Wantedlyで見ていただいてるみなさん。わざわざこのようなところまでご覧いただきありがとうございます。
クリエイティブプロダクション・CAMBR(キャンバー)代表の飯寄(いいより)です。
2024年10月で弊社は五周年を迎え、現在は六期目を日々メンバーと共に邁進しております。
五周年をきっかけに新たなイベント「FRICTION」を会社の自主企画として始めたり、引き続き幅広い領域で一言では説明できない仕事に携わらせてもらったりと、決して派手ではありませんが着実に実績を積み重ねています。
新たな出会いを広げるべく、今回は前回よりもWantedlyを積極的に活用し、「ストーリー」機能なども使いながら、CAMBRのことをより深く知っていただけるよう取り組んでいます。
初回コンテンツは、代表である私、飯寄が初心を忘れないためにも「五年越しの創業エントリー」なるものをコラム的に記録させていただきますので、お付き合いくださいませ。
目次
▼CAMBR創業時、2019年の世の中は……
▼“なんとなく”で働かない、生き方の選択と責任
▼なぜ独立して「起業」を選んだのか。
▼令和元年・CAMBR設立へ
▼25年度、CAMBR求人募集中!
▼CAMBR創業時、2019年の世の中は……
「働き方改革」が2019年4月に施行され、多くの企業で副業なども緩和し、雇用形態や仕事の向き合い方について個人個人が意識し始めた時期。
平成という元号から令和へと変わり、12月31日以外にも「平成→令和」への年越しイベントが行われ、10年代から20年代にも移りゆく、なにか大きな変化が訪れそうな空気感が漂っていました。
“コロナ”というワードもこの時はまだ、ビール以外のなにものでもない世界。
前職を退職してフリーランスとして過ごしていた世の中は、社会的にも副業やパラレルキャリアといった認知も広がり、追い風が吹く環境下で充実した働き方と心地の良い生活がバランスよくできていたことを覚えています。
ではなぜ、フリーランスとして生きていくのではなく、CAMBRという会社の設立に至ったのか。
▼“なんとなく”で働かない、生き方の選択と責任
私が30代前半で会社を辞めてフリーランスになる際に“2年”という期限を決めて、独立という道を踏み出しました。
これはまず、自分のスキルや考え方、経験などが会社に属していなくても社会から必要とされるのか。それらを確かめるための1年。
そして2年目は、それら1年目の成果を元に次のアクションを決めるための時間、と定めていました。
20代。それは、誰しもが社会に解き放たれるであろう世代です。
戦略的に、計画的に、キャリア設計ができればそれに越したことはありませんが、社会に出たての多くは何事にも暗中模索で、がむしゃらに、やみくもに、ただひたすら「仕事をこなす」といった場面も少なくないかと思います。
そういった20代の経験は、社会を生き抜く筋力を蓄える非常に有効な加圧トレーニングになることは間違いありません。
ただ、30代を迎えた自分にとって「心地よさに甘えて無意識に仕事をこなし続けること」は、本質的な生き方とは言えないのではないか、と強く感じていたのです。
30代というのは徐々に、“仕事”とセットで“責任”が自然と問われてくる世代です。
そんな世代の中で独立を選択したことで、「“なんとなく”だけで働かない意識」というものが、自分なりの“社会への責任”としてこの“2年”という期限を決めていたように思えます。
「社会」と「仕事」と「働き方」と「責任」。
フリーランス時代にこれらと真剣に向き合ったことが、CAMBR設立のきっかけとなる意識の一歩目でした。
▼なぜ独立して「起業」を選んだのか。
個人事業主を経験して感じたフリーランスの強みというのは、“責任の半径”を極力小さくすることで、柔軟性や俊敏性が高まるという特徴があると感じました。
一つ一つの仕事に対する責任の重さは働き方で変わることはありません。
しかし、この“責任の半径”はフリーランスとチーム、個人事業主と会社といった形で大きく異なります。
より多くの人が関わることで“責任の半径”は広がり、その面積が大きくなればなるほど大企業で、小さくなればなるほど個人事務所や商店といったように、法人ですら会社ごとの形態はそれぞれで変形します。
“責任の半径”が広がれば必然的に面積や体積も大きくなるので、必然的にその比重を重くさせているのかもしれません。
しかしその分、得られる経験値や付加価値なども比例して大きくなることは間違いないと、様々な働き方を経て確信していたのです。
そしてなによりも、たくさんの人の価値観が混ざり合うことで、自分のみでは導き出せない創造性を生み出すことができる。
それが、“責任の半径”を広げる最大の魅力だと強く感じていました。
独立するまでに得た会社という組織での経験や、フリーランスという働き方と真剣に向き合った結果、「責任の半径を広げ、個人ではできないチームで生み出す“ものづくり”に挑みたい」という衝動を抱いたことが、「起業」を選択した一番の動機となり、CAMBR設立へと繋がっています。
▼令和元年・CAMBR設立へ
とまぁ、ベンチャー起業の代表のようにここまで書かせていただきましたが、なんだかんだ当時はここまでしっかりとした意識はなく「意外とフリーランスでやれちゃったから、起業してみるか!」ぐらいの勢いだったのかもしれません。
創業日においても、「令和元年」という限られた元号の中で設立することの特別感のために、タイミングを合わせていたような気もしています。
ただこれまでを振り返ると、そんな勢いやノリの中にも潜在的に「チームでのものづくりの可能性」を強く想っていたことで、その想いを理解してくれるメンバーが集結してくれたのだと思います。
会社設立時においても「チームでのものづくりの可能性」を意識し、一人で会社を始めるのではなく、少しでも他者を巻き込むために大学の同期であった宮﨑に声をかけてCAMBRをスタートさせました。
飯寄としては、こういった様々な環境での働き方、仕事との向き合い方を経て、今のCAMBRという組織体制や環境構築に力を入れている次第です。
▼25年度、CAMBR求人募集中!
さてさて、今回は「5年越しの創業エントリー」と銘打ち、創業時の飯寄個人の想いを綴らせていただきました。
今後は、CAMBRらしい「クリエイティビティとの向き合い方」や「カルチャーを舞台にした働き方」など、チームメンバーの価値観や想いにもフォーカスしたコンテンツを発信していければと思います。
ぜひ、ご興味を持った方は弊社求人情報なども参考に、お気軽にご連絡いただけると幸いです。