在宅ワーク向けのD2C「WAAK°(ワアク)」代表の酒見史裕にブランドや自身について、インタビューをしました。(文責:WAAK°広報 江原)
Q1. まずは自己紹介をお願いします。
ワアク株式会社代表取締役CEOの酒見です。
ホームオフィス向けオーダーメイドデスクブランドWAAK°を運営しています。そして、WAAK°は今年で4年目を迎えています。
私は、2008年にブランディングの重要性を感じ、家業の家具メーカーを一度離れてグラフィックデザインやWebデザイン、コピーライティングなどの制作事務所ストリングスを立ち上げました。家具ブランドのブランディングや商業施設の広告、アニメのロゴデザインなどをやっていました。比較的、皆さんに知っていただいている実績としては「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」「ガンダムビルドファイターズ」などのガンダム作品にロゴやパッケージデザインなどで関わっています。
プライベートでは妻と中学生の長男、それに小学生の長女次女の5人家族です。
今は起業したWAAK°を成長させることにフルコミットしているので趣味はありませんが、元々音楽(バンド)をやっていたので音楽はかなりいろんなジャンルのものを聞いています。
Q2. 酒見さんの経歴をお聞かせください。
福岡県大川市という世界有数の家具産地で四代続く家具メーカーのアトツギとして24歳の頃に家業のメーカーに入社しました。
家業に戻るまではフリーターをしながらバンド(ドラマー)をやってました。そこから20年の家具業界のキャリアで感じてきた、業界の課題を解決し潜在的な市場を開拓していくため、ワアクを立ち上げました。
元々は音楽をやめたあとに就職した会社があまり上手くいかず辞めてしまい、他に仕事するくらいなら家業に戻るか、と消極的な理由で入社しました。笑でも音楽をやっていてCDアルバムのジャケットデザインなどでデザインには興味があり、やってみるとインテリアの仕事も面白いなと感じるようになりました。やっぱり当時でも外から家具業界に入ると違和感感じることばっかりだったので、わりと入ってすぐにドラスティックに会社を変えたいと思ってましたね。
2年目にはデザインの講義に行ったり、インテリアコーディネーターの資格を取ったりと、かなり前のめりでスキルを伸ばしていたので、その頃にはかなりモチベーション高く仕事をやっていたと思います。音楽もきっぱり辞めていたので、その頃には既に他に趣味もなく完全にワークアズライフでした。笑
Q3. なぜWAAK°を立ち上げたのですか?きっかけは?
元々家業の家具メーカーで、オフィス家具ブランドを立ち上げていました。
でも既存の流通に乗せて販売していても、本当に価値ある家具をエンドユーザーに届けることができません。家具は業界が多重構造となっていて、商取引がDXされておらず非効率、マーケティングが浸透していないなど、サプライチェーン全体に課題が点在しています。
そのため、家具の選択肢はたくさんあるようで、本当にこだわって探した時、ベストな家具はなかなか見つかりません。
特に低価格なロープライスブランドと超高級なラグジュアリーブランドの間の、プレミアムブランドの選択肢が圧倒的に足りていません。車で言えば、軽自動車やフェラーリはあるけど、ベンツやBMWが無い、みたいな感じです。デザインと機能性に優れていてハイクオリティな、「家具のApple」のようなブランドを作りたいと思い、WAAK°を立ち上げました。
機能やデザインについては色々とこだわりがあります。ここについてはまた別記事(Vol.2)でお伝えさせてください。
Q4. WAAK°の良いところはどういったところですか?
商品もチームメンバーも共通して言えることですが、「カスタマーファースト」をとても大事にしています。
商品開発も、サイトデザインも、CSも、「お客様にとってベネフィットがあるか」は常に考えるようにしています。そこが良いところでしょうか。今は価格がそれなりに高いこともあって、インテリアやデスク環境にこだわる方が主な顧客層となっています。
お客様にも「デザイン、サイズ、品質、価格、機能性、すべてにおいて理想的な家具が他になかった」と言っていただくことが多くなってきてます。
こだわりを持つ人は、長く使うものならあらゆる条件が自分の理想のものを探されてて、納得できるなら予算オーバーしても買いたい、とおっしゃることが多く事実ユーザーインタビューをするとほとんどのお客様が当初の予算を大きく超えて買ってくださっているので、その点はオーダーメイドデスクブランドとしてポジションが確立できるんじゃないかと考えています。
※上写真1枚目:WAAKstanding Pro(ワアクスタンディングプロ) 2枚目:WAAKstanding(ワアクスタンディング)
Q5. WAAK°の社風・カルチャーは?
カスタマーファーストに通じる部分もありますが、「相手を思いやれる」メンバーが多いと思います。
まだまだ小さなチームなため、本格的にカルチャーが出来ていくのもこれからだと思いますが、大川在住メンバーと福岡在住のリモートメンバーなど、世代もキャリアも住んでいる場所も異なるメンバーで作られたチームなので、お互いを尊重しつつお客様のために集まって仕事をする「プロフェッショナルチーム」を目指したいと思っています。
今いるメンバーは全員リファラルや元々お客様だった方です。
なので最初からお互い知った仲だったり、商品愛を持ってくれてる人のチームとなっていることが良かったかもしれません。
ただリファラルで探せる人数にも限界があります。これからはリファラルではない人も入ってもらい、もっと組織を強くしていきたいと考えています。
Q6. 最後に、WAAK°で働くことはどんな人に向いてると思いますか?
ワーク・アズ・ライフ(仕事とプライベートをはっきり分けない考え方・生き方)な人が向いていると思います。
在宅ワークの家具、という暮らしにも仕事にも密接しているプロダクトを作っているため、働いていても生活していても、あらゆるところに事業のヒントがあります。昼夜、公私問わず、思考やインプットを楽しめる。そんな人が今のWAAK°にぴったりだと思います。具体的なスキルセットでは、PMやPdM、ディレクターなどをリソースマネジメントを経験した人。
マインドセットでは、責任感の強い人、自責ができる人。善後策を考え実行できる。
そのような覚悟を持った方と一緒に仕事ができると良いなと思います。
ワアク株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。