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【メンバーインタビュー:イケイケじゃないところが肌に合う】エンジニア 山中大輔

ホロラボのmixpaceというサービスを牽引するエンジニアの一人、山中大輔。
ほとんどコードを書いたことがなかった山中が、HoloLensに出会い、安定の大企業からホロラボに転職するまでの軌跡を追いました!

ーーさて、、、山中さんは、どうしていつもニコニコしているんですか?
  (インタビュー中のトップ画像の通り、ほんとうにいつもニコやかです。)

え…?何かな…?処世術かな…?w
学生時代は、ドラッグストアでバイトしてたりとか、個別学習形式の塾でバイトしてたりして、割と人と話す機会が多かったから、自然とその場でも笑いを絶やさないことがルーツかもしれません。w

ーーなるほどw
  では、簡単な経歴から教えてもらえますか?

神奈川県横浜市で生まれました。親が転勤族で、東京→京都→東京に行ったりで、栃木県で中学・高校時代を過ごしました。その後に横浜の大学に通うために上京して、そのまま関東で就職して、通信系の大手SIerに入社しました。大学は情報処理系の学部でした。

(写真1:自宅にて奥様が撮った写真。後ろに飾ってあるお子様が描いた絵がほほえましいです。手前に映っているのがHoloLens 2。)

■安定志向の就職。技術ではない仕事の連続。

ーー昔からITなどに興味はあったんですか?

いやぁ、特になかったですね。ゲームばっかりやっていたし。高校時代にホームページを作ったことがあったぐらいかな。

ーー大学は何故、情報系に?

ホームページを作ってたりしていたから興味がないわけでもないし、世間的にITが流行ってるぞ、っていう理由ぐらいですね。

ーー大学ではバリバリとコードを書いて…?

いや、あんまり書いてないですね。w C言語が難しくて、あんまり書きたくなかったですね。w

ーーえ?w
  じゃあ、新卒で就職した会社は何故選んだんですか?

大きいし、安定してそうだな、と。よくある大企業志向というか。俗にいう、安定志向というか。

ーーえ~。w そしたら、志向が今と真逆ですね~。この後のお話が楽しみです。
  前職の大手SIerでは、どんな仕事をしてきたんですか?

最初はセキュリティ系の事業をやっているところに配属されました。最初の2年間はそこでシステム運営オペレーターみたいな仕事をやりましたね。あんまり技術的なことはやった記憶がないです。

ーーなるほど。ここでもまだ技術的なことはしてないんですね。

そうですね。そのあと出向を命じられて、セキュリティ・テスター(Webサイトの脆弱性診断)をやっている子会社があったんで、そこで3年間仕事をしました。

ーーそこでいよいよ技術的な仕事を?

いえ。でも、そこは割とインパクトが大きい3年間でしたね。
前職は本体(親会社)に3万人ぐらい社員がいるんです。でも、子会社は500人ぐらい。その中で更にチームに分かれていて、こじんまりしていたんです。
それに、出向先の人から見ると(自分は)中途採用みたいなもんだから、年次とかが考慮されないというか、割と大きな単位の仕事をやらせてもらったのが、よかったんです。

ーーなるほど、技術うんぬんよりも、仕事の仕方みたいなところでインパクトがあったんですね。

そうですね。でも、出向が終わって本体に戻ると、また若手として仕事のスケールが小さくなるという感じでした。それが転職したいと思うようになったきっかけですね。

ーーそういう経験が転職のきっかけになっていったんですね。
  VR、AR、MRの分野は、どうやって知ったんですか?

出向から戻ってきて、つまんないなーと思いだして、異動希望を出したんです。とにかく他のところに行ってみたくて、スマートグラスをやっている人たちが楽しそうだったので、その部署を希望して、異動しました。
自分の意志で、自分がいる環境を捨てて、外に出たいと言ったのはこれが初めてでした。

ーーここで、いよいよ技術的な仕事を…?

いえ。サービスのプロトタイプをお客さんのところに持って行って、お客さんの実証実験にお付き合いしたりしていてました。サービスは面白いけど、紹介業って感じで、仕事としてはあんまり楽しくなかったですね。

(写真2:2017年7月。右手前が、前職の在職中にホロラボメンバーと一緒にいる山中。山中の後ろにいる3人は現職のホロラボメンバーでもあります。右上に「4年前」とあるのは、CEO 中村がFacebookから「あの頃」としてリマインドされた写真を転用したため。)

「楽しくないな」って考えるのはつらくなった

ーーHoloLensとはどうやって出会ったんですか?

異動した先の仕事の関係もあって、自然とHoloLensのニュースを見たりしていました。日本でも、海外から輸入して使った人がブログを書いていたりして、スゴそうとは思っていましたね。
それで、ある会社の人に体験させてもらう機会があって、面白いかなと思って買ったんです。30万円ちょっとの高いデバイスだけど。

ーー確か、その時点でお子様が2人…。30万円のデバイスを、よく買えましたね?w

うちは、家計や貯蓄計画は全部僕がやってるんで、割と決済額はいかようにもできたんです。w
後は、あの頃は家を買うために割とちゃんと貯金はしていたので、買っちゃっても人生計画には支障はないと思って。w

で、そこから、前職の会社が開いたイベントでホロラボのメンバーとも出会い、Tokyo HoloLens ミートアップとかにも出るようになって、自分でデモアプリを作ったりするようになったんです。

ーーなるほど。興味のある方向に進みながら、プログラミングをするようになっていったんですね。
  デモアプリへの周囲の反応はどうでしたか?

みんな、「面白い、面白い」と言ってましたね。
自分も、少しプログラミングをできるようになっていました。


(写真3:山中が開発したHoloLensのアプリケーションを公開したTwitterの投稿。こちらのリンクから動画が見れます!)

ーー転職はどうやって決めていったんですか?

何社か話は聞いたんだけれど、どうせ転職するなら、デカくて仕組みがあるところよりも、ホロラボみたいに小さくて出来立てホヤホヤのほうが面白いかな、と思ったんです。
それで、中村さん(CEO)に転職できませんか?って話をしました。

ーーとは言え、安定した大企業からの転職は悩みませんでしたか?

揺れ動いていましたね。安定を手放してもいいのかな、と。
でも、最終的には「楽しくないな」って考えるのはつらくなったんです。それで、奥さんも働いているし、なんとかなるなって考えるようになりました。

ーー奥さんからの反対はありませんでしたか?

奥さんは最初はネガティブって感じだったんです。そこで、奥さんに気持ちよく送り出してもらうために、半分演技、半分本心で、思い詰めた感じを出していたら、「そこまで(思い詰めてるん)だったら、いいよ」となりました。w

ーー「嫁ブロック」への対策が秀逸ですね。w
  ホロラボでは、どんな仕事をしてきましたか?

入社当初は、Unity(2D・3Dによって開発できるゲームエンジン)から始まりました。HoloLensを使って機械の修理手順を表示するようなアプリを2件と、未来の車をシミュレートするような開発案件を1件ほど担当しました。
その後に、mixpaceというサービスのWebエンジニアが必要だけれど、社内にいないし、募集も難しいから誰かいないか?という話があって、手を挙げました。
今は、mixpaceチームで、Webのフロントエンド、裏側のWebアプリケーション(APIサーバー)の実装と、CAD・BIMデータを変換するコンバータープログラム、Azureのクラウドインフラの構築を行っています。あとは、実際に動いているシステムのメンテナンスですね。

ーー今までコードをほとんど書いてきてないのに、Unityを経験し、Webエンジニアに転向?!
  どうやって学習したんですか?!

ん~どうやってかぁ。難しいなぁ。経験はなかったんですけど、じゃあ、血のにじむような努力は?って言うと、しなかったなぁ。あとは、そうだなぁ、新しいことを学習するコツっていうのは、前職で教わった気がします。前職はプログラムは書かなかったけど、プロジェクトをどうドライブしていくかっていう指導を受けたんで、学習にも活かせたんじゃないかなとは思いますね。
これは必要だっていうのを見定めて、それを深く掘っていくということですかね。

ーーその学習力、キャッチアップ力がすさまじいですね。

■イケイケじゃない、技術志向の高いホロラボ。

ーーさて、ここからホロラボの話に移りましょう。ホロラボってどういうところがいいですか?

フルリモートは自分のライフスタイルに合ってますね。それまでは、共働きなのに、奥さんに家事も育児も頼っていたんです。フルリモートになってから、子どもの送り迎えとかもできるようになって、奥さんも大分気持ちが楽になって、家庭が円満になった気がします。それはすごく感謝してます。
(※ちなみに、山中はコロナ前は週に1回程度の出社。コロナ後は出社ゼロです。)

ーーコロナが発生する以前から、フルリモートでしたもんね。

あとは、なんか、あんまりイケイケじゃないところが肌に合っていますね。w キラキラしていないというか、はしゃぎすぎていないところというか。イケイケのベンチャーみたいな雰囲気じゃなくて、おっさん臭いところが合ってますね。w
上昇志向がないわけじゃないけど、チョー意識高いわけでもなく、地に足のついた人が多いという感じがします。コミュニケーションでそんなにストレスを感じないっていところもいいですね。

ーー確かに落ち着いた人が多い印象ですね。
  今、Webエンジニアを募集していますが、どんな人に入ってきてほしいですか?

技術的には、Webをやってきて、3Dのアプリケーションに興味がある人に来てほしいですね。逆に3Dをやっていて、Webをやってみたいっていう人もWelcomeです。

あとは、喋りながら進められる人がいいですかね。最近はできるだけコミュニケーションしながら作ることを実践するようにしているんです。ペアプログラミングとかをやってたことがある、やってみたい、人と話すのが苦じゃないっていう人が来てくれると嬉しいなと思います。

ーーずばりホロラボのおすすめポイントは?

技術的好奇心が高い人がいっぱいいるんで、日常的に技術の会話ができますね。今の仕事をする中であんまりそういう会話ができていないって人にはいいと思います。職業エンジニアの集まりが嫌だって人にはオススメですね。

ーーホロラボは「つよつよ」で技術大好きなエンジニア集団という感じがしますよね!
  今日はありがとうございました!

ありがとうございました。


(了)

Webエンジニアのお仕事が気になった方は、募集要項も是非見てみてください。

インタビューアー・文責:人事担当 みやけん(宮崎 健輔)
この記事は2021年7月6日に取材し、後日編集したものです。掲載後も内容に追加・修正などが入ることがあります。

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