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【CloudFit 入社エントリー】22卒!どスタートアップに新卒入社した京大生が就活の挫折を経て辿り着いた可能性

初めまして!近藤大翔と申します。


2022年4月に株式会社CloudFitに新卒社員として入社することになりました。


CloudFitは「ビジョンとテクノロジーの融合」というビジョンの実現を目指し、企業のデジタル化を多面的に支援する会社です。コンサルティング事業を主軸としながら、SaaSの開発やDX人材のアセスメントサービスなど、新規事業も積極的に行っています。


詳細はこちらを御覧ください。

CloudFit | あなたのビジネスに最適なクラウドを株式会社CloudFitはクラウドサービスの選定、業務設計、運用までをワンストップで支援するサービスを提供しています。クラcloudfit.co.jp


この4月で3期目を迎える社員数名のまさに”超ベンチャー”企業です。

コロナ禍に創業したこともあり、まだオフィスがないので両親に心配をかけないように五反田にオフィスがあると嘘をついて東京に引っ越してきました笑 (今年度中にはどこかを借りる予定です)


このnoteでは、CloudFitに入社を決めた理由、入社後の目標などについて書いていきます。


これから就活する人や現在、就活している人にとって、何かの気付きとなれば幸いです。

目次

  1. 自己紹介
  2. これまでのキャリア
  3. 挫折と悩みを繰り返した就活時代
  4. 「なぜ今起業しないのか?」に一言も答えることができず一度目の挫折
  5. 起業を決意するも、弱気になり二度目の挫折
  6. お金稼ぎのために始めた受託開発の楽しさと悩み
  7. ①仕事内容:ビジネスとテクノロジーを両方掛け合わせた仕事で価値を出せること
  8. ②会社風土:ビジョンを神格化せず、多様性を認めてくれる環境であること
  9. ③キャリアプラン:起業や独立に役立つようなスキルを学べ、成長することができること
  10. 入社のきっかけ

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自己紹介

改めて、近藤大翔と申します。

大阪大学の基礎工学部を卒業した後、京都大学大学院の情報学研究科に入学し、無事卒業できました。

ずっと情報系の学部学科に所属しており、大学院での研究テーマは教育ビッグデータの利活用に関する研究を行っていました。

写真は大学院時代に2年間メンター
をしていただいた研究員のRwitoさんとの一枚

学外でも様々な企業で開発のインターンなどを経験しており、まさにプログラミング漬けの6年間でした。

プログラミングの経歴等に関してはこちらの個人ブログに少し書いているので、よければ御覧ください。https://techkondo.com/

就職活動に関しては、昨年の春に一度人材系メガベンチャーの内定を承諾していたのですが、その内定を辞退し、今年の4月にCloudFitに新卒入社することにしました。


これまでのキャリア

挫折と悩みを繰り返した就活時代

これまでの経験をモチベーショングラフの形で表現してみました。


まずサマーインターンを始めた修士一年の夏から一回目の内定承諾をする修士二年の春までです。

修士一年の夏休みまでは、超有名メガベンチャー企業で開発インターンを行ういわゆる就活エリートでした。

順風満帆な就活生ライフを送っていた僕でしたが、そこからあることをきっかけに挫折を繰り返していくようになります。

「なぜ今起業しないのか?」に一言も答えることができず一度目の挫折



秋頃になり、就活を本格的に始めます。


最初は順調で、キャリアプランも固まりうまくいきそうだなと手応えを感じていました。しかし、あるベンチャー企業との面談を経てキャリアプランをボコボコにされます


当時のキャリアプランは、入社後5年ほどで独立してスタートアップを興そうと思っており、そのために必要なスキル等を就職し学ぶといった方向性のものでした。


エンジニア志望だったので、エンジニア⇨PdM⇨独立・起業 という形です。
しかし、目的達成のための解像度がかなり低く、なんとなくキャリアプランを考えていました。面談ではそこを突かれ、

「なぜ最初にエンジニアを志望しているのか」
「その目的を達成するためになぜ弊社の面談に参加しているのか」

などに関して厳しい指摘をたくさんいただきました。

極め付けは「なぜ今起業しないのか」という質問でした。


当時の僕には就職せず起業をするという選択肢が全くなく、一言も答えることができませんでした。

面談終了後、自分のあまりの思慮の浅さ、言っていることとやっていることの乖離に絶望しました。これが一度目の挫折です。

自分の言行不一致を克服するため、就活を中止し起業することにします。


起業を決意するも、弱気になり二度目の挫折

まずはアクセラレータプログラムに参加し、プロダクト検証を始めました。


三ヶ月ほどのプログラムで35人以上の方にヒアリングを行うなどして事業課題を明確にしていきました。


店舗にヒアリングしに突撃してみたり、知らない人にTwitterでDM送ってみたりと初めての経験が多く新鮮でした。


アクセラレータプログラムでは賞を受賞するなど、起業に向けての努力は継続して行えていました。

しかし、転機となったのがプロダクトの概要が決まり出した時に出場したピッチ大会です。


このピッチ大会は起業家志望の学生が集まってプレゼンするというものでした。

そこで、他の参加者の熱量にひるみました。彼らは、事業の可能性、事業を通して成し遂げたい夢を本気で信じて語っているように僕には見えました。


彼らと比較して、自分はそこまでやろうとしていることに覚悟と信念を持てているだろうか?そんなことを考えるようになりました。


ちょうど就活を再開するかどうかをジャッジするタイミングだったこともあり、考え方が弱気になり起業を断念して就活を再開することにしました。
これが二回目の挫折です。

就活はある程度満足に行え、人材系のメガベンチャーに内定承諾することにしました。

お金稼ぎのために始めた受託開発の楽しさと悩み

内定を承諾した後は起業を諦めてしまった自分の心の弱さに悩みました。

志を立てて決意した起業を断念した経験から、ビジョンに命を懸けることのできない自分に気づき、イーロン・マスクのようなビジョナリーな人間になれないことに劣等感を持つようになりました。

志を掲げ夢に向かって事業を興すことはできませんでしたが、なにか自分にできることはないかと考え受託開発の案件を受けお金を稼ぐようになりました。

幸い運が味方し、一人で生きていくくらいは稼げるようになりました。
お金稼ぎのために始めた受託開発でしたが、やってみると非常に楽しかったです。


・新しい技術をどんどんキャッチアップしていって価値を生み出すこと
・自分の裁量で動くこと
・クライアントの方の喜んでもらう姿をみること
などにすごくはまりました。

内定先は規模の大きい人材系の事業会社であり、Web技術的には後進の会社でした。就職すると受託開発で感じた楽しさを得ることは難しく、内定先にあまり魅力を感じなくなっていきました。

そのため、就職せずにこのまま受託開発を個人で続け、いずれは独立しようかと考えていました。しかし、次第に成長スピードの観点で不安を感じ悩むようになりました。


個人で受けられる案件規模は小さいか、プロジェクトの一部分しか担当させてもらえないことも多く、自分の成長スピードが鈍化するのではないかと考えるようになりました。


そのため、改めて自分が得たいことを見つめ直し、就活を再開することにしました。

その中で就活の軸を①仕事内容、②会社風土、③キャリアプランの3つの観点で明確にしました。

①仕事内容:ビジネスとテクノロジーを両方掛け合わせた仕事で価値を出せること


メガベンチャーでのエンジニアとしての開発経験や、受託開発経験から作ったプロダクトを実際に利用してもらうこと、売れるようなプロダクトを作ることの難しさと面白さを知りました。


また起業するためのプロダクト検証においては、学生時代からずっと取り組んできたプログラミングをビジネス視点でみることの面白さを知りました。


そのため就活においては、ビジネスとテクノロジー両方に携わることができる企業を探すようになりました。

②会社風土:ビジョンを神格化せず、多様性を認めてくれる環境であること


2つ目の就活の軸は、ビジョンの実現を軸としつつも個人の多様性を認めてくれる所で働くことです。一度就活を中止し起業を志したときは、ビジョンだけで奮起し起業しようと決めたのですが、途中で自分に自信がなくなり怖くなり諦めてしまいました。


この経験から、自分の信じていたビジョンを途中で投げてしまったという挫折感が心に強く残っていました。そのためスタートアップではよくある「ビジョンの実現に命を懸ける」ような価値観に苦手意識を感じるようになりました。


なのでビジョンの方向性に共感することは前提としつつも、自分の挫折感による「卑屈さ」を認めてくれたり受け入れてくれたりするような環境を探していました。


もちろん卑屈な人しかいない職場は僕も嫌なので、同じような人が集まっているという意味ではなく、多様性を認めるような懐の広さがある職場を探していました。

③キャリアプラン:起業や独立に役立つようなスキルを学べ、成長することができること


個人事業主的に携われる案件は個人で行う仕事が多く、大規模なプロジェクトやプロジェクトの最初から最後まで携わることのできる経験を得ることが難しいと感じていました。


これらの仕事の経験のみではできることに制限があり、自分の成長の限界を決めてしまうのではないか?そう考えるようになりました。


そのため、独立や起業に関連した経験を積みつつ、より規模感の大きい仕事に携わることができる環境で仕事がしたいと考え初めたことが就活を再開した理由でもあり、これが3つ目の就活の軸となりました。


これら3つの軸を満たすような企業はなかなかなく、どうしようかと悩んでいるときに、CloudFitの代表である瀬沼さんと偶然出会いました


瀬沼さんとは、Meetyというカジュアル面談ツールで知り合ったのがきっかけでした。DX Scores という取り組みに関して興味があり、話を聞こうと思い連絡しました。

確かこのMeetyだったと思います。

話題のDX人材スキルレポート&DX Scoresについて話します!瀬沼 裕樹さんと「話題のDX人材スキルレポート&DX Scoresについて話します!」について話しませんか?meety.net


そんなきっかけで知り合い、業務委託の形で開発業務に携わることになりました。

話していく中で、求めている環境がCloudFitで働くことで手に入れることができると確信するようになりました。そして修士二年の12月頃に入社したいと伝え、入社させていただくことになりました。


入社のきっかけ


CloudFitに入社を決めた理由は、①業務内容、②カルチャー、③事業フェーズの3つです。

①業務内容:器用貧乏が求められる?ビジネスとテクノロジーの融合への挑戦


ビジネスとテクノロジー両方に携わりたい。どちらもやりたいとなった場合に必ず問題になるのが「器用貧乏」の問題です。


なんでも少しずつできる人は、極めている人と比較して一つの分野で価値を出すことが難しくなります。


学生時代に働いていたベンチャー企業の社長からは、「器用貧乏になるな」と口を酸っぱくして言われていて、「そうだよな。。。」と落ち込んでいました。


ビジネスとエンジニアリングを両方やりたいが、器用貧乏になってしまう。。。そんな器用貧乏の観点も就活に関して悩むポイントになっていました。

しかし、これらの問題を解決してくれたのがCloudFitでした。
CloudFit代表の瀬沼さんと初めて会った際に、この話をしたところ、


「むしろ器用貧乏の方がウチでは活躍できる」

と言われ、すごく驚いたのを覚えています。

CloudFitが取り組んでいるのが、
「クラウドサービスをいかにビジネスで上手に活用するか」
というテーマです。


システムを導入すれば全てうまく行くわけではなく、システム中心の業務フローを設計したり、システムの機能を最大限に活用できるよう他のサービスとの連携などを行う必要があります。


一方、この領域をリードできる人材やノウハウが非常に不足しており、CloudFitはこの負を解決しようとしていました。


このような背景から、
・多くのプロダクト、テクノロジーに精通する必要がある
・ビジネスを俯瞰し、最適なテクノロジーを連携させる
ことが必要となるので、「器用貧乏」さが求められる会社であるということを説明されました。


詳細はこちらをご覧ください

ビジネスとテクノロジーの融合を目指して | CloudFit 創業エントリ | CloudFit



これまでどちらかを選ばなければならないという意識でいたのですが、この話を聞いて、「器用貧乏の方が良いのか!!!」とめちゃめちゃテンション上がりました。


これまで20社は検討していましたが、ここまで明確にビジネスとテクノロジー両方できると言われた企業はなかったため、非常に大きな決断理由となりました。

入社して、業務に参加していますが、
・複数のSaaSをバンドルする自社SaaSの開発業務
・在庫状況と顧客データを連動して分析する実証実験でのデータ分析業務
・OMOを絡めたECリプレイス案件でのコンサルタントのサポート業務
など、テクノロジーとビジネスを横断して色々仕事をさせていただいています!

②カルチャー:良い意味でベンチャーっぽくない落ち着いた雰囲気

起業を断念した時に、自分の志を曲げてしまった劣等感を持っており、スタートアップ、ベンチャーで多いビジョンの実現に熱い組織に対して苦手意識を持っていました。


そのようなマインドを持つ僕にとって、カルチャー的な観点でも、CloudFitは魅力的でした。

組織の平均年齢が30代前半とITベンチャーの中では比較的高く、他社でしっかりと経験を積んだ上でCloudFitにジョインしているので、
ビジョン以外の面でも成熟した考え方をもつ方が多く、ビジョンの実現という動機で動けない自分でも、居心地が非常に良かったです。


さらに、チームひとりひとりが高いプロフェッショナル意識を持っており、当事者意識を持って仕事を行う必要があるところも、一つ一つ成果を積み上げていきたい自分の方向性とマッチしていました。


そのため、ビジョン的な観点がまだ持てず、やりたいことが今は見つからないが、とにかく自分のできることを増やし、可能性を広げていきたい人にはこれ以上無い環境であると感じています。

③事業フェーズ:事業規模と比較した組織規模の小ささ

事業フェーズという軸で切り取った場合に、CloudFitの魅力として
・超ベンチャーなので会社の中核で働くことができる
・ベンチャーではなかなか経験することのできない規模の大きな案件にも携わることのできる

点が魅力的でした。


起業や独立を考えているため、初期フェーズの企業で働くことができるのは、実務以外にも、資金面、人材面など、様々な観点で学びになる機会が多いと思いました。


会社のカルチャー的にも、オーナーシップは非常に重視されており、会社に縛られるような風土ではないため、今後も独立意欲、スキルを伸ばしたい社員が多く入社してきてくれるのではないかと思います。


CloudFitが他のベンチャーと比較して特徴的なのは、名だたる大手企業との取引がある点です。


コーポレートサイトを見ていただければ、必ず見たことのある企業名が取引先で並んでいるのが分かると思います。ベンチャーでは規模の小さい企業とやりとりすることがどうしても多くなってしまうと思いますが、規模の大きな案件に携われる点も非常に魅力的でした。

このような理由で、入社するに至りました。
CloudFitを知ったのが修士二年の11月頃だったと思うので、
本当にいいタイミングだったなと思います。

CloudFitでやること・やりたいこと

これからの目標を簡単に述べておきます。
まず、小売・EC領域に特化し、Shopifyを用いたデータ活用、ソリューションアーキテクトの分野で日本一になります。


人材・教育・営業支援など、選択肢はかなり多かったのですが、小売・EC領域に注力することにしました。特にデータ活用・ソリューションアーキテクトの観点で業務に携わり、ビジネスとテクノロジーの融合を目指していきます!


そして、CloudFitを技術的な観点でリードするような存在になることも宣言しておきます。技術的な観点では、貢献できることが多いと思っており、今の業務に縛られず、広い観点で最適な技術をキャッチアップ・実装してCloudFitを盛り上げていきたいです!

未来のメンバーへひとこと

長くなりましたがが、僕の就活の話は以上になります。
これから就活される方の何かの参考になれば幸いです。


新卒で入社する会社は人生で1社だけですが、キャリアは予想外の出会いと偶然によって切り開かれていくと思うので、みなさんが一番ワクワクできる選択ができることを願っております!

また、CloudFitは23卒以降の新卒を絶賛募集しています。
この記事を読んで興味が湧いた方は、是非一度カジュアル面談しましょう!

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