こんにちは!ウスイホームの採用担当です。
今回は、ESで私たちが重視している観点や、通過・不通過を分ける違い、そして実際にあったESの事例をもとにした添削ポイントについてご紹介します。
これを読むことで「どうすれば自分のESがより伝わりやすくなるのか」がイメージできるようになり、不安を解消しながら選考に臨めるはずです。
ウスイホームの書類選考に対するスタンス
まず大前提としてお伝えしたいのは、ウスイホームの書類選考では「完璧な文章力」や「きれいにまとまった志望動機」を求めているわけではないということです。
もちろん、誤字脱字が多い、何を伝えたいのかが不明確といったケースは評価しにくいですが、それ以上に私たちが大切にしているのは、その人の「素直さ」や「成長意欲」、そして
「会社の価値観との相性」です。
不動産業界は「営業」という言葉から数字のプレッシャーやノルマを想像されがちですが、実際にはお客様の人生に寄り添い、信頼を築く仕事です。
そのため、私たちは「この人はお客様に誠実に向き合えるだろうか」「困難に直面しても前向きに挑戦できるだろうか」という点を重視しています。文章が多少ぎこちなくても、自分の言葉で語られた体験や価値観が滲み出ているESに魅力を感じます。
魅力的なESとは?
ー「この一文で決まった」と感じた瞬間
印象に残っているESの中に、アルバイト経験を題材にしたものがありました。内容自体は珍しいものではなく、接客業でクレーム対応をした経験でした。しかし、その学生は、ただ「大変だったが頑張った」と書くのではなく、「クレーム対応を通じて、相手の立場に立って考える大切さを学んだ。この姿勢は住宅という大きな買い物に寄り添う仕事でも必ず活かせると考えている」と記載していました。
この一文を読んだとき、「お客様の目線に立って考える」という営業の本質を理解していると感じました。「どんな経験をしてきたか」よりも、「そこから何を学び、それをどう未来につなげようとしているか」。その視点があるだけで、一気にハイレベルなESになります。
ー通過と不通過を分けるもの
同じテーマでも、書き方によって差が生まれることがあります。
例えば「部活動でキャプテンを務めた」という経験は多くの学生が書くものですが、通過するESは「仲間の強みを活かしながらチームで成果を出した。その中で協働して成果を上げる力を身につけた」といった形で、経験を具体的な力に落とし込んでいます。
一方で、不通過になりやすいESは「キャプテンとして頑張った。大変だったけれどやり切った」とだけ書かれているケースです。
どちらも事実としては正しいのですが、人事が知りたいのは「その経験から何を学び、今後にどう活かせるのか」という部分です。結果や立場を並べるだけでは伝わらず、自分なりに意味づけをした瞬間に初めて説得力が生まれると考えています。
ー 添削事例
実際のESでよく見られる「惜しい例」をご紹介します。
|事例1
■学生の回答(抜粋)
「不動産業界を志望するのは、成長できるからです。」
■添削コメント
「成長したい」という気持ちは素晴らしいですが、抽象的すぎると伝わりません。「どんな成長をしたいのか」「なぜ不動産業界でその成長ができると思うのか」を書くと、説得力が増します。
例)「不動産業界を志望するのは、お客様の人生の大きな節目に関われるからです。そこで得られる責任感と信頼関係が、自分を大きく成長させると感じています。」
|事例2
■学生の回答(抜粋)
「人と話すのが得意なので、不動産営業でも活躍できると思います。」
■添削コメント
こちらも「人と話すのが得意」という表現だけでは抽象的で、再現性が見えません。「具体的にどんな場面で得意なのか」を補足すると、人柄が伝わります。
例)「アルバイトで販売員として、お客様の要望を引き出しながら商品を提案してきました。その経験から、人と話すことで信頼関係を築くことが得意だと感じています。」
ESから見たいこと
ESから知りたいのは、派手な実績や特別な体験ではありません。むしろ、日常の中での経験をどう捉え、そこからどんな学びを得ているのかに注目しています。
例えば「アルバイトでミスをしたが、先輩にアドバイスをもらって改善した」といった経験も立派なエピソードです。そこに「アドバイスを素直に受け入れる姿勢」や「改善に向けて努力した行動」が書かれていれば、十分に評価対象になります。逆に、華やかな経験を書いていても、自慢話に終わってしまうと伝わりにくいものです。
また、会社との価値観の一致も重要です。「なぜ不動産業界なのか」「なぜウスイホームなのか」という問いに対し、自分の軸を持って答えられるかどうか。ここが曖昧なままだと、人事としては「他社でもいいのでは」と感じてしまいます。
必ずしも完璧な理由でなくても構いません。自分なりに考えた言葉で、会社と自分をつなげて書くことが大切です。
最後に
ESは「文章の試験」ではなく、「あなた自身を伝えるためのもの」です。
ネットで調べた定型文ではなく、自分の言葉で語ること。小さな経験でもそこから学んだことを丁寧に伝えること。これが、書類選考を通過するための最大のポイントです。
あなた自身の素直な想いや経験を綴っていただけたら嬉しいです!