Laravel Live Japan - 日本初開催のLaravel公式カンファレンス
Laravel Live Japanは、日本で初開催される公式のLaravelコミュニティカンファレンスです。2026年5月26日~27日、東京・立川ステージガーデンで開催。急速に進化を続ける Laravel エコシステムの「今」と「これから」を肌で感じ、熱意のあるコミュニティと繋がろう!
https://laravellive.jp/ja
こんにちは!プロダクト開発部のhartoです!
株式会社Newbeesで「マリッシュ」という恋活・婚活サービスのバックエンドを担当しています。
業務外の活動としては、たまにカンファレンスや勉強会への参加をしていて、特にPHPカンファレンス香川や新潟ではスタッフとしてカンファレンス運営のお手伝いもしています。
今回はLaravel Live Japan 2026に参加してきたので、その模様をお伝えしていきます!
まずは、Laravel Live Japanの運営・スタッフや登壇者の方々、そして一般参加者も含めたすべての参加者の皆さん、お疲れさまでした!
1日目に機材関連でほんの少しだけトラブルがあったようですが、他には特に大きなトラブルもなく、2日間が無事に終わったようで良かったです。
素晴らしい登壇や会場の雰囲気も相まって、とても楽しい時間を過ごせました。
当初は個人のブログかXにでも感想を書くつもりでいたのですが、社内で雑談程度に「今度こういうカンファレンスがあって〜」と話したら、業務として行ってきて良いと言われ、参加費まで貰ってしまったので、せっかくなのでこの場を借りてつらつらと書いていこうと思います。
Laravel Live Japanについて
きっかけ
会場
セッションについて
Making Music with PHP
Keynote: Laravel Updates
楽しかっただけの技術コミュニティが、今の私を作っていた
懇親会
まとめ
Laravel Live JapanはPHPとLaravelに非常に特化したカンファレンスです。
日本では初開催される公式のLaravelコミュニティのカンファレンスで、2026年5月26日(火)~27日(水)の2日間開催されました。
Laravelの作者であるTaylor氏を筆頭に、PHPを使っていれば一度は名前を聞いたことがあるツールや団体の関係者も多く登壇し、平日にもかかわらず約600人が参加した比較的大きめのカンファレンスとなりました。
オープニングで聞いた話によると、42ヶ国からLaravelのArtisansがあの場所に集結していたようで、会場を見渡してみてもおそらく半分程度は海外からの参加者だったように思います。 非常に国際色豊かな空間がとても新鮮で良かったと感じています。
主催者の濱崎さんが自身のブログで語っていたように、日本のPHPコミュニティは非常に活発である反面、グローバルなものはないと言ってもいいぐらいの鎖国状態です。 そんな"Mottainai"状況を改善するための、まさに黒船的なカンファレンスになっていました。
遡ること4ヶ月前、普段通りふらっとPHP勉強会@東京に参加したときのことでした。 本当に素晴らしい偶然でしたが、Laravel Live Japanの主催者である濱崎さんもそのときPHP勉強会に参加されていて、そこで直接お話を聞き今回のLaravel Live Japanの存在を知りました。
技術系のカンファレンスや勉強会は今までもある程度参加したことはありましたが、登壇者の顔ぶれを見て「これはきっとすごく面白いカンファレンスになるだろう」という確信を持っていたと思います。
勉強会やカンファレンスは、また別の更なるカンファレンスを呼ぶもので、一回ループに嵌ると抜け出せないものなのかもしれません。
問題は平日開催というのと、私事ですが最近はわりと出費が多くなるべく節約したいなぁという2点。
出費に関しては早割とグループ割があり、うまく使えば数千円は安くなるとのこと……。 ただ、グループ割を使うべく社内のメンバーに声をかけてはみたのですが、同じチームのエンジニアは全員フルリモートで、遠方に住んでいる人も多く、残念ながら一緒に行ってくれる人はいませんでした(泣)
……と思いきや、その話をきっかけに社内で「費用出してもらえるのでは?業務扱いで行けるのでは?」と話が広がっていき、気がつけばチケットを購入していました。
転職後に初付与されたなけなしの有給2日分を使うつもりでいたので、ありがたい限りです。 今回のカンファレンス風に言うなれば"マジ感謝"でした。
普段自分がよく行くようなカンファレンスよりも箱がすごく大きかったです! 「海外のカンファレンスとかでよく見るやつだ!」みたいに思ってました。
席は休憩時に何回か移動を繰り返していましたが、意外と前のほうの席でも、ちらほら空いていて快適でした。
今回のカンファレンスが他と明確に違うなと感じたのは、やはり海外の方が多かったため、日本と海外を繋ぐギミックが多彩に用意されていたことだと思います。
登壇中には当たり前のようにAIによる同時翻訳の字幕がスクリーンに映し出されているため、自分のように英語をほとんど理解できなくとも登壇の内容を知ることができました。
同時翻訳はyoyo-translateというWebアプリになっており、登壇中以外の会話でも使用することも可能でした。
また、司会の方が登壇の合間に簡単な日本語の紹介をしていて、個人的には「やばい」を解説していたときが面白かったです。
言語に関すること以外にも、LTの終わりの合図に、そこそこな大きさの銅鑼を用意していたり……。
「日本に来たらどのコンビニに行くかを選ばないといけない」だとか、「アクエリアス派とポカリスエット派がいる」のような身近なテーマの紹介があったり……。
さらには、画像のような、好きな日本語を扇子にその場でかっこよく書いてもらえるコーナーまでありました。
そんな日本のさりげない文化が会場に散りばめられていて、このイベントが目指すところである「日本と世界のLaravelコミュニティがつながる」というのをとても体現しているなと感じました。
(翻訳や登壇時のスクリーンレイアウトについては以下のポストがとても分かりやすかったので紹介します。)
まず、このカンファレンスの登壇で会場に一番の衝撃を与えた出来事といえば、そう、みなさんお分かりかと思います。SublimeTextの登場でした。
あの瞬間は会場やXのタイムラインがざわついていた(自分調べ)のをよく覚えています。 Laravelを使うのであればSublimeTextも併せて使いなさいというのがハッキリしたことにとても喜びを感じます。
……という冗談はさておき、2日間を通して面白い登壇が非常に多く、登壇慣れしている人が多いため、途中にデモをおこなう際のスムーズさに思わず感心してしまいました。 どの登壇も省いてしまうには惜しいですが、スペースの都合で3つだけ抜粋して紹介したいと思います。
Marcel Pocio氏によるPHPで音を鳴らそうという内容で、SuperColliderを使用してのデモが印象的な登壇でした。 自分も数年前にOpenALのラッパー関数群を使ってPHPからの音声出力をしてみたことがあり、発想に対して非常に親近感を覚えながら聞いていました。
登壇内容と今回の会場の音響設備がとてもマッチしていて、身体の芯に響くようなサウンドやDJのような演出がすごく面白かったです。 途中で某ゲームのBGMが本当に自然なぐらいコーディングされていたのも良かったですし、ライブコーディングも多くて字幕なしでも楽しめるぐらいに自然と理解できるような登壇で、英語がほとんど分からない自分からしても"体感"できるとても良い内容だったと思います。
ああいった良い意味で変なものを作れるぐらいの発想力と心の余裕は持ち続けたいですね……。
我らがLaravelの作者、Taylor氏による登壇です。 簡単な自己紹介から入り、Laravelの周辺環境であるLaravel BoostとAI SDK、Laravel Cloudのライブデモが主な内容でした。
はじめて知ったのですが、Taylor氏はLaravel開発以前はそもそもPHPを使ったことがなかったとのこと。 PHPで新しくプロダクトを作るのであればまず第一の選択肢として挙がるLaravelが、もしかしたらそのときの選択によっては生まれなかったかもしれないと思うと少し感慨深いですね……。
Laravel BoostはLaravelの開発を手助けするskillsなどをパッケージ化したもので、これは早速取り入れたいと思いました。 Laravelは誰でも簡単に使えるように様々な処理の書き方がサポートされている一方で、その多種多様な使い方が逆にAI出力のコードのブレに繋がっているなというのを感じていたため、その辺りを補完をしてもらえるのはとても助かるなという印象です。
Laravel CloudはLaravelに特化したCloud環境で、DBやオートスケーリングなどの基本的な機能を備えつつも、GUIからのコマンド実行やQueueワーカー操作などを簡単にできるようなUIが揃えられているようでした。 個人的に特に魅力的だったのは、PR作成時に自動でブランチごとの環境がデプロイされるという機能です。ディレクターやテスターのようなローカル環境を持たない非エンジニアが開発に関わっている場合、手元の修正を確認してもらうための環境整備を上手くできた試しがないのですが、その機能があれば万事解決できるように思いました。
ちなみに、後日の参加ありがとうメールにはLaravel Cloudのクーポンも付いていたので、早速使ってみたいと思います。
Tipsの紹介はその辺りでしたが、一番印象的だったのはTaylor氏が思い描いているLaravel像でした。
自己紹介やLaravel Cloud紹介時に度々口にしていましたが、いかに簡単にそして素早く開発ができるかを重視していると語っていました。 Laravelのソースコードや機能群を見れば何となく察することはできますが、改めて本人の口から直接聞けたことに割と感動しています。
それともう一つ、ここからが本題なのですがTaylor氏はSublimeTextを使っていました。 もうそれだけで満足です。
ことみんさんによる技術系のコミュニティの良いところや重要性についての登壇でした。 直接的な技術の話ではないものの、今回の日本と海外をつなぐLaravel Live Japanにおいては非常にマッチしていて、ことみんさんらしさが濃縮された内容でした。
登壇の中で「What is the Tech Community to You?」からのくだりは特に印象に残りました。 私自身はそういったカンファレンスに参加しはじめてまだ日が浅いですが、そのおかげで知り合えた人はとてもたくさんいますし、技術面で相談に乗ってもらい支えになったこともあります。 そんな仕事や利害関係なく誰かと知り合える場というのは、大人になってからなかなかないですが、それができるのがコミュニティの良いところだと思っています。
PHPのカンファレンスには気まぐれで参加していますが、カンファレンスはその主催者によって軸も様々で、それぞれのカンファレンスの特色に注目してみるのもまた一つの楽しみ方だと思っています。 私がスタッフとして毎回参加しているPHPカンファレンス香川では披雲閣という重要文化財が会場で、さらに香川に因んで会場ではうどんが提供されるというとても尖ったカンファレンスです。 登壇でも言及がありましたが「コミュニティは当たり前にあるものではない」というのは本当にその通りだと思っていて、そういった主催者の"人"が見えるカンファレンスやコミュニティの活動は今後も続いてほしいと願うばかりです。
……あ、それと登壇者がセッション前に舞台の上で会場を含めた自撮りをする流れ、本当に好きでした。
体育館のような広々とした場所が会場で、とても楽しかったです! 当然のように寿司も用意されていて"らしさ"を感じました。
はじめて会う人や今まで話したことがない人とも多く知り合え、懇親会が終わるのが惜しいぐらいに、色々な話が聞けて良かったです。 みんながTaylor氏の元に大挙していたので、自分も混ざってツーショットの写真とサインまで貰ってしまいました。 握手もしてもらったので今後は左手を洗いません。
一つだけ、海外の人となかなかコミュニケーションができなかったのが少しだけもったいなかったとも思っていて、もう少し積極的に話しかけにいけるコミュニケーション能力があればと悔やんでます。 そもそも知らない日本人に話しかけるのも躊躇するのに、ましてや海外の人に話しかけるのは成層圏を突破するほどのハードルがあるのが問題ですね……
次回がもしあれば、そのときの目標は"海外の人に自分から話しかけに行く"にしたいと思います。
「英語分からない、どうしよう……」と不安もありつつの参加でしたが、同時翻訳の字幕にも助けられなんとか登壇の内容は理解でき、良い時間と学びが得られました。
おそらく、その日に聞いた登壇内容の多くは「じゃあ明日からシステムを◯◯に移行しよう!」というような即効性のあるものではないはずです。
ただ、何か新しいことに取り組むときの引き出しを増やすことにはとても効果的で、そんな先行投資を楽しくできることがカンファレンスの良さだと思っています。
また、登壇を見る以外に他の参加者との交流の中で思わぬ発見をすることも多いため、参加者へ積極的に話しかけに行くこともカンファレンスを充実したものに変える要素の一つだと思います。 (私は初参加がスタッフとしての参加でしたが、スタッフになると人と話す機会が自然と増え、誰とも話せなくて困るような状況もなくなるので、初めからスタッフ参加をすることもおすすめです)
昨今はリモートワークも普及しており、関東圏以外の在住だと頻繁に東京まで来るのが大変な人も多いのかなと思います。 しかし、PHP関連のカンファレンスは特に地方で開催されることが多く、東京以外に住んでいる人でも参加のハードルは低いはずなので、もし興味がある方はぜひ参加してみてください。