現在の業務内容を教えてください。
主にSalesforceやAWSなどのクラウドを使用した、アプリケーションの開発に携わっています。
具体的には、社内システムのアプリケーションを開発しており、プログラミングなどの実装フェーズだけでなく、要件定義・設計といった上流工程まで担当しています。
当社はネット銀行開業以降、お客さまのシステムを優先的に開発してきた背景があり、業務の生産性向上のために社内システムを改善すべき点が多く存在します。
そのため、社内システムを使用するユーザの悩みごとや要望をヒアリングして、ユーザエクスペリエンス(UX)の高い社内システムを目指し開発しています。
また、お客さま向けシステムの機能についても、ビジネス部門とのコミュニケーションを通して、お客さまのリアルな声や要望をキャッチアップし、より利便性高くご利用いただくために開発を進めています。
当社に入社された理由と入社後どのようなことをされてきたか教えてください。
面接を通じて、「幅の広い能力を持ったエンジニアになれる環境」だと感じて、当社への入社を決めました。
前職では、主にJavaを使用し地方銀行向けのCRM開発を行っていました。
しかし、開発フェーズごとに担当領域が定められ、自分の業務の大半がプログラミングのため、実装フェーズしか経験ができませんでした。もっとシステム開発の上流工程まで携わり、ITシステム全体の理解を深めたいと考え、当社へ転職しました。
入社後は、座学やOJTを含めた半年間の研修期間を経て、フロントチームへ配属されました。
研修期間のOJTを通じて、インフラ・運用・勘定系・フロントなどのさまざまな部署で経験を積み、転職時の想いであったITシステム全体の理解を深められたと感じています。
また、並行してIPA(情報処理技術者試験)の資格やAWS(アマゾン ウェブ サービス)の資格を取得し、入社から10ヶ月で4つの資格を取得しました。
現在は、Salesforce関連業務をしつつ、より高度なシステムを構築できるようにSalesforceとIPAの高度資格の勉強に励んでいます。
当社のエンジニア組織のカルチャーを教えてください。
入社前は、金融機関のエンジニアなので、「生真面目な方が多そう・・」と想像していました。
実際に入社すると印象はガラッと変わり、「銀行なのにこんなにフラットな雰囲気なんだ」というのが第一印象でした。
特に、エンジニア組織を統括している役員が自らフラットな雰囲気作りを進めていて、初めてメールしたときに「○○様」と書いた際には、「フラットな組織にしたいから社内で様付け、お世話になります。はいらないよ」とお話いただきました。
「銀行の役員」なので、勝手に「ドラマのような世界」を想像していたので、そのフラットな雰囲気に衝撃を受けたのを覚えています。
また、初歩的な質問に対しても丁寧に教えてくれるエンジニアが多く、やるべきことは責任をもって取り組み、業務のちょっとした時間などには冗談を話すなど、フラットな雰囲気に働きやすさを感じています。
当社で20代からエンジニアとしてキャリアを積む魅力を教えてください。
当社でのエンジニア経験は、ビジネスを意識したシステム開発ができる「視野の広いエンジニア」に繋がると思います。
例えばSIer(システムインテグレーター)のエンジニアは、一般的にシステムを開発し納品するまでが仕事なので、エンジニアとしての経験が限定されます。
当社は、事業会社として、システムリリース後も適宜アップデートし運用する必要があります。
そのため、商品性の検討~システム開発~運用までの一連のサイクルを経験できる環境にあります。
また、「銀行」としての信用を維持するための「堅牢性」を維持することに加え、ベンチャー企業という側面から「スピードを意識した開発」が求められます。
なので、システムのライフサイクルと品質、スピード、さらに銀行を取り巻くシステム全体(全銀ネットやATMなど)まで
考慮する必要があるので、業務を通じて視野の広いエンジニアになれる点が魅力だと感じます。
今後GMOあおぞらネット銀行で挑戦したいことについて教えてください。
今後挑戦したいことは、現在携わっているSalesforceを使い、よりインパクトのあるシステムの構築をすることです。
当社では、現在「法人口座ナビ」という法人口座開設をオンラインで完結できるシステムがあるのですが、こちらは実はSalesforceで構築されています。
法人の口座開設というと、手間がかかり何日もかかるイメージでしたが、それをシステム一つで、お客さまも当社も工数を減らすことができるというのはエンジニアとして大きなやりがいだと思います。
テクノロジーを重視している銀行のエンジニアとして、私もインパクトの大きな案件に関わっていきたいです。
また、当社は現状のシステム構成はオンプレミスが大部分を占めていますが、今後はクラウド移行の計画もあるので、銀行システムのクラウド移行という魅力的な案件にも携わりたいです。
※掲載内容は取材当時の情報です。