2026年9月3日・4日の2日間、リーンオンミーのマネジメント / 経営メンバーが、兵庫県丹波市で幹部合宿を行いました。今回のコアバリューは「未来から逆算しよう」。行き先も当日のプログラムも直前まで明かされないまま、さくらインターネット・田中邦裕社長による特別講話、障がい福祉現場の見学、そして「2030年のリーンオンミー」を描くワークへと、2日間は進んでいきました。
今回は、初参加だった福島秀紀さんと宮崎応一郎さんのお二人に、合宿を通して、二人が何を感じ、何を持ち帰ったのかを聞いてきました。
リーンオンミーのマネジメント層のカルチャーに興味がある方や、社会課題の解決に向けた事業に取り組む方へ。
この記事を通じて、経営陣がどのような考え方で「未来から逆算」しているのか、少しでも伝わると嬉しいです。
今回は、初参加だった福島秀紀さんと宮崎応一郎さんのお二人に、合宿を通して、二人が何を感じ、何を持ち帰ったのかを聞いてきました。
リーンオンミーのマネジメント層のカルチャーに興味がある方や、社会課題の解決に向けた事業に取り組む方へ。
この記事を通じて、経営陣がどのような考え方で「未来から逆算」しているのか、少しでも伝わると嬉しいです。
プロフィール
名前:福島 秀紀(ふくしま ひでのり)
役職:執行役員 CFO
経歴:新卒で専門商社の営業職を経験後、総合通販会社にて法務業務に従事。英国の経営大学院でMBA課程を修了後、日本最大級のファッション通販サイトを運営するメガベンチャーにて、代表直下で海外事業開発を推進。その後、国内外のM&A・投資案件における実務責任者としての案件推進や、IR業務を担当。外資系エンターテインメント企業での事業開発および行政機関とのアライアンス推進の経験を経て、2026年5月に株式会社Lean on Meへ執行役員CFOとして入社。
名前:宮崎 応一郎(みやざき おういちろう)
役職:インサイドセールスチーム マネージャー
経歴:新卒で人材・教育コンサルティング企業にて採用広報のソリューション営業を経験後、青年海外協力隊としてバングラデシュでのIT教育支援に従事。帰国後はシステム運用業務を経て、教育機関向けITソリューション企業にて営業部門の立ち上げに参画。その後、人材サービス企業での営業部長としての組織マネジメントや、新規支社の立ち上げ責任者を歴任。2021年より医療・介護向けSaaS企業にてインサイドセールス部門の立ち上げおよび統括マネージャーとして、営業戦略策定や業務効率化、チーム拡大を牽引した経験を経て、2026年2月に株式会社Lean on Meへ入社。現在はビジネス部門のISマネージャーとして、障がい福祉特化型eラーニング事業のマーケティングからパートナー開拓まで幅広く推進している。
それぞれの本音を、聞ける場所
── この2日間で、一番印象に残っている瞬間は?
宮崎: 正直、当日まで行き先が明かされなかったこと自体に一番驚きました。「未来から逆算しよう」というタイトルなのに、ゴールも何もわからないところからスタートするという(笑)。その上で、さくらインターネットの田中社長のお話は本当にインパクトがありました。
福島: 僕は宮崎さんの料理の手際です。半分冗談ですけど、本当に手際が良かったので(笑)。もう少し真面目に言うと、社会人になって初めてこういう合宿に参加したんですが、仕事ありきの話し方じゃない場だからこそ、それぞれの立場からの正直な想いや考えを聞ける機会になったのが印象的でした。普段の会議とかだと、なかなか深い部分までは出てこないじゃないですか。ああいう環境だったからこそ聞けた、というのはありましたね。
宮崎: あとは、部門を跨いだコミュニケーションですかね。普段は近い部門の話しかイメージが湧かないことが多いんですが、マネジメント層が全員横並びになって、他の部門の課題や、AIが進んでいくとこう考えているんだ、というのを共有できたのはとても良かったです。
見ている未来を、すり合わせる
合宿初日のチェックインで、お二人が書いていた「持ち帰りたいもの」
── 福島さんは「LoMの良いところ・悪いところを率直に捉え、今後の方向性のイメージを持つ」と書かれていましたが、この背景は?
福島: スタートアップなので、リソースの制約がある中でストレッチな目標を目指していく時、どこかで「できない理由」が頭をよぎりがちなんですよね。なので、それよりも、どうすればできるかというブレイクスルーの発想を出していきたいなと。今はみんなの気合いで踏ん張って進んでいる部分も大きいので、その頑張りに甘え続けるんじゃなくて、どうすれば健全に成長していけるのかを考えたいなと思ったんです。
── 宮崎さんは「ゴールから逆算して考えるノウハウを持ち帰る」と書かれていましたね。
宮崎: これまでのキャリアだと、どちらかというと今ある手元の材料からいかに良くするか、というアプローチが多かったんです。リーンオンミーに入ってからは、ゴールとして目指すべきものと現状にギャップがあるケースが多い中で、どうしても手前の「良くする」ところから着手してしまうことがずっと多くて。もう少し自分の考え方を変えなきゃいけないな、と思っていたのが背景です。
「未来から逆算しよう」というテーマをどう受け止めたか
── このテーマを最初に見たとき、何を想いましたか?
福島: 志村さんは創業者として、未来をぐっと先まで思い描いて、そこから逆算して「今何をすべきか」を考えるタイプなんですよね。今回参加したメンバーは、目の前の課題を一つひとつロジカルに解決していくのが得意な人が多いんですが、志村さんのように「未来はこうなるはずだから、今のやり方にとらわれず発想を変えてみよう」という考え方は、特に自分なんかは意識しないとなかなかできない。今回はその志村さんの視点を、みんなで一緒に体験してみる機会だったのかなと思っています。
宮崎: そうですね。あと、1年前の合宿テーマが「まずはじめに、踏み出そう」だったので、そこからの発展というか。自分たちが想像している未来って何なんだろう、という目線合わせも含まれていたんじゃないかと最初に思いました。志村さんが見ている未来と、我々が見ている未来をすり合わせていく。今回は田中社長のお話も含めて、その未来自体の輪郭をふち取るための機会だったのかもしれません。
目標を達成した先に、見える景色
── 田中社長のお話で、特に学びが大きかった部分は?
宮崎: うまくいかなかったことも含めて、それを次にどう活かすかという話がとても印象的でした。未来自体はしっかり立てるけれど、うまくいかなければ修正をかける。固定化するのではなくフレキシブルに捉えて、やり切ることはやった上で判断されている、というのがとても学びの多いお話でした。
福島: 事業計画や目標を掲げて組織に落とし込む時のお話が印象的でした。売上や事業所数の目標だけを掲げても、なかなか自分ごととして捉えにくいところがあると思うんです。でも、その目標を達成した時に社会に対して何ができるようになっているのか、というところまでマネジメントが説明できるようになると、組織の動き方が全然変わってくる、という話をされていて。Special Learningがもっと多くの事業所に広がることで、社会にとって何が変わるのか。そこまで一緒に考えるからこそ、その規模になったらこんなこともできるよね、という未来の絵姿を社内でディスカッションしてもいいんじゃないか、と。正直、僕はそこまで考えられていなかったので、ビジネスの数字としてしか見ていなかったな、という気づきがありました。
障がい福祉業界の「人手不足」を、現場で実感した日
── 現場を実際に見て、印象に残ったことは?
福島: 職員さんの入れ替わりが比較的多い業界において、見学させて頂いた事業所では離職率がすごく低いという話を伺えたのが興味深かったです。秘訣を聞いてみると、職員さん同士の仲がすごく良くて、普段から一緒に出かけたりして、コミュニティがちゃんとできている。だからこそ長期雇用を前提に教育にもしっかり投資できる、という好循環があるようでした。ただそのような環境でも、人手が足りていないというお話もあって外国人人材の採用にも動かれていると。人手不足という言葉は聞いていましたが、実感する機会になりましたね。
宮崎: 一番驚いたのは、訪問先が事前にどこになるか誰も知らされていなかったのに、到着したら、その日にちょうどSpecial Learningの追加ライセンスを導入いただいた施設だった、という偶然です。ご説明いただいた職員さんも、その施設に異動されたばかりだそうで、新しい現場で学びながら仕事を覚えていく、というお話をされていて。体系だって学んでから現場に出るのが理想ではあるものの、実際の現場のスピード感ではそうもいかないんだな、というのはすごく感じました。
「動画を見るための研修サービス」から、もう一段階先の存在へ
── ワークの中で「未来から逆算して考える」ことを具体的に体感した場面はありましたか?
宮崎: 2030年にリーンオンミーがどういうポジションにいたいか、というワークがあって。2チームに分かれて議論したんですが、片方のチームは「人材育成プラットフォームになる必要がある」、もう片方は「初任者が必ず通るもの、業界認知度100%、支援の基準になる」という話をしていて。方向性は違うんですが、どちらも「動画を見るための研修サービス」からもう一段階先の存在になる、という点で重なっていました。
福島: このワークの中で、採用の話にもなったんです。採用する時って、どうしても「今こういう課題があって、ここが足りないからこういう人が必要」となりがちなんですが、志村さんは「もう少ししたらこういうフェーズに会社が行くから、その時に活躍できる仲間を採用したい」という話をされていて。それも別にハードスキルだけの話じゃなくて、ソフト面も含めて。目先の忙しさだけで人物像を決めてしまうと、後々ミスマッチにつながってしまうかもしれない。2030年の会社のフェーズになった時にも活躍できるかどうかまで考えて採用するのが「未来から逆算する」ということなんだな、と。
持ち帰ったのは、ノウハウより「定義」
── 合宿初日にチェックインでの内容は、実際に持ち帰れましたか?
宮崎: はい。「ゴールから逆算するノウハウ」というより、「ゴールの定義」そのものを持ち帰れたのがすごく良かったです。みんながどう思っていて、どういう方向に行きたいのか、という未来の定義がすり合ったのは大きかったですね。
あと最後にやったAI勉強会も印象的でした。自分たちのチームで考えていたものを、プロダクト側に話したら「1ヶ月後にはできますね」と返ってきて。自分が思っているより先の未来が、実はかなり手前に来るんだなというのがよくわかりました。目の前のことだけじゃなく、一歩先の未来を描いてアップデートしていく必要があるんだな、と。
福島: 今後の方向性そのものが変わったというより、そこに近づいていく上での「進め方」に持ち帰れるものがありました。田中社長のお話にあった、数字や目標にどういう社会的意義を込めるか、というのをみんなですり合わせて組織に浸透させていく必要があるなと。あとは、ゴールまでのマイルストーンの作り方ですね。
もう一つ大きかったのが、「やれる理由を探す」という、ありきたりに聞こえる言葉の中身です。田中社長は「健全な要求は当然すべきだ」と仰っていて。社長が掲げる目標を達成するために担当者からは「従業員80人の追加採用が必要です」「20億円あればやれます」と、必要なものをはっきり要求する。要求に見合うリソースを確保するのが経営の責任なのかなという風に思いました。
これからの業務にどう活かすか
── 具体的に変えようと思っていることはありますか?
宮崎: 田中社長のお話に、マクロとミクロの両立という話があって。長期的な視点と短期的な目標をどうつなげるか、ということなんですが。志村さんが発信されているものを、マネージャー層から自分たちの部署に落とし込んでいく時に、それがどうインパクトするのか、どう変わっていくからこの数値を達成しなきゃいけないのか、というところまで翻訳して伝えていくことがすごく重要だと思っています。
福島:田中社長のお話の中に、1人で複数の役割をこなせる人材を意識的に育成していく、という考え方があって。仕事の幅を広げられるような業務の設計を意識することが大事だ、というお話でした。AIがさらに発達していく中で、どんなビジネス環境になってもこの会社で活躍できる形を作っていく、ということが今後より重要になっていくと思っていて。業務の振り分けなど、意識的に考えていきたいなと思いました。
宮崎: あと、田中社長が「オリンピックで勝つ人は、勝ち負けにこだわる人じゃなくてベストを尽くせる人だ」と話されていたのも印象的でした。人材育成の根幹になる考え方だなと思います。
次回の合宿に向けて
── もし次回の合宿で1つだけ変えられるとしたら、志村さんへのリクエストはありますか?
福島: そろそろ全員が同じ車に乗って1台で行くのはやめた方がいいと思います(笑)。2台に分けるか、公共交通機関を使うか、次回はご検討お願いします。
宮崎: わかります(笑)。それ以外に不満は何もないですね。本当に面白かったので。
行き先も知らされないまま始まった2日間は、田中社長の講話、現場見学、そしてワークを通じて、それぞれの「未来の輪郭」をすり合わせる時間になったようです。
今後のリーンオンミーの「未来から逆算する」動きに、ぜひご期待ください。
採用情報については、こちら。
未来から逆算して、まだ誰も答えを出していない市場を一緒に作っていく。
少しだけご興味をお持ちいただけましたら、まずは一度お話をさせていただけると嬉しいです。