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未来の医療を実現する、医療機器スタートアップで看護師が働く理由【社員インタビュー】

AMI株式会社は、超聴診器を開発するスタートアップです。

今回は、看護師の資格を持ちながらAMIではメディカルリサーチャーとして働く小城弘美さんに仕事の面白さや魅力、AMIにジョインした理由や今後やりたいことなどをインタビューしました!

仕事の話の前に、趣味の話をしましょう

インタビューを始めますが、まずはアイスブレイクということで、小城さんの趣味や休日の過ごし方を教えてください

中国の民間療法で使われてきた「カッサ」という道具と、ハンドでのヘッドマッサージが特技です。今年は新型コロナウィルス感染症の拡大による影響でお客様が減っていますが、普段はイベントなどで施術をしています。

現代人は、長時間のパソコンやスマホの使用により目を酷使しているので、頭皮がガチガチになっている人が多いです。私が提供するヘッドマッサージは20分程度の施術でして、お客様から高い評価を受けることもあります。ヘッドスパの某有名店に通っていたお客様から、「世界が明るく見える、熟睡できる」と太鼓判をいただいたこともあります。

私も小城さんのヘッドマッサージ受けたいです!

看護師のキャリアを通じて感じた医療の課題

それでは本題に…小城さんが看護師を目指すきっかけを教えてください。

私の母が看護師で、仕事場である病院によく連れられて行っていました。母が患者さんと楽しそうに話している姿が白衣の天使に見えていた私は、母親の影響で白衣の天使への憧れを持ち、看護師を目指しました。

お母さまの影響だったのですね。看護師として病院で働いていたときのことを教えてもらってもいいですか?

様々な病院を経験していますが、循環器病棟やICUに配置されることが多かったこともあり、循環器疾患への看護を好んできました。グループ病院にて、拡張型心筋症の治療法の一つである左室縮小形成術(バチスタ手術)の術後管理チームの応援要請があった時には、すぐに手を上げたこともありました!心臓の奥深さに興味があったのです。

拡張型心筋症という根本的な治療法がない疾患を持つ患者さんへの希望として、手術を成功させ保険適応するためにチーム一丸となって取り組みました。「治療できるかもしれない」と希望を持つ患者さんを心身ともに応援する中で、患者さんや家族の「気持ち」のありようは、その後の経過にも影響することを実感しました。

また、鹿児島県奄美の徳之島、喜界島、沖永良部島では離島医療を経験しました。病棟が1つだけの病院で、新生児から100歳の患者の看護を行ったことや、人数が少なかったため事務員さんも駆り出されていたことなど、大変なこともありましたがとてもユニークな経験が出来たと思います。

看護師として様々な経験をするなかで、看護師をやめようと思った理由は何だったのでしょうか

循環器疾患は生活習慣と密接に関わることもあるため、病院での治療だけでは対応できないケースが存在します。また、急性期では緊急に対応しないと亡くなってしまうこともあります。循環器疾患と長く付き合う中で、病気になってから対応することでは遅すぎる事例を目の当たりにするにつれて、医療の限界を感じることが増えてきました。

病気になってからではなく、病気にならないように関わる看護師でありたい。看護師としてではなく、医療から離れたとしても、人々が病気にならないような取り組みに携わりたいと思うようになり、病院を退職することにしました。


閑話休題:「人」に関わることが好き

病院を退職したあとは、どのように過ごしていましたか?

AMIにジョインするのは、病院を退職してから少し先のことでした(笑)

夜勤のある不規則な生活を長年していたためか、規則的な生活に慣れないこともあり、半年間は自分のための期間になりました。社会復帰への第一歩は、障害者の就労支援事業所での支援員でした。会社組織などに馴染めず居場所がない人達が外に出るきっかけとなる場所で、作業をすることで工賃が出ます。

その作業を見つけることも支援員の仕事になるのですが、「今ある作業だけでいい」という消極的な事業所の方針が私には合わず、そこは辞めてしまいました。ただ、就労支援という形の仕事は好きなので、別の施設で看護師として週に1回今でも働いています。

また、不定期ですがアロマを使ったクラフトワークといったワークショップを、知人と一緒に企画実施しています。このワークショップには、自分自身を承認できるようになり、他人に振り回されない生き方をして欲しいという願いを込めています。

今も様々な活動をされていますよね。それはなぜですか?

看護師生活が長かったせいか、「人」に関わることが好きなんでしょうね。

集中治療室や救急病棟では、色々な機械に繋がれた患者さんへのケアはもちろん大事ですが、面会に来られる家族との繋がりを保てるような援助を意識していました。

面会に来ても声をかけていいのか戸惑う家族に、一緒に手浴をしていい香りのする患者さんの手を握ってもらい、患者さんも家族もとてもリラックスする様子をみるのが好きでした。

AMIにジョインするきっかけ

では、次にAMIとの出会いをうかがってもよろしいでしょうか?

就労支援施設でもやもやしている時にFacebookに広告として流れてきたWantedlyの募集記事がきっかけです。Wantedlyを眺めていたところ、偶然、AMIという会社を見つけてしまいました。まずAMIというネーミングに非常に興味をもちました。医療におけるAMIという言葉は、急性心筋梗塞の略語です。そんな会社名の代表がまさかの循環器内科医・・・しかも聴診器を開発している・・・なんておかしな会社なのか、というのが第一印象です。

それで会って話を聞いてみたくなったと

Wantedlyを通じてコンタクトをとって面談を行い、次に代表と面談することになりました。代表との面談のなかで、AMIのミッションやビジョン、開発している超聴診器の実現する医療革新など、とても共感することが多かったのですが、自分にできることはいったい何だろう?となりました。

看護師としてしか働いてこなかったので、社会常識が欠如しているのは自覚してましたから。。。代表からは、まずは週末のオフィスの留守番はいかが?と提案されて、それならできる!となりました。

あの頃は鹿児島オフィスも出来たばかりでしたもんね!

そうですね、週末の留守番要員としては完璧な仕事をしたと思っています(笑)現在は平日の仕事が増えて、会社が向かっている所に関わりはじめました。

現在はどのような業務が主ですか?

超聴診器を作るための実験と検証、臨床研究が主な業務です。また、クラウド健進事業では、現場で看護師としての資格を生かしながら活動しています。

AMIにおける役割

ありがとうございます。では、AMIに入ってみてどうですか?

前例や正解のないことばかりで手探りで進むなか、学校で習った勉強は必要なことだったんだな、と実感しています。実験結果を読み解くのに物理や数学など基礎的な知識が不足していて、とても苦労しています。幸い周りは基礎から応用まで自在に思考できる人達ばかりなので、難しい部分は全てそちらにお任せできます。読み解いてもらった結果から次の展開を見つけて実施することが私の仕事かな、と。

確かにAMIのメンバーは医療から工学、他にも色々な専門家集団の集まりですもんね。私も小城さんにたくさん助けてもらっています。お互いにカバーできて高め合える関係性っていいですよね!

事業開発にも取り組んでいます

自分のできる部分といえば小城さんはビジネスの勉強もされていますよね?

はい。遠隔医療を広く進めるためにビジネスの考え方も勉強させてもらっています。鹿児島市のヘルスケア産業創出事業やスタートアップの研修に参加させてもらい課題を進める時に、ビジネスとしての考え方やプレゼンのストーリー作りなど、エキスパートばかりでとても贅沢な環境にいることを実感しています。

全てのことが未経験のことなのですが、安心して仕事ができます。

急激な医療革新の実現に向けて

では、最後の質問になります!これからの展望についてどうでしょうか?

日本全国どこにいても遠隔医療が受けられることで、山間部や離島に住む人達が安心して毎日を過ごせるようにしたい。そのための仕組みを確立させたい。あわよくば世界の隅々にまで「誰かに相談できる安心感」を届けたい。ですかね!

ありがとうございました!誰もがどこにいても質の高い医療を受けられる世界を実現する、ですね!
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