたことは、大変嬉しかったです。
そして当時から”クリエイティブ”にはとてもこだわってやっていたので、自分の感覚が間違っていなかったと確信できたことが大きかったです。
今でも自分たちが出すサービスのクリエイティブにはこだわりを持っていますし、クリエイターと接する仕事であるため、社内ではクリエイティブ に対する感覚を大切にしています。
↑2017年にVookが作成したコンセプト動画『映像新時代』
↑映像クリエイターを集めたカンファレンス「VIDEOGRAPHERS TOKYO」
またその時に出会った映像クリエイターたちとは今でも一緒に仕事をしていて、同世代の優秀なクリエイターと学生時代から繋がれたのは良いことだったなと思います。
クリエイターが育ち、活躍できる環境づくりを
学生団体を会社にしようと強く感じた出来事は、コンテストを通じてご縁のあった”経済産業省のクールジャパン政策”の一貫で”CREATIVE TOKYO フォーラム”という催しに参加したことです。
その中で知ったイギリスのクールブリタニカ構想(国としてクリエイティブに投資し、経済を活性化する施策)や、クリエイターを育成していきコンテンツ産業を伸ばしていくという構想に感銘を受けました。
↑代表の岡本が参加した経済産業省主催「クールジャパンカンファレンス」
クリエイターをしっかり育成することが、文化はもちろんのこと、経済を活性化できるな、と感じた反面、現状の日本にはそういう環境があまりないな、強く感じました。
学生団体でやっていた小さい活動をもっと大きくし、クリエイターが活躍する環境を作りたいと思ったのが会社を設立した背景です。
映像tipsサイト Vook の創設に至る
◆岡本:株式会社adoirの創設当初は夢を叶える土台(資金)を作るため、地域のCMや動画制作を当時は請け負っていました。
そして、2014年にターニングポイントポイントとなったCM制作があったんです。
総合電機メーカーさんのCM制作をアメリカで行う機会があったのですが、ハリウッドの動画制作のレベルの高さを目の当たりにしました。
日本とアメリカの映像制作に関する知識量の差や個々の平均レベルの違い、デジタルツールの普及率の差を非常に感じました。
映像制作の歴史は、とても長くて、100年程前から歴史があります。
当時の日本は広告産業とTV産業が盛んで、その影響で動画制作のツールがTVの番組制作で使われているソフトが主流だったり、業務がたくさんあり、労働環境が芳しくない状況でした。
そんな中で、当時、一眼レフで動画制作ができるようになり、デジタル化が進み、コンパクトに高度な動画制作を行えるような体制ができあがりつつありました。
それを受けて、クリエイターが育つ環境を作るために、最先端な情報を発信したり、映像制作できる人を増やしていこう!というのを軸にVookを創設しました。
2016年2月13日のことです。
2020年、『株式会社Vook』へ 社名変更。
そこに秘めた思い
↑ サービスローンチ時の『Vook note』トップページ(2016年)
映像tipsサイトVook創設時には、月間1,000あまりだったUUが、2020年の今年で4年が経ち、月間30万を超えるユーザーの方に訪問いただけるサイトになりました。
最近ではクリエイターの方に「Vook見てます!」とよくお声掛けいただけるとうになり、オフィスにも訪問くださったり、イベントにも1000人以上来たりなど、反響を感じます。
↑2019年4月に開催したVIDEOGRAPHERS TOKYOの様子
SNS上でも「映像制作学ぶならVook」とういう投稿も見るようになり、とても嬉しいです。
そうして、映像制作者の間で認知度が非常に上がってきたこと、Vookというサービスで勝負して映像制作者にとって確固たるプラットフォームになる!ということもあり、認知をより高め、愛されるサービスを目指すためにいよいよ社名変更に至りました。
こめた想いとしてはVisionとしても掲げている「映像制作者を無敵にする」というところがいちばんです。
映像業界にはたくさんの壁が存在します。 過労の壁、搾取の壁、未知の壁、予算の壁…
そしてまだ閉鎖的な業界です。
テクノロジーの進化と共に 映像業界も変わらなくてはならないと強く感じています。
Vookのミッションはそこが根源です。
「無敵にする」とは具体的に、情報や制作ツール、学ぶ機会をVookが提供し、コミュニテイを作り、映像制作者ひとりひとりが制作に没頭できる環境づくりを整えることです。
ITの力を最大限に活用し、映像クリエイターを無敵にする、それがVook(ヴック)です。
社名・サービス名の由来は”ビデオブック”から来ている通り、映像に関する全ての情報、ヒトが本のように集まってくる、そんな思いと実現したい野望がこめられています。
↑ オフィス屋上にて。COO 阿部とともに。
『Vook(ヴック)』で叶えたいこと
◆岡本:日本の映像制作、クリエイティブの環境をより良いものに変えて、ネット動画、映画、広告、Vlogなど魅力的なコンテンツが多数生まれる環境をつくりたいと思っています。
Vookがその映像制作者の下支えを担っていきたいです。
そのために今後は教育事業にもより力を入れていきたいです。
また、今後より多くのクリエイターにVookを認知され、確固たるプラットフォームになるべく数年後の上場に向けてスタッフ一丸となって事業の成長に本気で取り組んでいます。
プラットフォームとしてNo.1を目指していきたいです。
ー岡本さん、どうもありがとうございました!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回は、Vookが掲げるビジョン「映像制作者を無敵にする」に至った、代表 岡本の源体験やこれからの想いについてフォーカスさせていただきました。
株式会社Vookは、現在、数年後の上場に向けて、一緒に会社を創っていけるフェーズ!
そして、ビジョンを叶えるべく一緒に働く仲間を募集中です。
少しでも興味を持ってもらえましたら、まずはカジュアルにお話しませんか?お待ちしています。