What we do
私たち株式会社エンベデッドテクノロジーは、マイクロコンピューターボードおよび周辺ボードの設計、製造、販売を行っている会社です。創業20年以上の実績を活かした技術力で、近年は気球観測、観測ロケット、衛星、ISSに搭載される電子機器を設計製造しています。
■事業内容■
制御機器等の自社製品の開発と、宇宙関連機器の電子回路受託開発を行っています。
・宇宙用電子機器の製造
1.気球実験
気球は、人工衛星や観測ロケットと並ぶ、科学観測と宇宙工学実験のための飛翔体です。
大気球に搭載される電子制御機器を製作しております。
2.観測ロケット
観測ロケットは衛星打ち上げ用のロケットとは異なり、ロケット自身が宇宙空間を飛びながら
落下するまでの間に観測を行なうものです。
観測ロケットに搭載される実験用機器の電源回路、電子回路の製作を行なっております。
3.国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーションで使用される電子機器及び電源装置を作っております。
4.超小型衛星EGGの電子回路部やイリジウム通信制御ボード等の製作
東京大学、日本大学、JAXAが中心となった共同チームが開発した超小型衛星EGGに、私たちの技術が採用されています。
超小型衛星EGGは、宇宙と地球・惑星の間を頻繁に行き来するための、次世代宇宙輸送機に関する新しい技術を実証するための衛星でした。
2017年1月に国際宇宙ステーションから放出され、いくつかの技術実証試験を実施した後に、2017年5月に地球大気圏に突入し、無事、その役割を終えました。
・ラズベリーパイ用拡張ボード等各種ボードの開発、製造
プログラミング教育用に開発された学習用CPUボード「ラズベリーパイ」。その操作性の高さから、徐々に性能がアップグレードし、現在は各種産業でも使用されているラズベリーパイの専用拡張ボードを自社製品として製造しています。その他にも、ARM搭載ボードやイリジウム端末専用ボード、USBボード等各種製品を製造しています。
また、クライアントのニーズに合わせて基盤のカスタマイズ提供や製作のアドバイス、製品の研究開発に関するお手伝いもしています。
Why we do
■技術に特化しニーズに応える■
株式会社エンベデッドテクノロジーは、1995年に創業し、20年以上の歴史を誇ります。
代表はエンジニアの長橋正昭、専務はその息子であり同じくエンジニアの長橋高志が勤める、家族経営の会社です。
私たちは、これまで大々的に広告を打ち出したり、メディアに出演したりと、世間にアピールしていくような活動はそれほど行って参りませんでしたが、目の前の仕事を丁寧に行い、愚直に技術を磨きながら、クライアントのニーズに応えて行く事で発展を遂げてまいりました。
■本格化する宇宙実験と宇宙事業■
・本格化する宇宙事業の民生開発にむけて
宇宙事業は、これまでは国の主導で進められてきましたが、近年、民間での航空宇宙事業が活発になってきています。今後は弊社の長年の経験や技術力が活かせる機会は増えていくことが考えられます。宇宙開発に本格的に携わっていくうえで、人員を拡大し、フィジカル面での強化を図り、効率アップと技術力、パフォーマンスの向上に努めていきます。
How we do
■働く環境■
オフィスは大阪府東大阪市・近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩8分。基本的には出社していただきますが、PCがあれば出来る業務なのでテレワークも相談可能です。
現在働いているメンバーは代表と専務がエンジニア、その他の方は半田付け、梱包、ケーブル等を製造する業務に就いています。作業数は1注文につき1~20台。制御機器ということもあり大量注文は受けず、少人数でも対応できる生産体制です。
社内は、コミュニケーションが活発に行われている、馴染みやすい雰囲気です。完全週休2日制で、夏季休暇・GWなどもしっかり休み、充実した働き方を実現しています。
■やりたくてもなかなかできない「夢」の仕事を■
多くのエンジニアにとっては、憧れの航空宇宙事業。国家プロジェクトである衛星開発に、私たちのような小さな会社が携わっていると言うと驚かれる人もいます。私共は20年近く以前からJAXA様と協力し様々な実験機器の電子回路製作に携わってまりました。
宇宙という極めて特殊な環境で正確に動作させるために、JAXAの皆様方から貴重な知識とサポートを頂きました。
これからも更に技術力を高めて、入社される皆様の力を借りながら宇宙事業をもっと広げて参りたいと思っております。